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36歳&毎日更新日記12年目突入!

2月28日で36歳になりました。
そしてホームページで毎日更新日記を始めて以来、丸11年になりました!
2011年で11周年!覚えやすい。

36歳って年はもう若造気取りじゃいられないんだなって思う。
なんか自分勝手なイメージだけど、35歳ぐらいまでは、
まだまだ「若造だから」って言い訳が許されるような気がする。
でも36歳って年齢的には立派な中堅。
それなりのことができて当たり前な年になったんだなーって思う。

若い時の焦りはない。
やるべきことはわかっている。
自分の好きなこと。
写真を撮り、文章を書く。
それをただひたすら地道に積み重ねていき、
それをネットにきちんとアウトプットし、
しかるべき相手にこちらから営業をかけること。
だから迷いや悩みもほとんどない。

20代の頃、後ばかり向いて、社会や時代に文句を言っていた私が、
会社を辞めて旅に出るという決断をしてからぐらいだろうか。
社会や時代に文句を言う前に、
自分が行動して好きな世界に変えていけばいいということを悟った。
ミスチルでいうなら「蘇生」の歌詞の心境。

“今度はこのさえない現実を
夢みたいに塗り替えればいいさ”

以来、10年。
25歳から30歳ぐらいまでは、
好きなことしてもなかなか結果が出なくて、
焦りや憤りも感じたりもした。
時に後ろ向きな感情に引っ張られることも多かった。

でも30歳から35歳は充実した5年間だった。
著書が15冊も出た。
いろんなメディアにも出た。
満足の5年間だった。

それで今の自分に満足しているわけではない。
むしろ写真集シリーズが次回で一段落しそうなこともあり、
電子書籍という新しい可能性が出てきたこともあり、
今までとはまた違った方法で、
形にしていく方法を模索する必要があり、
それはそれで楽しくもあり、危機感がないわけもない。

でも私の基本は変わらない。
自分が楽しいと思ったこと、興味を持ったことに突っ込み、
それを文章と写真で表現していくこと。
それに共感したり刺激を受けたりする人を、
できるだけ多く増やしていくことだけだ。
時代や技術が変わり、その手段や方法が変わろうと、
私の活動の原点に大きな影響はない。
だってそれが楽しいんだもん。

前を向いて歩いていく。
上を向いて歩いていく。
そういうポジティブ思考に切り替わってから、
随分と時が経ち、今はどんなつらいことや悩みがあっても、
それをプラスに転化する恐ろしいほどの楽観主義ともいうべき、
プラス思考を持ち合わせている自分がいる。

ただ最近、それがあまりに強すぎて、
自分はいいけど、周囲が戸惑う時があるのではないか、
というのが唯一の悩みぐらいか。

人は誰もが弱さを抱えて生きている。
誰もが強い精神力を持っているわけではない。
誰もが合理的に判断できるわけではなく、
感情の揺れ動きによって時に自分を見失ったりする。

そんな時、私のような心の強い人間が、
心の持ちようだ、後を向くな!前を向け!
といったところで、
「そんな簡単にはできないよ」という人がいっぱいいても、
それは当然のことだと思うんだけど、
ややもすると私は強すぎて、
そういう人を切り捨てかねない。

多分、それはまだ私の強さが本物じゃないから。
自分に対して強いかもしれないけど、
余裕を持った強さがあれば、
弱さを持っている人たちを強くさせていくために、
強さの押し付けでなく、
心の意識を変えていけるような、
うまいアドバイスなりができるはずだ。

昔、高校時代に私なんかとは比べようもない、
実に精神力の強い同級生がいた。
彼は絶対に信念を曲げない。
おかしなことは絶対にしない。
どんな時でも理路整然としている。

そんな彼から、私がちょっとでも弱音を見せたり、
私がちょっとラクをしようとすると、
「それは違うだろ!」と言われると、
やっぱり素直に従えない自分がいた。

「僕はあなたみたいに強くない。
そんなことができるならとっくにしている。
頭ではわかっていても行動に移すことはまた別なんだ」と。

それは言い訳に過ぎない。
自分が努力しない言い訳でもある。
でも人間ってそんなもの。
私ですら「そんなの無理」と思ったんだから、
私が「前向きになれ!」といったところで、
そう簡単に多くの人が前向きになれるわけではない。

弱き人の心がわかる。
それが本当の強さではないか。
弱き人の心を強さの押し付けではなく、
ポジティブ思考の押し売りではなく、
自然な形でのせていくことができる。
それが本当に強い人ではないか。

先日も読者の方から貴重な意見をいただいた。

正論ではあるが読者に余裕を与えないところがある。
人はいつでもポジティブになれるわけではない。

このような貴重な意見を言ってくださる読者は大変ありがたい。
私も最近、自分の「強さ」を持て余し気味なことがあって、
そのようなタイミングで指摘をしてくれたので、
気をつけなきゃいけないなと。

