もうお忘れですか?
2011年 07月 01日
今もなお長く苦難が続く被災地だが、
被災地以外ではすっかり、
“喪が明けた”といわんばかりの雰囲気という気がする。
延々被災地報道していたマスコミもすっかり量が減った。
私が取材した避難所も先々週で閉鎖となり、
約160人の避難者はどこか住宅に移った。
しかし仕事も家も車も家財道具も一切ないなか、
2年しか住めない仮住まいと
家電6点セットだけ渡されて、
よかったですねといわれても、
相当苦しい生活なんじゃないだろうか。
応急措置的な一方的に何かをあげる支援の段階は、
もう終わったのかもしれないが、
元の生活に戻るための支援というのは、
まだまだ必要なんじゃないかなと思う。
とりあえず一度、被災地に行ってみたらいい。
写真は津波から3ヵ月。
地元の人はいう。
「これでだいぶ瓦礫片付いたんですよ」と。
まだ3ヵ月経ってもこの状態。
そんなわけでまた明日あさってと福島のいわき市に、
被災者の方々に話を聞きに行ってきます。
原発避難者の方もなかにはいる。
長野でも地震が起こった。
立川断層が危なくなっていて、
東京でも直下型地震が起こるかもしれないともいわれている。
明日はわが身。
今からでも遅くない。
一度被災地に赴き、テレビではなく自分の目と肌で、
被災地を感じてくることは大事なんじゃないかと思います。
明日あさっての被災者の話は、
随時日記にアップしていきたいと思います。
避難所生活がどんななんであったのか。
避難所退所後、どんな生活をしているのか。
福島いわき市豊間写真アップ
http://www.kasako.com/1106toyo.html
被災地レポ
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