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「好きを仕事」がうまくいかない5つの失敗パターンとは?

「好きを仕事」にできたらいいが、
なかなかうまくいかない人が多いのはなぜか。
主な原因を考えてみた。

●1:一番好きなことを除外してしまう
なぜか多いんです。これ。
好きを仕事にしよう!といいつつ、
一番大好きなことを無意識に排除してしまう。

なぜか。
「それでは食ってけないよな」とか、
「それはちょっとかっこわるいかな」とか、
とやる前にあきらめてしまうから。

一番好きなことではなく、そこそこ好きなことで、
仕事を探してしまい、それで仕事が見つかっても、
そこそこしか好きじゃないので、
辛いことに耐えられなくなってしまう。

たとえば一番好きなことは「音楽」なのに、
「音楽じゃ絶対食っていけないよな」とあきらめてしまい、
「大好きじゃないけど書くことは好きかな」と、
そこそこ好きなことを仕事にしてしまう。
するとたいして好きでもないから、仕事は続かない。

ところが本人は「好きを仕事」にした気になっているので、
「やっぱり好きを仕事になんかできないんだ!」
といってよりつまらない仕事をしてしまう結果にある。

もう1つの失敗パターン。
たとえば大好きなことが「Hなこと」だったとする。
でもそこで世間体とかを考えてしまう。
「Hなことを仕事にするなんて恥ずかしいし、
世間体も悪いよな」と。
そうやって本当に大好きなことを、
無意識に除外してしまうから失敗してしまう。

できるできないではなく、
食える食えないではなく、
本当に好きなことにまずトライすることが大切です。

●2:好きなことを勘違いしてしまう
好きなことって自分でわかっているようでいて、
意外とわかってはいない。
「よし!オレは食べ物が好きだから食関係の仕事に就くぞ!」
と思って、料理人になったり外食産業に勤めたりする。
しかしなんかおもしろくない。

食べ物が好きといっても、
食べ物を作るのが好きなのか、食べるのが好きなのかで、
職業選択は大きく違う。
作るのが好きなら料理人でもいいかもしれないが、
食べるのが好きなら料理人になっても苦痛なだけかもしれない。
食べるのが好きならレストランを紹介するライターとか、
レストランを紹介するサイトの運営とか、
そういうものの方が向いているかもしれない。

好きなことをわかった気でいて、
実は何が好きかを具体的にイメージしていないため、
ギャップが生じて、うまくいかなくなり、
「やっぱり好きを仕事になんかできないんだ」
と失望してしまう。

旅行が好きといっても、
旅行をするのが好きなのか、
旅行に行ってショッピングするのが好きなのか、
旅行の企画を立てるのが好きなのかによって、
同じ「旅行が好き」でも職種はまったく変わってくる。
漠然と好きなことではなく、
より具体的に何をしているのが好きかを考えよう。

●3:好きな仕事はラクだと勘違いする
好きな仕事をすればラクして金がもらえる。
こういう勘違いをしている人がすごく多い。
好きな仕事だろうが仕事である以上、ラクな仕事なんてない。

ところが好きを仕事にすればラクだから、
サラリーマンなんかよりラクできそうだなんて思うと、
大失敗する。

好きを仕事にすることは楽しくはあってもラクではない。
ラクな仕事をしたいと思うなら、
好きを仕事にするのはあきらめた方がよいでしょう。

●4:すぐに「好きを仕事」にできないとあきらめる
「好きを仕事」にするには時間がかかる。
ところが好きなものさえ見つければ、
すぐに仕事にできると勘違いしてしまう。

それで就職・転職活動して、
好きを仕事にできないともうあきらめてしまう。
「やっぱり好きを仕事になんかできないんだと」。

すぐに結果を求めてはいけない。
ちょっと失敗したからってあきらめてはいけない。
好きを仕事にするにはある程度の時間がかかる。
明日からすぐに好きなことを仕事になんか、まずできない。
それはどんな仕事でも一緒。

