寝たきり生活11日目
2002年 04月 19日
そう考えて、2週間かかる20万円の切開手術より、
半日で終わるけど60万円かかるレーザー手術を選んだ。
しかし結果は無惨だった。
レーザー手術をしてから今日でちょうど2週間。
その間、一度足を引きずりながら会社に行った1度以外は、すべて休むことに。
(もちろん自宅で原稿を書く仕事はしていたが)
まあ結果論だから何とも言えないし、切開手術をして2週間で退院できたかどうかも、
これはやってみなければわからないことだから。
しかし、つぶやきやサラ金も含めて、とにかくいろんなことをやりたいこの時期に、
こんな2週間ものエアポケットが待ち構えているとは思いもしなかった。
動けないことほど辛いことはない。
特に自分はとにかく何でもかんでも自分で動いてやる方なので、歯がゆくて仕方がない。
しかもパソコンに向うことができれば、いくらでもやることはあるけど、
腰が痛いから、必要最低限の仕事のためだけにパソコンに向い、つぶやきやサラ金の更新はしてこなかった。
やっと回復のわずかながらの兆しが見えつつある。
まあ僕の回復度合いは、きっとつぶやきかさこの文字量でわかることだろう。
健康って当たり前のことなんだけど、すごく大事なんだな。
僕が腰が痛くて、足を引きずりながら腰をかがめて銭湯まで歩いている時のこと、
狭い道路にある自転車や店の前に止まる車など、道路にこれほどまでに障害物があるとは思いもしなかった。
こりゃ、足の不自由な老人にとってはえらい迷惑だろうなと、そんなことをはじめて知った。
何事も自分がその立場になってみなければわからない。
医療の現状も健康でない人のことも。
「まじめな人が損をしな社会」はかさこ内閣総理大臣のスローガンだが、
「弱者に対する優しい社会」って今までそんなことはなんか偽善者ぶっていてくさいと思っていたから、
真剣に考えたことなかったけど、やっぱりそういう観点も莫大な経済利益を上げている国家としては、
考えなくてはならない課題なんだろうなと、ちょっとだけだけど実感したな。