好きを仕事にする大人塾「かさこ塾」塾長・カメライター・セルフマガジン編集者かさこのブログ

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2011年 05月 04日

注目の有料サイトがオープン!

私が尊敬する作家でありカメラマンの藤原新也氏(67歳)が、
月会費1000円のウエブマガジンを5月1日にオープンした。

iPad発売を契機に電子書籍という言葉が昨年からバカ騒ぎされたが、
有料で支払うWebコンテンツってほとんど成功してないのではないか。
未だに電子書籍デバイスが浸透していないことや、
日本の場合、パソコンを持っていない人も多く、
すべてケータイでまかなっちゃう人が多いという、
ハード面での問題も大いにあると思うが、
金を払ってまでWebのコンテンツを見る必要はない、
Webは無料で見れるのが当たり前、
という認識が浸透しているからではないかと思う。

そんななか、もう「終わりかけた」、
最近では一時代の勢いなく、作品の質の低下も著しい、
藤原新也氏が有料で、しかも月1000円という、
結構いい値段をとって有料コンテンツを始めたというのは驚きだったが、
逆にこのぐらい思い切ったことをするという行動に感服し、
有料コンテンツとは一体どんなものか、
自分もそのようなことができないかと模索しているので、
研究目的もあって契約したのだが、
なかなかこれがすごい。

何がすごいって過去のアナログだった膨大なストック(文章・写真)が、
徐々にWebのデータとして順次追加されていく点。
本来、秋にオープン予定だったにもかかわらず、
震災が起きて、こういう時だからこそ、
攻めの姿勢を忘れてはいけないと、
急遽前倒しして5月に突貫工事でオープンしたにもかかわらず、
著書も数冊、全ページPDFで読めるようになっているし、
今までの著書で見たことのない過去の写真とかも載っている。

無論、最新情報も追加されていくが、
それよりも過去アナログだった情報が、
Webで簡単に見れるというのがいい。

Webのコンテンツで有料にできるのって、
過去のストックなのかなと思う。
最新情報はどんどん無料で見せていき、
期間が過ぎたら有料にして、
検索性優れたデータベースで一覧できるからこそ、
Webのコンテンツであっても金を払う価値があるみたいな。

ただ藤原新也氏のおもしろいのは、
会員数を1000名に限定している点。
このため現在ではもうすでに会員は募集していない模様。
ビジネスということを考えれば、
数を限定してしまうのはナンセンスだが、
彼はこのサイトで儲けて生活費を捻出するというより、
サイトの維持・管理費と、
コンテンツを制作するための多少の取材費が得られればいい、
というスタンス。
まあそれはすでに67歳であり、
しかもお金に困らないという立場にあるからできることではあるが、
それでも会員数を限定にするというのは、
今までにない発想だけに非常におもしろいと思う。
今後どうなるか楽しみにしたい。

私も何らかの形で、
有料サイトなのか有料マガジンなのかで、
継続的に安定的な収入を得て、
それを資金源に個人の活動を今までより充実し、
コンテンツも充実させていきたいと考えていて、
何かいい方法はないかと模索しているところ。

ただ現時点では有料にしてしまい、
多少のお金を得るために読者数が減ってしまう方が、
大きな損出だと考えており、
今のところ、ネットコンテンツを有料にして、
クローズドにしてしまう考えはない。

読者からお金を得るのではなく、
むしろ無料でどんどんこれからもコンテンツをアップし、
いろんなメディアや企業からお金を得るという、
(写真貸出や記事制作、出版など)
現状のスタイルの方がビジネスモデル的にはいいかなとは思っています。

あとはサイトで収入を得るのではなく、
講演、セミナー、ツアーガイド、写真プリント、
写真データ提供とかかなと。

いずれにせよ、
私が「現代の藤原新也になる」というほど尊敬している方が、
最近もうろくしてきたにもかかわらず、
素晴らしい有料コンテンツを、
震災が起きて前倒しでオープンするというすさまじい行動力に、
恐れ入りました、早く追いつき追い越せるよう、がんばります、
と大きな勇気をもらった。

私も藤原新也氏に負けないよう、
今後もコンテンツを拡充していきたいと思います。

*藤原新也氏ウェブマガジン前倒しについて、
2011/3/26のブログにて、
「こんなご時勢に新たな大型企画、藤原新也WM(ウエブマガジン)を
とつぜん立ち上げるというのは驚いたという意見が多い。
実はもう少し温めてと考えていたのだが、突然の大震災である。

現地に行って、本当にウソじゃなく神は死んだと思った。
東京に帰っても人間が憔悴しきっている。
いや日本全土が憔悴している。

人生の付録で生きているような私のような者こそ、
ここはくじけるのではなく「攻めの姿勢」を見せることこそが大事だと思った。

だから急遽公開した。」

※時折更新されるブログは無料で見れる
http://www.fujiwarashinya.com/


by kasakoblog | 2011-05-04 22:17 | ネット


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