好きを仕事にする大人塾「かさこ塾」塾長・カメライター・セルフマガジン編集者かさこのブログ

kasakoblog.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2008年 01月 14日

チーム・バチスタの栄光

★★★★★
ムチャクチャおもしろい!
こんな小説が読みたかった!
おもしろくって寝る間も惜しんで、一挙に読めました。

医療、病院というシリアスな問題をテーマにしながら、
これほどまで実におもしろく、軽妙なタッチで描くミステリーは、
もうおもしろくておもしろくて、
一度読み始めたら先を読まずにはいられない。
それはひとえに、2人の主要登場人物のキャラがユニークだからだ。

かっこいい、何でもできる、万能なキャラではなく、
むしろそれとは真逆のキャラで、
普通だったら脇役になる彼らを主役にすえたことで、
物語のおもしろさが倍加し、
かつ難しいはずの医療を舞台にした小説が、
軽妙なタッチですっと読みやすくなっている。

「すごく売れている本」という広告をつい最近見て、
それだけだったらこと疑わしく思うのだが、
この本を3ヵ月ぐらい前にあった友人から、
勧められていたことを思い出して購入した。
上巻前半はやや物語の流れがわからず、
「ホントにおもしろいのかな」と不安がなきにしもあらずだが、
どんどん話がおもしろくなっていき、
下巻になるとさらにそのおもしろさが際立っていく。

ただ下巻の後半、事件が解決した後の話が 、
ちょっと長いかなという点も気にはなったけど、
そのおもしろさに変わることはない。

まだ今年始まったばかりだけど、
今年この本以上におもしろい小説に出会えないんじゃないか、
というぐらいこの本はおもしろい。
しかも単なるエンタメ小説でおもしろいだけで中身がない、
暇つぶし小説とは違い、
提起している医療や病院の問題もなかなかで、
気軽に読めるけどテーマはしっかりしていて、
実によくできた本だと思う。
ぜひ読んでみてください!

・Amazon


by kasakoblog | 2008-01-14 10:45 | 書評・映画評


<< ウルトラ・ダラー      古くて新しいものを見直す旅~長... >>