自分はかつてネガティブ思考のかたまりで、
後ろ向きでマイナス思考だらけだったけど、
今はポジティブでプラス思考に変われて、
それで人生とっても幸せになったから、
どこかできっと誰もができるはずだと思い込んでいる。
でもそう簡単に誰もができるわけではない。

弱い人たちがどうやったら強くなれるようになるのか。
どうやったらあきらめず、プラス思考に発想を転換できるのか。
メッセージが素晴らしくてもその伝え方を、
工夫しなくちゃいけないのが、
当面の私の課題かなとは思っています。

ただそこにはすでに1つの解があって、
多分、私の文章は強すぎるので、
(わざと強くしている面もある)
写真がいいんだと思う。
でも写真だけだとそれはそれで伝わりにくいから、
写真と言葉を組み合わせたフォトエッセイ。
それが一つの伝わる手段になるとは思ってはいます。

周囲に対して、読者に対して、
強い自分を振りかざさず、どう接していくか、
それは1つの課題として感じてはいるものの、
これからも引き続き自分に対しては、
おもしろさの“負荷”をかけていきたいと思う。

おもしろいと思ったことはどんどんやる。
11年間、日記だけ毎日更新して満足してるんじゃなく、
もっともっとまだまだいろんなことができるはず。

継続性のあるものって、ある意味すごく難しいんです。
何が難しいって続けることじゃなく、
続けている理由が何かってこと。

時として人は、続けていく理由が、
当初はおもしろいからやっていたはずなのに、
継続が義務になり、義務感から続けていることになりかねない。

義務感で続けていることなんておもしろくない。
自分がおもしろくないと感じれば、
いいものなんかできないし、
相手に伝わることなんかできない。

おもしろいから11年も続く。
今後も10年、20年続けるためには、
義務感ではなく自分がおもしろいと思うことをするのが大事。
それはいつも自分に問うている。
「それをやるのって義務感?それともおもしろいから?」って。

だからもし義務感からやっていることがあるなら、
辞める勇気も必要になるだろう。
おもしろさがなくなったら続ける意味などないのだから。

でも人は過去の慣習に捉われやすく、
今までやってきたことを辞めにくい。
でもそれが本当に自分にとってプラスになっているのか。
きちんと見極めて判断しなくてはならない。

会社を辞めて旅に出てから10年が過ぎ、
36歳になって随分いろんな経験もしてきたし、
ストックもたまってきた。

「おもしろいことをする」という初心を忘れず、
今後もネットでの発表を中心に、
読者の方に多くの気づきを与えていけたらなと思っています。

※最近、つぶやきかさこは1日1記事と限らず、
複数アップしていることもありますので、お見逃しなく!

・2/27:入試問題ネット投稿に見る時代錯誤な受験勉強
http://kasakoblog.exblog.jp/14328931/

・2/27:工場夜景ツアー開催!
http://kasakoblog.exblog.jp/14326734/

・2/26:もうこのままではダメだ
http://kasakoblog.exblog.jp/14322536/

・2/26:桃太郎神社
http://kasakoblog.exblog.jp/14321518/

・2/26:英語ブログ「fire monkey」
http://kasakoworld.wordpress.com/2011/02/26/fire-monkey/

<これまでの誕生日日記>
●2000年2月28日 25才
「つぶやきかさこ」記念すべき第1回目は、25才の誕生日です。

僕は「30」という年令を人生の中での大きな区切りと考えるのですが、
その場合に、25才というのはものすごく重要な意味を持つ年ではないか、と思います。

僕はこの25才という誕生日を機に、気合入れて頑張るぞと思っているわけですが、
そうは言ってもなかなか行動の方がついてこないのが現状で、
今何をしているかっていえば、
近くのスーパーに買い物に行ってパックのごはんを買ってきて、
帰りに地元の図書館で本を借りてきて、
家に帰るとポテトチップスをほおばりながら
「サッカー・セリエA・ユベントスVSローマ」を見て、
世界ですでに大活躍している同年代の日本人の若者を応援しているだけなんです。

●2001年2月28日 26歳
「26才・つぶやき1周年記念・かさこ内閣誕生」と題して、
「かさこ内閣総理大臣」のマニュフェストを掲載。

●2002年2月28日 27歳
僕は今日で27才になった。
うれしいことより焦りの方が先に来る。

社会や時代はひどいけど、それでも決然と地に足をつけ、
ゴールに向けてまっしぐらに歩む。
それが僕の生き方の理想形なのだなと思う。

●2003年2月28日 28歳
27才の時は「なんかやばいな」「急がねば」「焦らねば」みたいなものがあったけど、
28才に不思議と感慨はなく、30才までの通過点的意味にしか感じられない。
28才という感慨はあまりないんだけど、
それより何より、この毎日更新つぶやきかさこが
丸3年もたったのだということの意味での感慨が実に大きい。

