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2010年 07月 17日

借りぐらしのアリエッティ感想

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7/17から公開のジブリ最新作映画「借りぐらしのアリエッティ」を
早速、見てきましたが、なかなかおもしろかったです!
ずっこけたシリーズ駄作の映画「踊る大捜査線」を見るなら、
絶対にこちらがおすすめです!

ジブリ直近作「ポニョ」のどうしようもないほどのつまらなさや、
「ハウルの動く城」の意味不明など、
過去の名作に比べて圧倒的に質が低下しているジブリ作品だけど、
今作は宮崎駿監督作品ではなく、
米林宏昌という新たな監督のせいか、
宣伝もあまりなく、前評判もなかったものの、
ちゃんとした映画でなかなかおもしろい、いい映画でした!

無論、過去の名作を越えられるはずもなく、
また2時間未満の作品とあって、
やや物足りなさを感じてしまい、
わざわざあわてて高い金払って、
映画館で見なくても、レンタルで十分かと思いますが、
今、上映されている「踊る大捜査線」見るなら、
断然、こちらをおすすめします!

この映画は、はじめはまったく見る気もなかったし、
そもそもこんな映画が公開されていることも知らなかった。
期待していた「踊る大捜査線」を見に行った時、
映画前の宣伝でやっていて、
「これ、ひょっとしておもしろいかも!」と思った。

「踊る大捜査線」を見終えた後、
「踊る大捜査線」があまりに期待はずれだったため、
後味の悪さがあったため、それを払しょくしたいと思い、
公開初日に「借りぐらしのアリエッティ」に期待しようと見に行った。

絵は文句なしにきれい!
そして物語を盛り上げる音楽も素晴らしい!
しかしここまでなら、駄作ポニョでもそう。
最近のジブリ作品は絵と音楽は素晴らしいのに、
肝心の中身がちゃんとしていないというのが、
最大の欠点だった。

「借りぐらしのアリエッティ」は、
しっかりとしたストーリーがあり、
物語の設定からポニョやハウルのように、
意味不明にブレまくることもなく、
おもしろくて物語に引き込まれ、
あっという間に映画を見終え、
とても見てよかったなという感じで終えられる。

・・・
ここからネタバレ注意!
・・・

小人(こびと)の物語。
小人のアリエッティ家族が、
人間の家の床下で暮らし、
人間の家から食品や生活用品などを、
「借り暮らし」して生きている。

人間に見られてたら、人間は危険なので、
引っ越さなければならないルールがあるんだけど、
アリエッティがこの家に新たに来た、
病気の人間の子供・翔に見られたことから、
小人と人間に様々な物語が巻き起こってくる。

翔は小人たちを助けようと、
人形の部屋をプレゼントしたりする。
しかし、それが引き金となり、
他の人間に小人の存在がばれてしまい、
アリエッティのお母さんが人間に捕まってしまい、
救出されたものの、
結果、アリエッティ家族は引っ越さなくてはならなくなった。

地球には滅んでいく種族がいっぱいある。
小人もその1つ。
それを人間が守ろうとしたことが、
かえって逆効果になり、
絶滅させることになりかねない。
これがこの映画の一番のテーマだと思う。

人間が自然や他の生物に、
「余計なお世話」をすることが、
かえってその種にとって害悪になることがある。
そうした示唆をうまくこの物語で、
小人を使って入れ込んでいると思う。

とはいえ、このテーマを強く押し出しているわけではなく、
小人たちがたくましく生きていく姿に、
病気の翔は手術をがんばろうという、
きれいな形でストーリーは終えている。

小人という発想がすごくおもしろく、
普段の人間の生活空間が大冒険舞台に見えてくる、
そのファンタジーが実におもしろい。

残念なのはあと30分ぐらい時間を加えて、
もう1つか2つ、出来事を加えて、
物語の世界観に奥行きと幅の広さを見せて欲しかったなということ。
でもワンテーマ、ワンストーリーはしっかりしていて、
意味不明の最近の宮崎作品に比べたら、
はるかに好感が持てるとってもいい映画です。
子供も大人も楽しめると思います。

まあでもレンタルで十分な程度の作品ではあると思いますが。

期待はずれの踊る大捜査線3感想
http://kasakoblog.exblog.jp/12935499/

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by kasakoblog | 2010-07-17 17:53 | 書評・映画評


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