好きを仕事にする大人塾「かさこ塾」塾長・カメライター・セルフマガジン編集者かさこのブログ

kasakoblog.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2011年 01月 07日

映画ソーシャル・ネットワーク感想~開かれたオタクになれ!

ハーバード大学在学中に、
世界最大のSNSサイトを立ち上げたフェイスブック創設者。
その開発発端となったのは、
大学のサイトをハッキングして、女子大生の画像を取り込み、
どっちの女の子がかわいいか投票するランキングサイトだったーー。

フェイスブック創設者の立ち上げ物語、
ノンフィクション映画「ソーシャルネットワーク」は、
1月15日から公開だが、年末年始の機内で見た。

随分と前評判がよく、映画史の記念碑的作品なんて、
宣伝文句が散りばめられているけど、
話は実話をもとにしているし、現代IT成功者の破天荒な立身出世伝で、
もちろんストーリーはおもしろいのだが、
映画としてどうかといわれれば、別に普通のありきたりの映画だし、
むしろ映画というよりテレビの特集番組程度で十分な内容ではある。

ホリエモンがどう成功したかを、
密着取材した映像をわざわざ映画館に行ってまで、
見たいかという話。

ただめまぐるしく社会環境が変わる今の世の中で、
今を生きるヒントが散りばめられている、
非常によい作品ではあることには間違いない。

そう、それは、開かれたオタクになれ!
ネット発リアル着をめざせ!ということ。

劇的に世の中が変わったのは、社会の入口。
リアル社会を席巻するほどのリアル社会となっているネット。
今やネットがリアル社会のポータル(玄関)になりつつある。

ネットで見つけてリアルでビジネスをしたり出会ったりする。
それが普通の世の中になりつつあり、
そのような意味でSNSサイトが大成功したのはうなずける。

ただネットオタク、ネットのみの引きこもりになってはいけない。
それが映画「ソーシャル・ネットワーク」の教訓だと思う。

フェイスブックを創設した彼は、
普通の大学生と同じように、
かわいい女の子とつきあいたいとか、
女の子と知り合うきっかけがないかとか、
そういう普通の人間としての動機から、
開発動機が始まっているように思う。

そう、リアルに人とつながりたい。
そのツールとして検索もできる便利なネットを活用しようと。

ただ映画では時にネットの利便性ばかりに注力するあまり、
合理的な判断を優先させるばかりに、
リアルな人間の感情の理解が足りず、
創設者本人が人とうまくつながれない苦悩みたいなものが、
描かれている。

それを見て痛感する。
ネットは絶対に必要だし、
ネットがリアル社会のポータルになっていることは、
間違いないが、
でもその向こうには感情を持った人間がいることを。
そして目的はネットではなく、ネットはあくまで手段であり、
重要なのはネットを使って、
人とリアルにつながりを広げていけること。
目的と手段を間違ってはいけない。
そんなことを感じさせる。

だからこれからのネット中心社会において、
楽しく生きるためには、
開かれたオタクになることだと私は思う。

ネットで自分の好きなことをどんどん発信すべきだし、
ネットをうまく使って興味のあることや、
共通の趣味と人とネットで積極的につながったりすべきだ。

ただそれはネットだけの閉じた世界だけではダメだ。
開かれたオタク、積極的に現実の世界で、
リアルな人間ともかかわりあっていく姿勢が大事。
ネットのコミュニケーションだけでなく、
リアルなコミュニケーション能力も磨いていかなければならない。

リアルなコミュニケーション能力を磨くにはどうしたらいいか。
失敗を恐れず、人とかかわりあうことしかない。

しかしややもするとネットツールが便利なだけに、
ネットツールでしかコミュニケーションがとれなくなってしまい、
ネット特有の、相手が見えないことから、
安易に傷つける文章などを書いてしまいがち。
でもそれではネットリテラシーにどれだけ長けていたとしても、
最終目的であるリアルで人とつながりあうことはできない。
いずれ、ネットでも人は離れていってしまう。

だからこれからますます、
ネットとリアルのバランス感覚が重要になる。
そのバランス感覚を取りやすいツールが、SNSなんだと思う。

私もネットに費やす時間は多い。
会社でも家でもほとんどパソコンの前に座っている。
でも原稿を書いたり、写真をアップしたりして、
ネットで発信する情報の多くは、
実際に人と会ってリアルに話を聞いたことや、
実際に遠くまで出かけて自分の足をつかって、
肌感覚で感じたこの目で見たものだ。
リアルとネットの融合。
そのバランス感覚がうまくいってないと、
ネットはひとりよがりのマスターベーションになりかねない。

これからますますネットが重要になる。
だからこそネットをバカにせず、ネットを軽視せず、
でもだからといってネットに無警戒にならず、
ネットをうまく活用した上でリアルにつなげていく努力が、
必要なんだと思う。

それがうまくいったらこんな楽しい社会はない。
だって今までネットはなかったんだから!

ネットがあるこの時代に生まれた幸せを最大限に利用しつつ、
でも映画「ソーシャル・ネットワーク」に描かれているような、
ネットツールの成功者なのに、
自分のリアルな人間関係はうまくいかないみたいな、
そういうワナにとらわれないよう、
開かれたオタクとなって、
リアルでのコミュニケーションや活動も、
大事にしていくべきだと思う。


by kasakoblog | 2011-01-07 00:50 | ネット


<< ブリュッセル写真      熱中夜話・一人旅ナイトの出演模様! >>