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大リーグ・ほんのチョイ

毎日楽しみでしょうがないのが、今日のイチロー、今日の新庄。
ところが日本のテレビのひどいことに、スポーツコーナーでは、
国内のつまらん野球ニュースからやって、大リーグ情報を後回しにする番組が非常に多い。
しかもつまらん国内試合を丁寧に解説するわりに、イチロー、新庄はほんのちょっとで済ませてしまう。
はっきりいってこれはひどい。視聴者を考えた番組作りをしてほしい。

イチローより注目が集まる新庄だが、その理由をマスコミは、
「新庄のような『普通の選手』が活躍するから注目してしまう」と言っているが、新庄は「普通」の選手なんかじゃない。
確かに日本の生涯打率は大したことないが、守備・肩・足は超一級だ。
決して普通の選手なんかではない。
ちなみに、新庄よりも打率成績の良い巨人の打者が大リーグにいっても絶対に活躍できないだろう。
それは守備・肩・足で圧倒的に劣るからだ。

イチローが打って、佐々木がしめる。野茂がノーヒットノーランを達成。
長谷川や大家といった日本でそれほど有名ではない選手が活躍する。そして新庄の活躍。
これを見て今後も日本人選手の大リーグ移籍は加速化するだろう。

しかしよ~く考えて欲しい。
大リーグと日本のプロ野球には、もはやレベルの差なんてないのだ。ただ環境と種類が違うだけ。
このままでいくと、5年後には大リーグが日本人でいっぱいの日本プロ野球界になり、
日本のプロ野球は外国人でいっぱいになり、どっちが大リーグでどっちが日本のプロ野球かわからなくなるのではないか。
こうなってくると、もはや「レベルの高い大リーグに挑戦したい」という動機は成立しなくなる。
それどころか大リーグで活躍するぐらい、日本で活躍することも難しいということを認識してほしい。

そういった意味では、世界との差が明らかにあるのはサッカーだ。
プロ野球選手が大リーグに行く意味はもはや全くないが、
サッカーはJリーグから出て世界に挑戦する意味は十二分にある。
野茂やイチローが大リーグで活躍する難易度と、中田がセリエAで活躍する難易度は雲泥の差がある。
今後のサッカー選手の世界での活躍を期待したい。

とはいうものの、大リーグに移籍した日本人打者のパイオニアの2人の活躍は、
今、最も注目すべきことがらである。
この2人のおかげで毎日の楽しみがつぶやきかさこ以外に一つ増えたのだから。

by kasakoblog | 2001-04-10 02:31

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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