2009年 04月 21日
日本に蔓延するエコごっこ
金融危機が起きた際、次のバブルは環境バブルだと称したが、
環境やエコにかこつけた、
政府や企業の大嘘つきエコのもと、
エコ消費に騙される国民が多いのではないかと心配している。

3年連続省エネ大賞を受賞した日立の冷蔵庫が、
不当表示で排除命令が出た。
リサイクルの樹脂材料を使用したことで、
CO2排出量を約50%削減したと宣伝しながら、
実際にはほとんどリサイクル樹脂材料を使っていなかった。

省エネ大賞は西松建設献金疑惑の二階が大臣の、
経済産業省がお墨付きを出したもので、
省エネ大賞を選んでいるのは、
官僚の天下りのために作られた、
財団法人「省エネルギーセンター」が認定したものだ。

なんでも省エネ大賞はメーカーのパンフレットを集めて、
それで勝手に決めているという。
ちゃんと省エネかどうか、
実証することもなく、
メーカーの宣伝文句をもとに決めているのだ。

こうした天下り団体のいい加減なお墨付きを、
鵜呑みで信用してしまい買ってしまう消費者。
この不当表示の冷蔵庫は半年間で15万台も売れているという。

でもCO2排出量削減が嘘でも、
肝心の消費電力が省エネならいいんじゃない?
という反論もあるだろう。

しかし昨日、テレビ東京のワールドビジネスサテライトで、
興味深い特集をしていた。
省エネ家電は本当にエコなのか?というものだ。

たとえば省エネ家電クーラーで、
電気代が数万円浮くには、
1日18時間使用しないとダメで、
1日3時間ぐらいしか使わないと、
数千円しかメリットがないという。

省エネ家電を購入したところで、
そのエコ効果を享受するには10年以上もかかり、
省エネ家電にわざわざ買い換えることと、
今の家電を大事に使うことが、
どちらが本当の「エコ」なのかは、
微妙なところなのだ。

それをあたかも省エネ家電やエコカー買えば、
環境にいいと思い込まされ、
そんな馬鹿げたエコごっこを、
景気対策の目玉にすえた麻生自民・公明政権のいかさまぶり。

この省エネ家電やエコカー買い替え制度で、
買い控えが深刻化しているというが、
こんな単発の景気対策ならば、
別に今が買い控えじゃなくても、
制度がはじまったところで、
みんな買い換えてしまえば、
それで消費は終わってしまう、
一度限りの税金ムダ遣いにしか過ぎないことが、
簡単にわかる。

別に今、買い控えで売れなくて困るというが、
みんな買い換えたら、あと5~6年は、
みんな家電も車も買わなくなる可能性があり、
単なる消費の先取りであって、
経済力を立て直す対策ではないことは明らかだ。

その財源に将来の消費税増税が使われるわけだから、
ほんとどうしようもない。
そんなムダ遣いしている暇あったら、
他に使うべき使途があるだろう。
もしくは使わずに莫大な借金返済に回すべきだろう、
というのが筋なのに、
1万2000円程度のバラマキには騙されなくても、
省エネ家電やエコカー買い替えには騙されて、
麻生自民・公明政権の支持率が上がってしまう、
バカな国民がいる。

いつまでエコごっこやってる気だ?

しかもこの麻生自民・公明政権がやろうとしている、
「エコポイント」なる制度は、
わざわざエコポイント制度を作ることで、
また天下り官僚を儲けさせようという、
無駄の無駄の無駄な政策なのだ。

仮に省エネ家電に買い換えたら5%還元するというなら、
わざわざ金のかかるポイント制度を新設するより、
消費税5%を無料にすればいいじゃないか。
それだったら販売店がレジ操作すればそれで済む。

なぜそれをやらないかといったら、
官僚が儲からないから。
つまり国民のためとか景気のためとか、
エコのためなんかじゃなく、
政治家とつるんだ官僚がいかに儲かる制度をつくるか、
そのための「景気対策」に過ぎない。

省エネ家電自体の表示がでたらめ。
省エネ大賞を認定しているのが天下り法人。
エコ政策そのものが本当にエコかもわからない、
いかさまエコ。

こんなくだらないエコに、
「エコだから買いました」なんていっている国民が信じられない。
政治家や官僚や企業のいかさまエコ戦略を、
見抜くことすらできず、
何か地球環境かと私は言いたい。

いい加減、政治家・官僚・企業主導の、
いかさまエコの実態に早く気づいてほしい。

そもそも、本当にエコを推進するなら、
エコカー買い替えでなく、
公共交通機関を利用した人に還元するとか、
高速道路は1000円に値下げするんじゃなく値上げするのが、
本当のエコだろう。


by kasakoblog | 2009-04-21 12:22 | 一般


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