好きを仕事にする大人塾「かさこ塾」塾長・カメライター・セルフマガジン編集者かさこのブログ

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2009年 06月 08日

秋葉原歩行者天国中止の謎

なぜ秋葉原の歩行者天国が再開されないのか。
無差別殺傷の再発防止が目的ではなく、
行き過ぎた路上パフォーマンスを禁止したいからに過ぎない。

秋葉原の歩行者天国で、車が突っ込み、ナイフを振り回し、
7人が死亡、10人が負傷するという、
とんでもない事件が起きて1年が過ぎる。

事件の現場が歩行者天国であったために、
安全上の理由と称して、歩行者天国を中止。
再開のメドはたっていない。

日本には、こうした議論のすりかえ、
真の目的と建て前がまったく違う、
行政のやり方が横行している。

考えればわかるが、歩行者天国を禁止すれば、
無差別殺傷事件が起きないわけじゃない。
それどころか、休日、人で賑わう秋葉原で、
狭い歩行道路に人が密集した状況で、
ナイフを振り回されたら、
17人の被害ではすまない恐れもある。

しかも道路は車が走っている。
車道に逃げたら車が危ないし、
それどころか、無差別殺傷事件で、
車が犯行に使われたように、
人ごみのなかを車が突っ込んだら、
とんでもない大惨事になりかねない。

そもそも歩行者天国が設置された背景は、
警視庁ホームページによると、

人と車を分離し、
安心して楽しい散策やショッピングができるように
設けたられたもの

となっている。

まさに歩行者天国の設置によって、
人と車を分離することこそ、
凶器となる車による事件事故を防ぐ、
有効な手段のはずだ。

そんなことは百も承知で、
惨劇を利用して「安全上の理由」などと称して、
歩行者天国を中止している。
だからおかしい。
安全上の理由と歩行者天国禁止に、
どのような因果関係があるか、まったく意味不明だ。

ちょうど事件の3カ月前、
自称セクシーアイドルが歩行者天国のガードレールに乗り、
股を広げてケツを見せるなど、
歩行者天国での路上パフォーマンスが過激化し、
それを取り締まる警官が頭を悩ませていた。
そんな時に事件が“起こってくれた”のである。
行政側はさぞ喜んだことだろう。
これを理由に、利用者の反発を招かずに、
歩行者天国を禁止できると。

こういうやり方って二重におかしい。
建て前の目的である安全確保は、むしろ損なわれる恐れがあり、
かつ行き過ぎた路上パフォーマンスが悪いという認識を、
うながせなくなる。

行き過ぎた路上パフォーマンスが悪いなら、
なぜ悪いのか、その理由をきちんと説明し、
だから歩行者天国を禁止している、といえばいいのだ。

そういうことをしないから、
何が悪いのかがうやむやになり、
なぜ悪いのかもわからず、
そのはけ口はどこかに向けられるだけで、
社会全体の治安を良くするということに、
つながらないわけです。

結局、行政側も、
行き過ぎたパフォーマンスがなぜ悪いのか、
説明できないからこういうことになる。

歩行者天国なのにそこでパフォーマンスをすることで、
歩行者の邪魔になっているなら、そういえばいいが、
別に歩行者が邪魔と感じず、むしろそれを楽しんでいるから、
警官の言い分に説得力がない。

パフォーマンスの行き過ぎの基準も明確ではない。
素っ裸で歩いていたり、
周囲に迷惑をかけるほど奇声をあげていたら、
それは立派な犯罪だけど、
パンツのチラ見せぐらいが公然わいせつといえるのか、
ほどほどの音量でライブをやっていることが騒音となるのか、
利用者やパフォーマーを納得させる、
合理的な理由がないから、取り締まれないのだ。

私は歩行者天国は再開すべきだと思う。
それは安全上の理由からであり、活性化のためであり、
殺傷事件が起きないような、若者のガス抜きのためでもある。

いいじゃないですか、パンツ見せるぐらい、勝手にやらせておけば。
それで見せる方も見る方も満足するなら、
こんな平和な国はない。

どうしても過激なパフォーマンスが気に食わないなら、
下記の2点のようなことをすればいい。

1:どこまでがダメでどこまでがいいか、明確な基準をつくる
2:歩行者天国にパフォーマンスするエリア(舞台)を設けて、
そこ以外での路上パフォーマンスは禁止する

2のような路上パフォーマンス舞台を設ければ、
それがまた新たな名物となり、
社会や経済や町の活性化にもつながるんじゃないか。

嘘の理由で歩行者天国を再開しないのは、
余計に警察や行政に対する不信・不満を募らせるだけだ。

また、歩行者天国を再開しないがために、
狭い歩行者道路で無差別殺傷事件や、
車が暴走して突っ込むといった事件が起きたら、
その事件を起こした責任は行政に及ぶだろう。

秋葉原無差別殺傷事件から1年たった今こそ、
歩行者天国再開に向けて何をすべきなのか、
考えるべきだと思う。

同じ事件が再び起きてからでは遅い。

※ちなみに自民・公明政権のバカが、
漫画やアニメ、ゲームなどを展示・収蔵する、
「国立メディア芸術総合センター」に、
建設費だけで117億円もの税金を注ぎ込んだが、
(毎年運営費も別途かかるだろう)
秋葉原の治安回復のために、その金の一部で使えば、
よっぽど経済効果があるのではないか。

「国立メディア芸術総合センター」は、
60万人の来場者を見込んでいるが、
秋葉原の歩行者天国禁止により、
20~26万人の訪問者が減ったといわれている。

バカみたいに金をかけることだけが景気対策ではない。
歩行者天国再開すれば、景気対策にだってなるのに。

金をかける景気対策ではなく、
金のかからない景気対策はいくらでもあると思う。


by kasakoblog | 2009-06-08 13:07 | 一般


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