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東京五輪のムダ新たに発覚

都税8000万円使い、公立学校向けに、
「五輪学習読本」を80万部作成したが、
3割の学校で未使用だったことがわかった。

お金がいっぱいあるなら、
小中高校生向けに五輪について学ぶ冊子があっても、
そりゃいいかもしれない。
しかし、必要なところに金は回らず、
新銀行なんか作ったせいで、
その負担がふりかかり、
財政に余裕があるわけではないのに、
3割の学校が使わない教材に、
8000万円かけてもいいのだろうか。

結局、招致活動って単なる利権じゃないかと思う。
オリンピック招致といえば、
国民受けがいいからといって、
その分、予算をぶんどり、招致活動と称し、
必要性が疑われるようなこんな冊子も、
8000万円かけて作ってしまう。

今、民主党が事業仕分けをやっている。
バカなマスコミの一部は、
「こんな必要なものまで削るというのか」とか、
官僚のアホどもは、
「これがなくなったら困る」とか騒いでいる。

お金がいっぱいあるならいいんです。
何でも作れば。
でもそうじゃないわけです。
税収は減り、借金が増えている状況で、
あった方がいいからという理由で、
際限なくお金を使っていたら、
破綻するか大増税するしかない。

あった方がいいかもしれない程度のものは、
こんな財政状況だからやめて、
どうしても必要なもの、
なくなったら死んでしまうもの、
そういうものに金をかけるために、
“ムダ”を省く必要があるんです。

8000万円もの五輪学習読本が、
今、最優先で税金を使って作るべきものなのか。
頭悪いというより、税金泥棒といったっていい。
はっきりいって犯罪に近い。

もちろんバカな東京都民が、
五輪招致を公約に掲げた、
石原氏に投票したから悪いのだが、
でもだからといって、五輪招致をしてほしい国民だって、
8000万円もかけて五輪学習教本を作ることにまで、
同意しているわけではあるまい。

国も地方も役人や政治家が儲けるために、
国民を搾取して税金泥棒していた事業を、
徹底的に洗い出し、
今後こうしたことが行われないような、
仕組みを作ることが何より大事だが、
今まで税金泥棒したひどい事業を主導した役人や政治家から、
罰金をとる仕組みも必要かもしれない。

過去にさかのぼって、
「あれはムダだからおまえ、税金返せ!」
というのはかなり横暴な言い掛かりで、
そんなことしたら役人や政治家になる人が、
いなくなってしまうという危惧もあるかもしれないが、
今までのムダ遣いのつけを、
将来世代だけが全部負わされるのも筋違いではある。

ムダをした人間がなんらかの金銭的責任をとらせることも、
必要ではないか。
そのぐらいしないとムダは根絶できない。

by kasakoblog | 2009-11-12 20:46 | 政治

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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