好きを仕事にする大人塾「かさこ塾」塾長・カメライター・セルフマガジン編集者かさこのブログ

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2010年 03月 08日

弁当も音楽も無料の時代到来?!

あらゆるものがタダ(無料)で利用できる時代なんて、
信じられるだろうか?
「そんなのは絶対にあり得ない!」
と思っている人は、
ここ数年の恐るべき無料化の進展を考えてみればいい。

路線検索タダ(昔は高いソフト売ってた)。
地図タダ(地図を買わなくてもいい時代)。
ニュースタダ(新聞買ってたのに)。
mixiやツイッターやブログ利用だってタダだ。

「でもそれはネットだから・・・」と思うかもしれないが、
R25のようなフリーマガジンなどはネットではないが無料。
最近、無料をエサにするプロモーションが結構あって、
先日驚いたのは弁当屋さんで初回無料!
はじめて注文する人はお試しということで、
なんと弁当が無料になるという。
前に紹介したおかき・せんべいの播磨屋なんかは、
おかきとお茶が無料のカフェや、
初回限定でおかきを無料で送ってくれるサービスなんかもある。

こうした一連の無料戦略をまとめて話題になっているのは、
日本だけでも16万部売り上げたという「FREE」(クリス・アンダーソン著)。
アメリカや日本では限定だが全文ネットで無料公開するなど、
ものすごく話題になっている本だ。

それによると、デジタルのものは遅かれ早かれ無料になるという。
たとえは配信音楽もいずれ無料。
ゲームなんかも無料が当たり前になるという。

無料というとなんでもデジタルやネットを思い浮かべるが、
この本は無料ビジネスの歴史をきちんとトレースしていて、
思えばラジオやテレビなんかは、
広告収入でまかなわれている無料モデルの最たる例だ。

こうして今やあらゆる分野で無料化の波が押し寄せている。
どこかが通話料無料にすれば、
わっとユーザーがとられちゃうから、
他社も追随せざるを得ないみたいな、
無料キャンペーンによる猛威は、
さまざまな業界で巻き起こっている。
そんな時代にどうやって無料プロモーションを仕掛け、
それでいてビジネスとしてお金をどうやって儲けるのか、
かなり難しい問題ではある。

それについて詳しく書かれているのが、
この「FREE」という本なんだけど、
ただ薄っぺらいビジネス書に慣れている日本人にとって、
この本を最後まで読むのはつらい。
348ページ。日本のビジネス書みたいに、
バカでかい文字ですかすかな内容じゃない。
かなり読み応えがある。
私も1カ月以上前に買ったが、
到底全部は読む気になれず挫折してしまった。

そこでおすすめしたいのが、
この無料ビジネスをダイジェスト的にまとめた
週刊ダイヤモンドの特集。
書籍「FREE」の内容を抜粋しつつ、
無料化モデルを4つに分類し非常にわかりやすく説明している。
ただよく読んでみると3つに分類できる。

1:無料と有料サービス混在タイプ
mixiなんかがそう。
登録とか利用するには無料だけど、
もっと容量が欲しいとかアップグレードしたサービスを受けたい場合、
有料モデルが用意されているタイプ。
無料で釣って集客して、後から有料サービスでもとをとる仕組み。
基本料、登録料は無料だけど、
オプションは有料みたいな感じ。

2:広告収入タイプ
テレビ、ラジオ、ネット、フリーマガジンなど、
ユーザーは無料で利用できるかわりに、
その費用は広告主が負っているタイプ。

3:無料の対価に評判や自己満足を得る
タダでもいいからその仕事をしたい!
というのはあり得ると思う。
たとえばミスチル桜井さんのマネージャーなら、
タダでもいいからやりたいという人はいるだろう。

トラベルライターの仕事でもそう。
ギャラはいらないから海外に行く取材費用さえ払ってもられば、
仕事をしたい!という人は結構いる。

アマゾンレビューとかウィキペディアなんかもそう。
書いた人が何かとくするわけじゃないけど、
評判や自己満足を得られる。

・・・・
以上ざっと3つの無料化モデルが考えられ、
いまこの無料戦略をうまく使いこなすことで、
ビジネスでどう成功するか、
どう無料化時代に生き残っていくかが問われている。

私もホームページやブログやmixiやツイッターは、
ある意味では無料化戦略。
文章を書くや写真を撮ることでお金をもらっている私が、
ネットで無料で見せちゃっているわけだけど、
これも1つの無料化ビジネス戦略の1つではある。
私の場合、このネット無料化戦略が、
直接、お金につながるかといえばかなり疑問な面も多いが、
「3」の評判を得ることには十分なっていると思うし。

そんなわけでみなさんの業界にも無料化の波が押し寄せてくる。
そうした中でどう無料戦略を活用し、
どこで金を稼ぐかシビアな戦いが強いられると思う。

逆にものすごいおもしろい時代ではあるんだけど。

・週刊ダイヤモンド「フリー」特集号
・書籍「FREE」


by kasakoblog | 2010-03-08 23:17 | ネット


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