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与えられた仕事と自分で作った仕事

今の仕事に満足していますか?


他人から与えられた仕事=つまらない=やりがいがない。
自分で作った仕事=おもしろい=やりがいがある。
若い頃ってそんな単純な図式で仕事を考えていた。
だから新卒学生なんか決まって、
経営企画部だとか商品開発部がだとか、
本当に仕事の内容がそうかは別にして、
「自分で仕事を作れそうな」部署こそやりがいがあると思い込み、
希望したりするわけだ。

最近になって、私自身、
与えられた仕事がとてもおもしろく感じられるようになった。
もちろんすべてが誰かから与えられた仕事だけではなく、
自分から作った仕事や自分がやりたいと希望した仕事もある。
ただそういう仕事だけしていると、
いつまでたっても自分の枠内=興味の範囲内から抜け出せない。
慣れ親しんでおもしろいはおもしろいんだろうけど、
知らず知らずのうちにマンネリ化し、
自分の可能性や成長を止めている場合も往々にしてある。

それに引き換え、与えられた仕事ってのは、
もともと自分に興味があるとは思っていない内容だったりして、
はじめはとまどったりするんだろうけど、仕事をしていくうちに、
自分の中に隠れていた新しい興味・関心だとか、
これまで自分が使ってこなかった、
仕事の「頭」だったり「筋肉」だったりを使うことになり、
意外な自分の適性や能力に気づいたり、
これまでになかった「仕事力」や知識を身につける契機ともなる。

今、与えられた仕事で、そんなおもしろさを感じながらやっている仕事があって、
自分の興味本位で作って取った仕事も大切だけど、
他の人から思わぬ与えられた仕事っていうのも、
すごくおもしろいんだななんて感じている。

とかく、やりがいのある仕事だとか自分に合った仕事なんていうと、
与えられる仕事を軽視するきらいがあって、
それを嫌々こなす毎日だったりしてしまいがちだけど、
発想を転換して、与えられた仕事を懸命にやってみるとよいと思う。
なんでもかんでも仕事に文句ばかりいっていた自分を、
180度変えられるかもしれないから。

大企業の歯車とかよくいうけど、
歯車が動かなきゃどんなに大企業でも動かないわけで、
歯車(与えられた仕事)であっても、
その役割をこなしていくことで、
新しい仕事の可能性や自分の能力が見えたりする。

自分が苦手とか適性がないと思っている仕事ほど、
その分、自分の成長ややりがいにつながる可能性が高いわけで。

食わず嫌いはやめて、「与えられた仕事」という受動的な意識ではなく、
「与えてもらった仕事」という能動的なチャンスに置き換えると、
今までとは違った地平線が見えてくるはず。

by kasakoblog | 2008-02-18 17:20 | 働き方

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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