2009年 10月 08日
メリログ史上最高のライブレポート!
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圧倒された!感動した!すさまじかった!
何度、鳥肌が立ったことか。
何度、我を忘れて聴き入ってしまったことか・・・。

すごすぎる!メリディアンローグのワンマンライブ!
六本木morph tokyoで2009.10.4に行われたライブは、
マジすごかったです。
想像をはるかに超えた素晴らしさ。
これまで行ってきたメリログライブのなかで、
文句なしの史上最高のライブだった。

2006年12月のワンマンライブ以降、
地方遠征をのぞいたほぼすべてのメリログライブを見てきた。
これまでのライブもすごかったけど、今回のワンマンは別格。
ホントすごかった。
メリログの成長力のすさまじさに敬意の念すら覚えた。

社会的なメッセージ性のある曲が多いこともあり、
「ライブ向きではなく音源中心のバンド」
とも言われてきたし、そのような認識が、
メンバーの中にもあったはずだ。

しかし今回のワンマンライブを見たら
「ライブ向きではないバンド」なんて到底思えない。
というかむしろライブ向きのバンドとも断言できる。

何がすごかったか。
トータル17曲披露したが、
1曲1曲がまるで新鮮な生き物のように、
活き活きとしていたこと。
そしてその1曲1曲が、
他の曲を引き立てるシナジー効果がすさまじかったこと。

ニューアルバム発売直後のライブではないので、
17曲中4曲のみ新曲で、
あとはこれまでのライブでも何度か聴いているお馴染みの曲ばかり。
にもかかわらず、これまでのライブで聴いたのとは段違いに、
1曲1曲が眩いばかりに光り輝き、ピチピチ飛び跳ねていた感じ。

ニューシングル「アンバランス/ライカ」の3曲が加わったことで、
メリログの世界観がさらなる多様性を帯びたことも、
1曲1曲が引き立てあい、活き活きしていた要因にもなっていると思う。

別に今までのライブがよくなかったわけではないんです。
そもそも私は一度も彼らのCDを聴いたこともなく、
会ったこともない状態で、
ミクシィで誘われ、2006年12月のワンマンライブに行って、
はじめてメリログの音楽を聴き、
あまりのすさまじさに感動し、
その場でCDを購入した。

当時私は毎月行われるライブイベントの撮影をしていたが、
はじめて聴くバンドでライブが終わった後、
金を払ってCDを買いたいと思ったバンドはなかった。
そんな私がすぐ買ってしまったのだ。
3年前のワンマンライブがすごかったことは間違いない。

にもかかわらず今回のワンマンは段違いだった。
メンバー自身もその手応えを感じているようで、
ライブ後のボーカル涼さんの日記には、
「いままでよりもっとライブ、やっていきたい」
「もうバンドをはじめて7、8年になるけど、
わくわくするぜ、「ロック」をやりたいぜっ!って気持ち。」
と書かれている。

メンバー自身も自分たちが最高のライブができることを確認した、
文句なしのワンマンライブだった。

このワンマンにかける意気込みは、
彼らの最近のブログを読んだ方はわかるだろう。
私も8月にインタビューした時に、
「ライブが楽しくて仕方がない」といったような、
そんな言葉も随所に聞かれた。

あまりに意気込みすぎているので、
空回りしてしまうんじゃないのかなんて、
そんな心配は一切無用だった。

対バンライブだってそう多くはないメリログが、
ここまですさまじいライブパフォーマンスができたのは、
相当の練習や研究があったに違いない。
一瞬一瞬を無駄にせず、自分たちが向上できることは、
すべて吸収していこうという姿勢が実ったのではないか。

対バンライブではライブが実にうまいバンドがいくつかあった。
私はそれを見ていたが、
それをメンバーもしっかり見ていて、
自分たちにも取り入れられるところは取り入れようと、
そうした一つ一つの積み重ねの成果もあったと思う。

