2009年 09月 08日
ウェブはバカと暇人のもの
ネット時代には欠かせない、
非常に素晴らしい本がありましたのでご紹介します。
「ウェブはバカと暇人のもの」光文社新書・中川淳一郎著

私はタイトルだけ見て、
「どうせくだらない本だろう」と思い、読む気はまったくなかった。
ネットなんか無意味、ネットがすべて悪いみたいな、
ネットについていけない、
旧メディアのたわ言と思ったからだ。

しかしレビューの評価が高かったので、
読んでみるとこれが実におもしろい!

「あるある!こんなコメント!こんな現象!」
と思わずうなずいてしまう痛快な内容で、
ネットの実態を実によく分析し、
ネットの“バカども”をここまで完全に分析した本は稀だと思う。

mixiやブログをやっている人はぜひ読んでみるとよいです。
ネットで思わぬトラブルに巻き込まれないためにも、
またネットを有効活用するためにも、
ネットのバカどもの生態を完全分析したこの本は、
非常に役立ちます。

ただ1点だけこの本の難点は、
ネットに対してあまりに悲観的過ぎること。
その辺は割り引いて読んでみてください。
著者の言うほど悲観する必要はなく、
ネットの有用性は非常に高いとは思うので。

下記、本書の要点をまとめてみた。

<こんなネットのバカどもに気をつけろ>
・いじめたいだけの「怒りの代理人」
誰かが不謹慎発言したブログなどを発見すると、
叩き甲斐がある絶好のカモを見つけたとばかりに、
「正義の代理人」ぶり怒りをふりかざし、
罵詈雑言のコメントを浴びせて、
自分のストレス発散に役立てる。

・吊るし上げの対象を血眼で探す人たち
文章の粗探しをし、細かいことに突っ込みいれる、
クレーマー的存在。
叩かれる方は逃げられないが、
クレーマーはメアドもわからなければ、
ブログがあるのかもわからないので、
叩くだけ叩いていつでも逃げれるから圧倒的に有利。

<ネットはテレビより賢くはない>
・ネットで流行るのは結局テレビネタ
→テレビの時代はまったく終わっていない。
それどころかネットを盛り上げる材料提供として、
重宝されている。
・クリック数が多いのは所詮はB級ネタ

<ネットとの付き合い方>
・ネットユーザーに対する性善説は捨てるべき。
誹謗中傷やクレーマーなどがいっぱいウヨウヨしている。
・ネガティブな書き込みはスルーすることが必要

・・・・・・
私はこれまでネットの有用性の方に重きを置いていたので、
ネットを単なる暇つぶしとして利用する人が多く、
人の揚げ足をとりたいだけの「バカども」が多いというのは、
ある意味では新鮮だった。

だからネットは意味がない、というのは、
あまりに短絡的な結論だし、
私はまったくそうは思わないが、
ネットの世界にはそういう人たちが大勢いて、
時にそういう人たちが、
自分のmixiやブログに入り込んできてしまうという、
危険性があることも念頭に入れて、
公開の範囲に注意しながら、
普段の日記などを書くとよいと思う。

ぜひ一度、この本を読んでみることをおすすめします。

※ちなみに、私はブログのコメント欄の書き込みを最近できなくした。
ある日記で批判コメントがあり、
それに言い返したが最後、見たらびっくり、
何倍にも膨れ上がって批判コメントが殺到していたのだ。

なかにはものすごく参考になり、
私にも非があったと反省すべき、
素晴らしい批判コメントもあったんだけど、
ほとんどはどうでもいい非難コメントばかり。

ちょうどその時、この本を読んでいて、
ブログにコメント欄があるメリットとリスクを考えたら、
メリットのわりにリスクの方が大きいので、
コメント欄をなしにした。

その点、mixiはまだいい。
ブログとは違い、コメントした人がどんな人か、
その人のページをたどることができるから、
無茶苦茶な非難コメントは、ブログに比べれば圧倒的に少ない。
記名性による制約が働いている効果だと思う。

ネットは革命的な有用なツールであることは間違いない。
一人一人が試行錯誤しながらも、
いい形でこの道具を使いこなせるようになれば、
実社会にいい影響を与えることができると思っている。

・「ウェブはバカと暇人のもの」光文社新書・中川淳一郎著


by kasakoblog | 2009-09-08 01:02 | ネット


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