好きを仕事にする大人塾「かさこ塾」塾長・カメライター・セルフマガジン編集者かさこのブログ

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2001年 02月 12日

がんこらーめん

「灯台下暗し」とは実に至言である。
ラーメン探訪をしている僕の家のすぐ近くに、テレビでも紹介されているおいしいラーメン屋があったのだ。
なぜこの店に全く気づかなかったか?
それは外から一見してラーメン屋とわからないからである。
店には看板ものれんも全くなく、それどころか壁は一面黒いペンキで塗りたくられていて、
人の住んでいない空家か、あやしい暴力バーかといった感じなのだ。
その壁をよ~く見ると、骨がかかげられている。これが営業のしるしなのだそうだ。

スープの出来の悪い日は営業しないと書かれた張り紙に、中の見えないあやしい雰囲気。
そんな変わった店ということでテレビに紹介されたらしく、あちこちから客が来ているようだ。
僕の家からわずか歩いて2分。ラーメン探訪をしているこの僕が通り過ぎるわけにはいかんと、早速言ってみた。

カウンター10席ほどの店。外からラーメン屋とわからないせいか、並ばずにすぐに入れた。
来ている客は「スペシャル」か「チャーシュー」の1000円ラーメンを頼んでいた。
確かにものすごいボリュームがあったが、
1.ラーメンごときに1000円かかるのは、いくらうまかったとしても詐欺である。
2.このぐらいのものなら、ここから歩いて10分の「峰」にいけば800円で食える。
という二つの理由から却下し、普通のラーメン700円を注文し、お手並み拝見させてもらった。

出てきたラーメンは非常に透明感があり、スープも麺も実にうまかった。
さっぱりしたしょうゆラーメンでこれほどうまいものを出す店はなかなかないだろう。
みそ好きの僕でもうまいと思うのだから、しょうゆの好きな人にはたまらないかもしれない。

しかし、である。
具は貧弱で、量も少なかった。
ほんのちょっとのメンマとネギ。うまいチャーシューが2枚入っていたのはうれしいが、
この具の乏しさで700円はいかがなものか?

味噌一の650円みそラーメンには、実に様々な具が入っていて驚かされる。
もやし、キャベツ、ネギ、にんじん、かいわれ、チャーシュー、メンマ・・・
それと比べてしまうと、いくら麺とスープがうまくても700円出す気にはなれない。
だからここに来る人はみな1000円もするスペシャルやチャーシューを頼むのだ。

僕が思うに、この店は看板やのれんも一切出さず、中が全く見えない秘密めいたラーメン屋だから、
客が珍しがって来るのであって、もし普通のラーメン屋のように営業していたら、
これほど客は来ないのではないかと思う。
確かに味はうまいが、ここから歩いて10分もすれば、「峰」と「味噌一」という最強ラーメン屋があることを考えると、
残念ながら大したことはないなというのが感想だった。


by kasakoblog | 2001-02-12 00:58 | グルメ・ラーメン


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