半端なかったです、このワンマンライブ。
メリログにとってこのワンマンは、
大きな転換点になったと思う。

●これまでのワンマンライブ
①2006年 渋谷のコンサートホールで初ワンマン
②2006.12.2、3 新宿RUIDO K4で2DAYSワンマン
③2007.3.21 表参道FAB
④2008.3.2 表参道FAB
~メジャーデビュー~
⑤2008.10.11 表参道FAB(後)
⑥2009.10.4 六本木morph tokyo

●セットリスト
1:ストリングス
2:ライカ
3:エレメント
4:蒼星の系譜

5:レプリカ
6:フェアリーテイル
7:イカロス

MC:長田さんのインドカレー話

8:バベルの塔
9:Magma chamber(ギターインスト)
10:ポケットの中の毒薬

11:機械仕掛けのハート
□:ドラムソロ
12:悲鳴

13:ディストピア
14:アンバランス
15:スターフライト
16:パノラマ

アンコール
17:透明な羽根

●1:怒涛の代表曲4曲ラッシュ!
なんと1年ぶりとなるワンマンライブ。
メジャーデビュー後のワンマンとしては2回目。
ワンマンライブとしては6回目のワンマンとあって、
その希少性にファンの期待は相当高まっていただろう。
対バンライブではなく、たっぷりメリログの曲をライブで聴きたいと。

注目の1曲目。
過剰な演出もなく青白い薄明かりの中、
メンバーが登場して奏で始めたのは「ストリングス」。

1曲目はいい意味でファンの予想を裏切った選曲。
きっとのっけから飛ばしていくのではないかと思いきや、
期待高まるファンの心を、
メリログワールドともいうべき、
神秘的な世界観に誘う入口として、
これから何かが起きるのではないかという、
予感を十分に感じさせる「ストリングス」だった。

そして2曲目が「ライカ」!
観客のボルテージが一挙に上がる。
8月に発売されたニューシングルのダブルA面の曲。
メリログらしいメリログの王道的曲の新曲とあって、
ライブで聴きたいと思っていたファンも多かっただろう。

新曲をライブで聴ける新鮮さと、
メリログらしさの安心感のあるナンバーに、
観客の体が自然に小気味よく動いていく。

軽くMCが入った後、3曲目は「エレメント」。
出だしの演奏が始まっただけで、
私は鳥肌が立った。
「パノラマ虜囚」に囚われた中で、
「パノラマ超え」を果たしたメリログ代表曲が、
私はこの「エレメント」だと思っていると、
8月のメンバーインタビュー記事で書いたが、
改めてライブで聴くと、ほんといい曲としみじみと思った。

「パノラマ」と「蒼星の系譜」のいいとこ取りしたような、
優しく明るくでもメッセージ性の強い、
現代社会に生きる私たちに希望を与えてくれる曲だ。

4曲目は「蒼星の系譜」。
文句なしのメリログ世界観を表した代表曲。
何度聴いてもこの曲はすごい!
曲の力強さが半端ない。
その力強さを表現するように、
縦横無尽に涼さんがマイクスタンドを持って動き回る。
それにのせられるように観客の体も動く。
やっぱりこの曲がないとメリログライブは始まらない!

●2:しっとり聴かせる曲パート
メリログ代表曲が怒涛のように続いた4曲ラッシュが終わり、
MCで一息ついて、ライブはしっとり聴かせる曲へとギアチェンジ。
5曲目はライブではお馴染みとなった、
間奏無音状態バージョンの「レプリカ」。

何度かライブで聴いているけど、
怒涛の4曲ラッシュの後だったからなのか、
今までとは違ってまるで新曲のような新鮮さを感じた。

歌詞がすっとしみこんでいる感じ。
ライブ構成上のメリハリが、
過去の曲でも生まれ変わったように聴こえた気がした。

続いて6曲目は「フェアリーテイル」。
神話的世界観を描いた初期メリログの代表曲でもあり、
ライブでも結構、演奏している曲にもかかわらず、
この曲もまたものすごく新鮮に響いてきた。

それは最近の曲がギターサウンドを中心にした、
わりとエッジの効いたアップテンポのものが多いからだろう。
だから逆に「フェアリーテイル」のような曲が、
新鮮に思えるという不思議。

それだけここ数年によって、
メリログの曲が多様になった証なのだろう。
いろんな曲があるからこそ、
違った活き方をしてくる。
フェアリーテイルでも感動のあまり鳥肌が立った!

