好きを仕事にする大人塾「かさこ塾」塾長・カメライター・セルフマガジン編集者かさこのブログ

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2010年 02月 22日

トヨタ問題を1年前に予期!~なぜ今トヨタが急に狙われるのか

今なぜか急にトヨタバッシングが吹き荒れている。
私からすればなぜ今頃になって?という話。
私の日記を読んでいた方はご存知だが、
1年前に随分私はトヨタ叩きをやっていた。

たとえば今から約1年前、
トヨタは海外で21万台のリコール、
国内でも52万台のリコールがあったが、
今のように報道されることはほとんどなかった。

・2009/1/28の日記
それにしてもこのすさまじいニュースが、
未だにテレビや新聞で大々的には報道されない。
いかにトヨタが金に物を言わせて、
自分に都合の悪いニュースをねじ伏せてきたかがわかる。

日本企業の象徴でもあるトヨタが、
莫大な利益を上げていた裏で何をやっていたか。
この不況でボロボロと出てくるかもしれない。

思えば昨年、トヨタ自動車相談役の奥田碩が、
厚労省に関するテレビなどの報道について、
「朝から晩まで年金や保険のことで厚労省たたきをやっている。
あれだけたたかれるのは異常な話。
正直言ってマスコミに報復してやろうか。
スポンサーでも降りてやろうかと」と発言した。

ぜひスポンサーをおりてくれ、イカサマ企業。
もしスポンサー降りたら、
海外レクサス21万台リコールはもちろん、
国内で52万台ものリコールは、
マスコミで大々的に取り上げられ、
部長以上に自社の車を買わせたくらいでは、
立ち直れないぐらい大打撃を受けるだろう。

・・・
まさに今、私が1年前に言った通りのことが起こっている。
マスコミがトヨタのリコール問題を、
バンバン取り上げ始めたのだ。

2008/12/14の日記でも、
トヨタの今を占うような文章を書いている。

トヨタがカネにモノを言わせて、
マスコミににらみを利かせ、
従業員を過労死させて働かせていても、
ニュースで取り上げさせず、
日本のナンバーワン企業として大手をふるっていたのは、
円安のおかげで有無を言わせぬ利益を上げていたから。

これが円高で吹き飛べば、
トヨタの存在感はなくなり、
トヨタの化けの皮がはがれるきっかけになる。

・・・
まさに今、化けの皮が急に剥がされようとしている。

最近、潮目が変わった。
今までとたいして変わらないリコールなのに、
急にアメリカでバッシングが始まった。
そして今までトヨタのリコールを報じなかった日本のマスコミが、
一転して取り上げるようになった。

ただこれはあまりにも不自然な動き。
これは何かあるに違いないと思い、考えてみた。
その原因は、民主の脱米政策にあるのではないかと。

私は民主党政権に大きな期待を寄せていたわけで、
反自民・親民主記事を何度も選挙前に書いてきたが、
その理由は、子ども手当てでも高速無料でもない。

1:事業仕分けによる徹底した無駄遣いの排除
2:バッド増税、グッド減税
3:脱米政策

この3つだ。

自民党はご存知アメリカの子会社ともいうべき、
アメリカ政府の御用聞き政党だ。
これまでは確かにそれでよかったかもしれない。
冷戦構造があり、ソ連という脅威が、
目の前に存在していたからだ。

しかし冷戦構造が崩壊して以降、
アメリカのみ依存政策は意義を失った。
冷戦がなくなって軍事産業という、
公共事業衰退の危機を迎えたアメリカが、
湾岸戦争、イラク戦争、アフガン戦争と、
次々に戦争を仕掛けていったのは、
正義があるからではなく、
軍事産業の仕事を維持するためだけであった。

東の国が次々と資本主義経済圏に取り込まれ、
世界が2つに分かれた状態から、
1つのグローバル世界になっていくなかで、
アメリカの相対的な存在感は薄れていった。

こうしたなか外交政策で見事に立ち回っているのが中国だ。
アフリカをはじめ弱小国を次々と従え、
国際社会での発言力の増大と、
資源確保戦略を物の見事に遂行していっている。

