2001年 01月 16日
感覚マヒ
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海外」というと、よく治安が悪いだとかすぐ物を盗まれるとかいう。
それはある意味では本当のことだが、その要因は、日本人の特殊性に帰することが多い。
海外でよく日本人が被害にあうのは、ちょっと荷物から目を離した隙に物を取られる置引き。
でもそれは日本人の感覚がおかしいから、よく被害に遭うのだ。

日本ではファ-ストフ-ドや食堂や図書館、さらには駅のホ-ムなどでも、
場所取りのために平気で荷物だけを置いてどこかに行ってしまう。
こういう感覚のまま海外旅行に出掛けて、ここは日本ではないんだという意識を持たなければ、
簡単に物を盗られてしまうのは当然のこと。
というより、物を盗んでくださいと自ら差し出しているようなものなのだ。
海外の治安が異常に悪いのではなく、日本人の感覚がズレているから起こるのだ。

日本なら荷物を場所取りにしても、盗られることは少ないだろうが、
最近、「いくらなんでもこれはねえ」と首をかしげてしまうのは、
携帯電話を置いてそのままにしていくことである。
いくら平和ボケした日本でも、携帯をおきっぱなしという感覚はちょっと信じられない。これが意外に多いから驚いてしまう。

もし取られてどこかに電話を掛けられたらどうするのだろうか?
すぐに電話会社にとめてもらったとしても、膨大な個人情報が流出する。
友達の電話番号だけでなく、メ-ル機能もついているから、メ-ルの履歴を読んでいけばいろんなことがわかってしまう。

財布に次ぐ貴重品であるはずの、携帯電話をそのまま置いてどこかに行ってしまうというのは、
「治安のいい」日本でもやめた方がいいのではないか。
ここまで感覚がズレた人間が、団体ツア-で日本人に囲まれ高級ホテルに泊まり、
まるで日本にいるかのような旅行をするから、物が盗られたり、カモにされたり狙われたりするのである。
つまりは、自業自得ということだ。

いくら僕がこんなことを言っても、自分の荷物が盗まれて痛い目にあわないかぎり、きっと無駄なんだろうな。
渋谷の町角を歩いただけで、無差別に金属バットで殴りかかられるという(昨年暮れの事件)、
日本の異常な程の治安の悪さを考えた時、携帯電話をほったらかしにする危機意識のなさは、
より事件事故を誘発させているといっても過言ではない。

この世は欲望社会。何も自分から事件の火種を蒔く必要はないのではないだろうか。


by kasakoblog | 2001-01-16 00:49 | 一般


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