2009年 10月 16日
日本一変な運動会
e0171573_22395997.jpg
e0171573_22401176.jpg
e0171573_22402066.jpg

3枚の写真。これみんな運動会のリレー競技最中!
ビールを1杯飲んだら、ゴールに向かって走らなければならないのに、
すっかりくつろいで、競争のことを忘れてます。
このおっちゃんたちがゴールしないことには、次の競技に進めないのに!

徳島の漁村・伊座利では、
村人総出で小中学校の運動会を行います。

小中学生約20人だけが競技するのではなく、
両親も先生も漁師のおっちゃんも、
近所のおばちゃんも、
80歳のおばあちゃんまでもが、
子供たちと一緒に競技に参加!

そして一番楽しんでいるのは、
写真に写っているおっちゃんたち。

この人たち、あたまおかしい(爆笑)!
どんだけ楽しんでんじゃ~~

子供たちそっちのけで、
マジで運動会を楽しんでおります。

子供たちはアホなおっちゃんたちを見ながら育つので、
子供たちの方がしっかりするんだとか(笑)

村人総出、子供そっちのけの共楽運動会は、
あまりにユニークなので、
今日は東京から全国ネットのテレビ番組の取材も来てました。

開会式の子供の選手宣誓から笑えます。
「おっちゃんたちの勝手なルール変更にも負けず、
がんばることを誓います!」

子供たちの競技でもおっちゃんたちが邪魔したりもする。
マニュアル通りにはいかない、
教科書通りにはいかない、
社会の理不尽さを世間の荒波を、
子供の頃から経験させる教育的配慮なのか、
はたまたおっちゃんたちの単なる楽しみなのか。

子供たちはおっちゃんたちのこうした行動には慣れっこ。
手ごわい大人たちを適当にあしらいながら、
時にはおっちゃんたちにもいたずらしながら、
和気あいあいと運動会が行われました。

たった100人の小さな村。
小中学校あわせても生徒はたった20人。
20人だけで運動会やるより、
村人みんなが参加することで、
子供たちもうれしいのかもしれません。

e0171573_22405061.jpg

ちなみに各競技には順位がつくと同時に、
順位にあわせて必ず賞品が出ます。
その賞品がまたおかしい。

洗剤、カップやきそば、つまようじセット、
土鍋、ハンガー、洗面器・・・。

せっかく1等になったのに、
洗剤もらった子供たちは複雑な表情に(笑)

とにもかくにもおかしな漁村、伊座利。
かつて人口減少と高齢化率の上昇に伴い、
小中学校が廃校の危機に追い込まれたにもかかわらず、
「学校がなくなったらこの村は終わり」
という危機感のもと、様々な取り組みをしたおかげで、
こうした楽しい運動会も開けている。

その取り組みというのが、
頭の固い、金だけ使って効果がほとんどない、
役人的地域活性化策とはわけが違う。

行政から金は回してもらえない。
行政に頼っても地域活性化なんてできない。
ならば自分たちのユニークな知恵で、
この危機を乗り切ろうと立ち上がった。

こんな型破りな運動会ができる、
村の人たちの柔軟な発想が、
限界集落から人口増加する、
活気ある漁村に生まれ変わった原因なんだと思った。

子供たちが駆け回る姿を、
楽しそうに見守るおっちゃんたちの笑顔が本当に幸せそう。

少子高齢化に悩むニッポンを活性化するヒントが、
徳島の最果ての漁村にあるような気がした。

おかしな運動会写真
http://www.kasako.com/0910izari1foto.html


by kasakoblog | 2009-10-16 22:41 | 旅行記


<< 自転車本、出版!      エロカメラマン >>