ちょっと間があり、キーボードの用意が済むと、
7曲目は「イカロス」。
メリログ原点ともいえる曲で、
2008年に発売されたメジャーデビューアルバムの際には、
きちんともう一度収録したいというメンバーの思いから、
アルバムに入った曲。

メリログの成長とともに、
「イカロス」もまた成長しているのではないか。
ピアノ弾き語りで歌う涼さんの姿は、
ここ数年の練習と努力の賜物で、
何の違和感もなく、美しく音を歌声とともに響かせていく。

後半に入ると弾き語りからバンドバージョンに変わり、
一挙にボルテージが上がって、
まるで別の曲のように力強さが増す。

「イカロス」とともに成長したメリログ。
「イカロス」とともに見守ってきたファン。
そんな時間の経過が、「イカロス」を弾くメリログの姿から、
思い起こされていく。

●3:メリログの異次元空間
さてここでライブの中では一番長いMC。
「普段しゃべらないギター長田さんをしゃべらせよう」と、
長田さんの夏の思い出が。

普段、外食でカレーは食べたことがない長田さんが、
インドフェスに行き、カレーを食べたらおいしかったという話。
何の変哲もない話なのに、
長田さんが懸命に話して、それをいじるメンバーの様子が、
バンドとしてのバランスの良さを感じさせる、
ほのぼのとした一幕だった。

いよいよ中盤へ。
「カーン!カーン!カーン!」という、
東方的音楽の雰囲気漂う「バベルの塔」。
ファンからリクエストがあって演奏することに、
という涼さんの紹介があったが、
この曲もまたこのライブの中ですごい活きてくるんです。

古い曲なのにむしろ新曲のような新鮮さが感じられる。
こんな曲もメリログにはあるんだという意外性と斬新さ。
それでいて中盤から終盤にかけて、
ボルテージを上げていくにはちょうどいい力強い曲。
メリログの曲の多様性を再認識させられた。

その流れのまま、涼さんは退場し、
長田さんの独壇場、ギターインストへ。
メジャーデビューを記念し、
「週刊メリディアンローグ」の企画の一環として、
Youtubeにアップされている「Magma chamber」。

長田さんのギターはほんとすごい!
何がすごいって、歌がいらないぐらい、
ギターだけで歌っているような、
ギターインストがもうそれで歌詞入りの曲と同じぐらい、
曲として成り立っているんです。

なんか思わずギターとともに、
一緒に歌ってしまいそうな、
そんな曲が多いんです。

メリログを聴いてまず思うことは、
ボーカル涼さんの圧倒的な歌のうまさ。
しかしギターもすごいんです。
そういうことを改めて感じさせてくれた。

ギターサウンドが心地よい!
長田さんのギターインストアルバムがあったら、
ぜひ購入したいというファンは多いんじゃないか。
私もぜひ買いたい。

ギターインストの後、コートをまとった涼さんが登場し、
ニューシングルのカップリング曲「ポケットの中の毒薬」。
メリログ世界観の多様性という意味では、
セットリストの中でもアクセントになる曲。

コートの中から小瓶に入った毒薬も登場し、
ちょっとした小道具と涼さんの狂ったような表情が、
ライブ空間を変わった世界へと誘ってくれる。

ここで再びMCが。
沈没する船で誰を助けるかという話とともに、
一度、ライブで演奏されたのみで、
未収録の新曲「機械仕掛けのハート」。
メッセージ性のある歌詞にからみあう、
ミドルテンポの曲はメリログならではの曲といった感じ。