日本もいい加減、米一極集中ではなく、
外交の多極化を進めなくてはならなかった。
幸いにして日本という国は、
一部のアジア国をのぞいて、
極めて好意的な国と受け取られることが多く、
親日国が多いという印象があり、
外交の多極化戦略はやろうと思えば、
金に物を言わせて黙らせる中国なんかより、
はるかにやりやすいはずだった。

しかし相も変わらずアメリカ依存政策を続けてきた。
そのせいであちこちに弊害が出てきた。
もうそろそろいい加減、脱米を図らなければならない。
そんな時に登場したのが、脱米志向が読み取れる民主党だった。

選挙前、民主党のある議員は、
政権奪取したら、ドル建ての米国債はもう買わないと話した。
ドルの価値が将来暴落する可能性があることから、
このような発言の趣旨になったのだろう。

円高容認もその表れだった。
トヨタが日本のマスコミに口止め料という名の、
広告料を支払っているため、
マスコミは円高=悪と声高に叫んでいた。
しかし自国通貨が強くなることは、
資源や食料を輸入に頼る日本にとって、
歓迎すべきことであって悪ではない。

それを民主党は円高容認といったのだ。
これは大きな政策転換だ。
私はこうした脱米を目指す民主党に、
大きな期待を寄せていた。

小沢幹事長の訪中、普天間問題なども、
民主党の脱米政策の表れとも受け取れた。

もちろんこうした脱米の動きは、
いろんな形で潰されようとしてきた。
円高容認した藤井財務相は辞任したし、
訪中した小沢幹事長は献金問題で狙い撃ちされた。

こうしたなかで、金融危機以降、経済が本格回復できず、
熱狂的な支持を集めたオバマ大統領も、
支持率が急落している状況下で、
アメリカが何か手を打たなければと思ったのだろう。
その一つがトヨタ叩きではないか。

日本企業の象徴であるトヨタを、
これまで何度もリコールあったのに問題にしないのに、
このタイミングで過度に取り上げる不自然さ。
日本のマスコミも使ってトヨタ叩きを加速化させる。

それはまるでアメリカに逆らうと日本企業をぶっ潰すぞ、
という民主党政権の脱米政策に対する、
強烈な反発メッセージではないかと。

私はトヨタを擁護する気はないし、
電気自動車が普及すれば、極論すれば、
トヨタなんか潰れる可能性もあるわけで、
それはそれで仕方がないと思う。

ただあまりにも今回の不自然な騒ぎ方の要因は、
上記のようなことがあるのではないかと私は考えている。

確証はない。
あくまで私の勝手な推論に過ぎない。
民主がどこまで脱米に本気なのかも、
政権奪取前の威勢のいい頃とは違い、正直未知数だ。

ただ思うこと。
それは日本、米国、中国という3つの大国が、
どう組み合わさるかで世界の趨勢が決まるということだ。
米国が最も恐れているのは、
日本と中国が組まれることではないか。
日本と中国が組んで、
アメリカ抜きで、アジア経済圏を作られたら、
アメリカは困ってしまう。

だからアメリカは必死に日本と中国の仲を悪くしようと、
動き回っているわけで、
日本の一部の反中感情に見事に火をつけて回っている。
両国の関係が悪化すれば、
喜ぶのはアメリカだけだということがわかっていない。

日本にとって最悪のシナリオは、
アメリカと中国が組まれることで、
もうこうなったら完全植民地化される恐れだって、
ないこともない。

こうして3国が互いに牽制しながらも、
自国に優位になるにはどうしたらいいか、
いろんな策謀を巡らせていて、
そうした中で日本に圧倒的影響力のあるアメリカが、
アメリカに優位になるよう、
日本の政治や経済や外交に、
あらゆる手段を使って働きかけている・・・。

アメリカは確かに重要な国だ。
しかしアメリカ一国依存では、
日本の未来は望めない。

唐突なトヨタバッシングにこめられたメッセージは、
日本政府の脱米政策への警告なのではないか。

そんなことをする国家だからこそ、
うまいこと脱米政策を進め、
外交の多極化を進めていってほしいと願う。


by kasakoblog | 2010-02-22 21:38 | 一般


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