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高度情報化社会

かさこさんは毎日マックと松屋でばかり食べているから、味盲(味がわからない)なのだ。
だからかさこさんのラーメン評価はどうもなあ、という一般的イメージが定着した感があるが、
現実とイメージとは皮肉な双曲線関係にあるもので、
そんなイメージがついたここ最近、実はあまりマック・松屋に行っていないのである。
今日久しぶりに松屋で牛丼食べて「久しぶりでうまいなあ」と感じいったところであった。

ほんの4、5カ月前までは、ほんと昼食マック&夕食松屋というのが毎日続いていた。
ところが就職してから1年が過ぎ、わずかだが昇給したということや、
仕事が忙しくなり、おいしいものでも食って元気を取り戻さないとどうしようもないという状況もあって、
実はここ1、2カ月、マック・松屋はご無沙汰していたのである。

現実とイメージとは常にこんなもので、イメージが先行して現実は全然違ったり、
イメージが定着したころには本人はそんなことしていなかったりと、そういうことはよくあるのである。

まあ、かさこさんがマックで食べようが松屋で食べようが、
イメージにタイムラグがあろうがそんな話関係ないと思うかもしれないけれど、
自分が日々接している情報というのは、このような危険性を秘めているということをわかってもらうためにしたのである。

つまりこれがいわゆる情報化社会の落とし穴なのである。
過剰な情報が再生産されていく中で、情報伝達の波の広がり具合とタイムラグ、
さらには無限の伝言ゲームによって、本人が情報を発信した時からそれがイメージとして定着するには、
かなりのズレが生じる。
私たちはこういう「高度」情報社会に生きているということを認識しなければならない、
特にマスコミの発する情報は、一次情報より(直接的な情報)圧倒的に二次情報(誰彼のまた聞き)が多いことから要注意だ。

ということで僕は最近、マック・松屋はご無沙汰しているということをここに書いておく。
ところが皮肉なことに、こうしてここで最近食べていないと言って、
「最近、かさこさん、マック&松屋に行ってないらしいよ」と広まる頃には、
すでにもうマック&松屋の悪壁が復活しているということになるのだ。

情報社会とは、常にタイムラグの連続であるということを知っておかないと、とんでもないめにあうので気をつけたい。

by kasakoblog | 2001-07-03 13:16

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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