そして今度はドラムソロ。
ボーカルもすごい、ギターもすごいけど、
ドラムもまたすごいんです。
ドラムソロってそんなに見る機会はないと思うが、
とにかく海保さんのドラマというのは、
天性の芸術というべき才能で、見ているだけで圧倒されてしまう。

ドラムの演奏だけで聴いている方が、
いろんな景色やいろんな感情をイメージしてしまう、
表現力のすごさは見事という他ない。
ドラムを演奏している姿は実に美しい!

ドラムソロの勢いのまま、「悲鳴」に突入!
アルバム「アースボール」の核ともいえる「悲鳴」。
「蒼星の系譜」がメリログの反戦歌なら、
「悲鳴」はメリログの環境問題歌。

強いメッセージ性がサビの力強さとともに、
ずしりずしりと聴く人の心をわしづかみにする感じ。
こんなすさまじい曲を描ける涼さんはすごい。

●終盤、怒涛の曲ラッシュ!
ついにラストスパート。
この4曲のセットリストを見ただけで、
よだれが出てきそうな感じ。

13:ディストピア
14:アンバランス
15:スターフライト
16:パノラマ

ノリのいい激しい曲が続いて最後にパノラマでしめる、
完璧なセットリスト。
思えばメリログのライブが大きくパワーアップし、
世界観が大きく広がったのは、
「ディストピア」「アンバランス」など、
これまでとは違い、ギターを中心にした楽曲ができたからだろう。

というわけで「ディストピア」も「アンバランス」も、
涼さんがギターを演奏しながら歌う。
いまやギターを弾きたくてたまらないといわんばかりの、
涼さんのギター愛がノリの良さにもつながって、
会場全体のボルテージが最高潮に!

メンバーが“やりたい放題やった”という「ディストピア」が、
アルバム収録すると評判がよく、
今やライブには欠かせない曲に。

それに追い討ちをかけるように、
さらにエッジの効いたノリのよい新曲「アンバランス」!
メリログ世界の新世代ともいうべき2曲が、
会場の雰囲気を一変させた。

そして息つくヒマもなく「スターフライト」へ。
これ以上ない最高傑作アルバム「マクロポリス」で到達した世界から、
メリログがどう新しい曲を描いていくか。
ライブ向けの曲も少しはあった方がいいのではないか。
そんな思いから「マクロポリス」後のライブで、
新曲として披露された曲だが、
まさにライブ向きの曲で、
これまた観客を無条件に楽しませてくれる、
ライブ必須の曲になっている。

そして最後は「パノラマ」。
前回のライブで披露された見事なアカペラバージョンで始まり、
安定感ある代表曲は、会場全体が一体となった瞬間だった。

「パノラマ虜囚」と書いたが、
確かに聴くと、この曲は完璧という表現がぴったり。
見事に計算されつくされた、
誰が聴いてもすぐに気に入ってもらえる要素が、
すべて盛り込まれているような気がする。

一度、メンバーは退場。
アンコールの掛け声とともに、恒例となった?!、
アンコール後の海保さん一人登場。
メンバー紹介をした後、最後の曲「透明な羽根」へ。

この曲は何度聴いても鳥肌が立ち、
そして涙があふれそうになる。
あきらめそうになってしまいそうな、
夢を追う気持ちを見つめなおすこの曲は、
彼ら自身のこれからのサクセスストーリーを鼓舞する応援歌でもる。

どんな障害があっても、それを乗り越え、
気持ちのよい青空を自由に飛びまわりたい・・・。

いつかメリログが東京ドームでこの曲を演奏する日を夢見て、
観客はそれぞれの夢をイメージしながら、
最高のライブは閉幕となった。

ワンマンライブ写真
http://www.kasako.com/0910merifoto.html


by kasakoblog | 2009-10-08 12:27 | 音楽


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