「継続は力なり」という地味な言葉があるけど、
やっぱり3年の継続っていうのはすごいなあと思う。

毎日続けられるような情熱が続くものがあれば、人生は楽しいですよ。

●2004年2月28日 29歳
29歳の誕生日という感慨より、
2/21でかさこワールド開設以来4年が過ぎたという感慨が大きい。

思えばこんなに続くことになるとは思いもしなかったけど、
毎日ほんのちょっとずつのこのコーナーは4年も過ぎると
とんでもない量になっていることに気づき、
毎日継続することのすごさがわかる。

4年もつぶやきかさこを続けていると、
もうそれが生活の当たり前の一部になっている。
苦に感じたことはほとんどない。
むしろ自分がいいたいことをいえる楽しみの場だと思っている。
だから続けてこれたのだと思う。

●2005年2月28日 30歳&かさこワールド5周年
25歳からはじまったわけだけど、来るべき大きな「30」歳代に向けて、
僕はただひたすら「焦っていた」ように思う。

でも今、30歳ということでの焦りはあまりない
自分がやりたいこと、やるべきこと、やれることを続けいていけば、
それは必ず形になるという、ある種の自信みたいなものがついたから、
妙な焦りとか、誰かのせいにしたりとか社会のせいにしたりとかはなくなったと思う。

ただ僕は、今やるべきことをやるだけ。
昨年あたりから、私も1つのキャッチフレーズをもとに、
活動指針を展開していくことにした。

「Everything is kasako-world」

すべての活動はかさこワールドにあり。
改めて自分が持っている唯一のメディア「かさこワールド」を充実させ、
そこからさまざまな活動に派生させていこうというものだ。

●2006年2月28日 31歳
最近、若く見られて困っている。
仕事、特に編集のような仕事をしている場合、
「若そうな経験が浅い奴が来た」と思われるのは、
第一印象としては非常に損をする場合が多い。

というわけでめでたく31歳になった私だが、
相も変わらず見た目は若いのだが、
無理に年上に見せるといったことをしても仕方がないので、
私はそれより中身をより一層、磨こうと思っている。
中身の落ち着きは外見が醸し出す雰囲気にも表れるから。

●2007年2月28日 32歳
なんとかさこワールド7周年。長期海外旅行はまとめて更新だが、
7年間×365日=約2555の記事を毎日書いたことになる。
継続とは力なりとはまさにこのことだなーと思う次第である。

あと13年、45歳になるまでは、
創作活動に力を入れ、そうした観点から社会を分析し、
社会を見る目を養い、自分がまだまだ知らない多くのことを勉強し、
政治家となるべき素養をつみたいと思っている。
そして政治家になれるだけの人気を得たいと思っている。

●2008年2月28日 33歳
「継続は力なり」というと、
確かにいい言葉なんだけど、
どことなくストイックなイメージがあって、
楽しくやるというより、辛いことをひたむきにやるみたいな、
そんな風にも捉えられる言葉だと思うんだけど、
「才能とは持続する情熱である」という言葉に言い換えると、
毎日の積み重ねが楽しくもあり、力にもなるという、
非常にポジティブな感じの印象があって、気に入っている。

人生には大きく2つの生き方があると思う。
1つは、自分がどこに行きたいか目印を決めて生きること。
もう1つは、目印を決めずに生きること。

でも年を重ねていくごとに、ある程度の目印を決めた生き方に、
シフトしていかないといけないのかなと、今の時点ではそう考えている。
どこに目標を置くのか、どうなりたいのか、どうしたいのか、どこに行きたいのか、
より具体化した道標を立てながら、目印に向かって生きていくことが、
自分のしたいことがよりリアルに近づいていくんじゃないかなと。

●2009年2月28日 34歳
34歳の誕生日は、私がこれまでやってきた9年間の成果を象徴するような日だった。
カメラマン&ライターとして、ハワイで仕事をしている。

25歳で編集・ライター業界に転身した時に、
ずっと夢見てきた理想の姿だなと。

自分のなかで「こうしたい」「ああしたい」
という想い・意識って、
目の前に起こる現実を引き寄せるんです。
こわいぐらいに。
だからその想いや意識の強さが、
偶然を必然に変える力になる。

●2010年2月28日 35歳&かさこワールド10周年
みなさんもぜひ誕生日を契機に、
今までの人生を簡単な年表にして、ざっと振り返りながら、
今後どうしていきたいかを考えるとよいと思う。

自分がやりたいと思ったことはほとんど実現した。
それは安定を捨て、会社をやめて、
旅に出て、好きな業界に転身する行動をとれたから。
そのおかげでトラベルライターにもなれた。
本も出せた。写真集も出せた。テレビにも出た。

この10年の経験と実績をバネに、
さらなる飛躍を遂げるのがこの先の10年。
それが35歳から始まるんだと思う。

10年毎日書き続けられる力と、
アホみたいにいろんなところに行って、
写真を撮ってこれる力は、
他の誰にもマネできないと思う。

その力をどううまく編集し、プロデュースし、マーケティングして、
社会に貢献できる形に変えていけるか。
それが問われている10年だと思い、
今年はのっけからいつも以上に飛ばして活動をしている。

かさこワールド
http://www.kasako.com/

by kasakoblog | 2011-02-28 00:37 | 生き方

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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