2009年 04月 20日
使えない新人は教育が悪い
ほぼ毎日のように牛丼チェーン店に行く。
牛丼チェーンはマクドナルドなどと同じ、
料理が出てくる早さもサービスのうちの1つだ。

ところが入りたてのバイトにあたり、
ちんたら対応していると、
瞬く間に店にいる客の雰囲気が悪くなる。

注文をとりにこない。
水がない。
味噌汁が出てこない・・・。
観客の殺気が充満している店に、
時々あたることがある。

よく行く店でこのような光景に出会うのは、
夜ピーク時に入っている60歳過ぎのおっさんバイトと、
昼ピーク時に入っている若い兄ちゃんバイトだ。
あまりの使えなさに、
時折、我慢ならない客から罵声にも近い声がとぶ。
しかし本人たちはなぜ怒鳴られているのかすらわからないだろう。

私が思うに、悪いのは使えないバイトじゃない。
彼らにきちんと仕事を教えない上司なり社員が悪いのだ。

私は学生時代にマクドナルドで4年間アルバイトしていたので、
客が最優先であり、スピーディーな対応は叩き込まれてきた。
私だってはじめアルバイトした時はそんなに素早い対応はできない。
客が並んでいるのに、レジも打たずに、
平然と掃除をしていたこともある。

しかしそれは間違っている。
何より客を待たせてはいけない。
そういうことを教えてくれる人がいた。
それを何度も何度も言われ続けるうちに、
この仕事で何を最優先にすべきなのか、
体に叩き込まれていく。

だから自然と体が動くようになり、
自分がマネージャーになったら、
客をほったらかしにして、
自分の仕事にいそしむバイトを注意する。
こうやって店のスタッフの対応が成り立っていく。

ところがそういう教育がない店は、
いつまでたってもできないままだ。
教えてくれる上司や社員、バイトの先輩がいないから、
客がなぜ怒っているのか理解できない。
それは使えないバイトのせいじゃなく、
教えない店側が悪いのだ。

だから本来なら、ちんたら対応しているバイトに
罵声を浴びせるんじゃなく、
もし怒りたいのなら、
バイト初心者にきちんと仕事を教えない責任者を叱るべきだろう。
ちんたら対応している慣れないアルバイトを、
きちんと指導せず、自分が仕事ができるからといって、
知らんぷりしている他のバイトや社員などをよく見かけることがある。

牛丼チェーンに限らず、どんな仕事でもそうだと思うんだけど、
何事も教育が大事だと思う。
当たり前の話だけど、
みんな誰もがはじめから仕事ができるわけじゃない。
はじめはみんな慣れない新人で、
時には仕事を失敗することもあるし、
対応が不十分なことももちろんあるはずだ。

しかしそれをきちんと注意し、
仕事ができるよう教育体制が整っている店なのか企業なのか。
それが何より大事だと思う。

この時期、新入社員にあたってしまい、
慣れない対応に不満を覚える人もいるかもしれないが、
目の前の新入社員だけでなく、
それを注意しない先輩社員を注意しないことには、
その店やその企業は、
延々、同じ愚を繰り返すだけだと思う。

逆に自分が新入社員や新入バイトではなく、
仕事のキャリアがある人ならば、
慣れない新人をきちんと教育してあげることが、
大事な仕事のひとつだという意識が重要だと思う。

不況だからといって人員削減で、
ろくに教育する時間を惜しんだりすると、
結果、客がどんどん離れていき、
売上が落ちていくことになってしまう。

教育で人は変われる。
その人の能力のなさを指摘するのではなく、
きちんと能力を伸ばしてあげる教育が、
何よりも重要だと私は思う。


by kasakoblog | 2009-04-20 16:35 | 一般


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