好きを仕事にする大人塾「かさこ塾」塾長・カメライター・セルフマガジン編集者かさこのブログ

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2010年 11月 29日

自費マガジンの作り方!

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日記でお知らせいたしましたが、
ただいま年賀状代わりに配布する「かさこマガジン」を制作してます。
今週の土日で写真選びおよび原稿をほぼ完成させました!
(写真は表紙案のラフです。完成データではまだありません)

さて自費で冊子を作るにはどんな手順を踏んだらいいのか、
「かさこマガジン」の例をご紹介します。

1:予算を決めて見積もりをとる
予算が無尽蔵にある人はまずいないでしょう。
できるだけいいものを作りたいと思いつつ、
一番の制約はなんといっても予算。
その範囲内で何ができるか考えましょう。

自費マガジンにかかるコストは、
・印刷代
・デザイン代
・配送代
の3つ。

デザインは自分でやってコストを削減しようかと思ったけど、
今から勉強するのは時間がかかるし、
中途半端なデザイン知識のせいで、
せっかくの雑誌の見栄えが悪くなると本末転倒なので、
いつも仕事でお願いしている懇意にしている、
プロのデザイナーに3~5万円前後ぐらいで、
お願いしようということに。

配送代はメール便を使えばどこでも80円なので、
仮に400部配送したら3万2000円。

ということで問題は印刷代。
印刷代をケチればページ数が少なくなってしまう。
できるだけページ数を多くしたいと思いつつ、
印刷代は10万円前後にしたいと考え、
懇意にしている印刷会社に、
予算を伝えて何ページの冊子ができるか打診。

最初はA4の冊子のつもりでいたんだけど、
「そうだA5にすれば印刷代を安くしてページ数もかせげるかも!」
と思い、A5で500部、10万円で何ページまでできるか聞いてみた。

結果8ページ約9万円、16ページで約11万円。
おお、16ページもあれば、
かなりいろんな要素が盛り込める!
ということで16ページに決定。

これでほぼ冊子のアウトライン、
A5で16ページというのが決定した。

※500部でも1000部でも約1万円ぐらいしか違わないので、
1000部にすることに。

2:スケジュールを決める
次はスケジュール。年賀状代わりだから年内に完成しないとまずい。
年末年始は海外に行くこともあり、
宛名書きと封入作業もあるので、
納品日を12/18頃と決定。
そのためには完成したデータを12/10に渡さなければならない。
デザインしてもらう作業を1週間とすると、
12/3ぐらいまでにはデザイナーに、
写真と原稿とレイアウトイメージを伝えなければならない。
こうやって逆算してスケジュールを決めて、
自分がいつまでに写真を選んで原稿を書かねばならないか決めました。

3:台割(ページネーション)を決める
16ページと決まったので、各ページにどんな内容を載せるか、
ページネーション(台割)を考えて決めます。
これにここ1週間、ずっと電車の中で、
ああでもない、こうでもないと悩んでました。

16ページの中で何を載せるのか。
例えば工場写真を載せるのか載せないのか。
載せるとしたら1ページなのか2ページなのか。
載せるとしたら何ページ目に載せるといいのか。

こんな風に1つ1つ考えていき、
1~16ページ目に何を載せるか決定しました。

4:各ページのラフを考える
台割が決まったら、
各ページのレイアウトイメージ(ラフ)を考えます。
写真は何点使うのか。
文章はどの程度、載せるのか。
おおまかなデザインイメージを、
紙に書いては消し、紙に書いては消し、
どのぐらいの分量と配置が望ましいか考えます。

参考のためヨドバシカメラに行ったついでに、
A5のパンフレットをいろいろ探してきて、
それを参考にしながらラフを書いていきました。

5:写真を選び、原稿を書く
大まかなラフが決まった段階で、
それに合わせて素材となる写真を探します。
このページには写真は5点だから、
これとこれにしようとか、
このページには20文字×10行ぐらいの本文と、
15文字ぐらいの見出しを入れようかと。

実際に写真を選んだり、原稿書きながら、
「やっぱりレイアウトを変えよう」とラフをいじったり、
ページの順番を変えた方がいいかもとか、
「やっぱりこの内容は削ってこの内容を盛り込もう」
といった風に完成原稿に近づけていきます。

6:原稿完成!
というわけで今日の段階でここまでできました。
あとはこの原稿と写真を持って、
デザイナーのところに行き、
実際にデザイン・レイアウトをしてもらいます。

デザインされたページを確認し、
修正した方がいいところは修正してもらい、
印刷会社におさめる完全データを作ります。

・・・・
とこんな感じです。
私は普段、仕事で、
こんなことを毎日、同時並行して、何冊かやってます。
金融機関の8ページのパンフレットだったり、
金融専門誌の64ページの冊子だったり、
24ページの企業の会報誌だったり。

このように企画・編集・執筆・撮影・デザイン・イラスト・印刷・納品まで、
一連の作業を代行するのが編集プロダクションという制作会社で、
様々なジャンルに強い編プロが無数に存在してます。
無論、フリーでこのような手配をやっている人もいます。

こうした一連の作業のなかで、
執筆だけ頼まれる場合もあれば、撮影だけを頼まれる場合もある。
丸ごと頼まれる場合もある。
こんな仕事を普段しているので、
私の肩書きは「編集・ライター・カメラマン」となるわけです。

これまで3社の編プロに勤めて、
いろんなジャンルの冊子を何十冊と制作してきましたが、
それはすべてクライアント企業がいて、
そこがお金を出す代わりにその企業の望むものを作ってあげるわけですが、
今回の「かさこマガジン」は自分で金を出し、
自分の好きな内容のものを作るのは、
10年、編集の仕事をしてきましたがこんな経験ははじめて!

そんなわけで作業の手順は手馴れたものですが、
かなり気合いを入れて思い入れを込めて作っております!

無料で配布するのは、
・年賀状代わりで1年に1回の読者の方へのプレゼントという意味合いと、
・私の活動をよく知っていただき、
気に入ったら写真集など買ってくれたらうれしいな~、
・出版社や編プロに営業に行った際に、
私の活動がぱっと見てわかるような、
いわば「かさこ会社案内」みたいな位置付け
という3つの目的からです。それで値段をつける売り物ではなく、
無料で配布することにしました!

今日も多くの方から冊子希望のメールいただきましたが、
多分現在で300~400部ぐらいだと思いますので、
まだまだ数に余裕はありますので、
欲しい方がいましたら、
住所とお名前を書いて遠慮なくメッセージください!

お友達などに紹介していただいても大丈夫です~


by kasakoblog | 2010-11-29 00:45 | お知らせ


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