すぐ結果を求めず、5年後にそうなれたらいいなとか、
10年後にそうなれたらいいなとか、
ある程度の中長期スパンで考えてみてください。

●5:好きなことをかたくなに変えない
はじめに好きだと思ったことを、
頑固にこだわり続けてしまう人がいる。
本当にそれが好きならこだわり続けるべき。
しかし実は年齢とともに、
そんなに好きではなくなっている可能性もある。
好きなことが変わっているのに、
それを認めると負けだと思っていて、
好きなことを変えられない・・・。

好きなことは年齢とともに変わります。
経験によっても変わる。
変わってもいいんです。
好きなことが変わったら、路線変更すればいい。

たとえば旅行が好きという人は、
20歳代の頃はいっぱい周囲にもいた。
ところが30歳代になると、あれだけ旅行好きだった人が、
「旅行はもうしんどい」「旅行はもういいや」
という人が多くなる。

しかし旅行が好きだから旅行を職業にしていると、
「好きなことなんだから変えるわけにはいかない」
と、実はもう嫌いになっていることに、
なんとかしがみつこうとしてしまう。

好きなことが変わったら、職も変えればいい。
はじめに決めたことが絶対ではない。
自分の気持ちの変化に素直になることが、
幸せに働く秘訣です。


ざっと私が思いつく限りの失敗例です。
他にもあるかもしれませんが、
だいたい上記5つのパターンにあてはまるのではないかと思います。

私も上記5つの失敗をことごとくしてきた。
●1:一番好きなことを除外してしまう
大学時代に就職活動した時は、
好きなこと=「旅行」と「書く」ことを無意識に除外してしまった。

●2:好きなことを勘違いしてしまう
「旅行」が好きで「書く」ことが好き。
だから「トラベルライターだ!」と思ったけど、
「旅行を書くこと」が一番好きなのかは正直今もってわからない。

本当に好きなのは「旅行で写真を撮ること」であったり、
「金融や経済、社会の仕組みについて書くこと」であったりする。
そうなればトラベルライターではなく、
カメラマンであったり金融ライターの方が、
本当に好きなことなのかもしれないし。

●3:好きな仕事はラクだと勘違いする
トラベルライターになれば、無料(タダ)で旅行に行けて、
自分の好きなところで遊べる!なんて勘違いしていたけど、
当たり前の話だけど、トラベルライターであるからには、
取材をしなきゃならないところがいっぱいあって、
必ずしもラクな仕事ではなかった。
でも楽しかったので、ラクじゃないけど苦にはならなかったけど。

●4:すぐに「好きを仕事」にできないとあきらめる
サラ金を辞めてトラベルライターになると思った。
ところが転職活動しても20社以上で落とされた。
面接すらしてもらえない。
ほとんど書類選考で足切り。

「未経験で24歳で異業種への転職なんてやっぱり無理なんだ」
とあきらめ、またサラ金業界に戻ろうかとも思った時期があった。

でもそこであきらめず、すぐにトラベルライターになることはあきらめ、
ひとまず何でもいいからライターになろうと、
トラベルとは関係のない編集プロダクションにも転職先を広げたら、
転職することができ、その後、トラベルライターになれた。

●5:好きなことをかたくなに変えない
トラベルライターになったものの、
私が一番好きなことが「旅行を書くこと」なのだろうかと、
疑問に思い始めた。
でもずっと憧れだった「トラベルライター」という肩書きにこだわり、
転職するなんてもっての他だと思っていた。

でもなんか違和感があって、
そんなに好きかはわからなかったけど、
「金融ライター」に転職し、
プライベートな時間はトラベルライターというより、
トラベルフォトグラファーとして、
工場や猫など好きな写真を撮ることに時間を割いた。

すると旅行取材より、旅行撮影の方がおもしろく、
旅行ライターより金融ライターの方がおもしろく、
今は天職のように思えて、毎日大変ではあっても、
楽しくて仕方がない。

旅行記を書いても本を出すことはできなかったのに、
旅行写真を撮り出したら、それが本になり仕事になりお金になった。
自分が本当に好きなことを続けていれば、
すぐは無理でもいつかそれが思わぬ形で仕事になったりする。


そんなわけではじめから成功する人なんていない。
失敗は当たり前です。
その失敗を教訓に、好きを仕事にする道を、
模索していくとよいかと思います。

人生はまさに「終わりなき旅」。

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by kasakoblog | 2010-01-13 01:45 | 働き方

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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