2011年 02月 10日
21時に新宿で無差別殺人?!
「2011年2月11日午後21時ピッタリに新宿駅
(前、新南口だったところの階段の降りてハイウェイバスの入り口あたり)
で3人組で通り魔を起こす。死にたくない人はゲームに参加しないことだな!!」
「必ず実行する。アキバより多くの人が死ぬだろう」
「3人組で通行人を殺すんだよ!! 楽しみだ!!!!!!」
「当日は一人は車で通行人に突っ込み、残りの2人は通り魔てナイフで通行人を殺す」
「本番当日もここに書きこみするからな!!
実況中継はできないが、殺る1時間ぐらいまえまではここにくるかもな!!!」


2/6にインターネット掲示板に、
新宿で無差別殺人を予告する書き込みがされた、
というのをたまたまネットのニュースで見た。

ある人はこれを見てこう思った。
「狂言の可能性もあるけど、もし本当だったら・・・。
多くの人に知らせなければ!」
彼はツイッターやブログやらリアルでの話やらを通じて、
11日夜、新宿に行かない方がいいと必死になって呼びかけた。

この人の話を聞いたある人はこう思った。
「ネットでの殺害予告なんて頻繁にあるんでしょ?
だいたいこうやってネットやリアルで、
騒ぐ輩がいるせいで愉快犯が増えるんだよ。
オレは絶対にこの手の話は拡散させない」

新宿での無差別殺人予告が、
大きなニュースとして取り上げられ、
ネットでも話題になっていることを見た、
ある人はこう思った。

「いつもツイッターでつぶやいたり、
ブログで日記書いたり、掲示板で書き込んだりしたって、
たいした反応なんかない。
でもこれ、すごいな!
一躍、注目される“ヒーロー”じゃないか。
オレもやってみよう!」

彼はネットカフェに行き、
同様に1週間後の無差別殺人予告を詳細に書き込みした。
すると数秒もたたないうちに、
リアクションが数十件あり、
すぐにネットのニュースで取り上げられ話題になった。
なんて快感なんだろう。この感覚。
オレは今、社会の注目の的になっている。
彼は上機嫌でネットカフェを後にした。

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2月11日21時前。
ある人は殺人予告を見てわざわざこの時間に来た。
彼はマスコミ志望。
「もしこの無差別殺人を実況中継したら、
オレは一躍有名になれるんじゃね?」
彼はケータイ片手にその瞬間を待ちわびていた。

ネットの殺害予告を書き込んだ輩の1人は、
予定通り21時前に到着した。
彼は自分で無差別殺人なんかするつもりはなかった。
無差別殺人を予告して、
普段、大勢の人で賑わう新宿が、
たかがネットに書き込んで数文字程度のことで、
人がまったくいなくなり、
物々しい警察部隊が出動しているのを撮影して、
あとで「バカな奴ら、無差別殺人なんて起きるわけねえだろ!」
と書き込みをするためだった。

ある人はネットの殺人予告を見て、21時前に来た。
「書き込んでくれた人ありがとう。
でもヒーローになるのはオレだ。
悪いが先にやらせてもらう」

彼は21時になる10分前に、
ナイフを取り出し、人々を斬りつけはじめた。

ネットで殺人予告を書き込んだ輩はぶったまげた。
「なぜ無差別殺人が・・・書き込んだのはオレなのに」
ナイフを振り回す輩がまっしぐらに向かってきて、
胸にナイフを突き刺された。
「なぜオレが殺されなければならないんだ・・・」

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ネットをめぐる狂想曲。
ネットがリアルになった時代、
ネットがリアルを超えた時代。
それによって起こる悲喜劇の数々。

今日もまたどこかの掲示板に無差別殺人予告が書き込まれ、
今日も誰かが注意をうがなし、
今日も誰かがそんなのくだらねえと笑い飛ばし、
今日も誰かがやじうま根性で現場に行く。

人間の進歩って一体なんだろう。
社会って、幸せって、豊かさって。

すべては人の心次第。
ネットがあろうがなかろうが。


by kasakoblog | 2011-02-10 23:55 | ネット


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