2011年 01月 20日
電子書籍革命の真実
書評「電子書籍革命の真実」西田宗千佳著

<事実の羅列、つまらない>
電子書籍というわくわくする題材を扱っていながら、
なぜこれほど本書はつまらないのだろうか?
それはただ企業のリリース記事や企業の取材コメントを、
つらつらだらだら羅列しているだけで、
そこから見える分析や展望がないからだ。

もちろん事実の羅列のなかには「へぇ~」
という小さな驚きはあるが、
それによってこれからどうなるか、
突っ込んだ分析がない。

結局、問題意識がなくただ事実を追っかけて本にしているだけ。
テーマがない。核がない。

これが佐々木俊尚氏との決定的違い。
佐々木氏の本がおもしろいのは、
問題意識がありそれに基づき事実を補足しているから、
読んでいておもしろいし未来の展望が見えてくる。

唯一おもしろいのは第四章の自ら電子書籍を出版した経緯ぐらい。

この本は編集された書籍ではなく、
単なるニュース記事にしか過ぎない。
取材力や情報量がふんだんにあるだけにとても残念。


by kasakoblog | 2011-01-20 20:28 | 書評・映画評


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