2012年 04月 03日
拝金
e0171573_17303829.jpg
ホリエモンは大好きだが、ホリエモンの小説というと、
なんか素人が自伝自慢しているみたいな、
そんな内容だったらイヤだなと思って毛嫌いして、
読んでいなかったが、読んだらむちゃくちゃおもしろかった!

ここに描かれていることは、
きっと限りなく事実に近いのではないかと思う。
特におもしろかったのは、
金に群がる女たちのランク付けとか、
ヒルズ族の生活みたいな部分。
また球団買収やニッポン放送買収騒動も、
実におもしろい。

またプロローグ的に出てくる鳩の話もまた興味深い。
震災が起きて、自立とは何か、依存とは何か、
ということを考えさせられる局面に、
何度も出会っているので、
そういう意味でも興味深い話だった。

正直「拝金」というタイトルで損をしているような気がする。
このタイトルだと私は敬遠してしまうし、
なんとなく買う気がうせる気がする。

内容も「拝金」というより、
もっと深いテーマだと思う。
それは「あとがき」を読むとよくわかる。
金持ちになる虚しさもあれば、
極限まで金持ちになると、
欲が突き抜けてしまう世界があるという。
それはもはや「拝金」などではなく、
ある意味では「悟り」に近いとすらいえる。

既得権益との戦いやメディアの構造。
ベンチャービジネスの在り様とかも実におもしろい。

今さらですが、ホリエモンの「拝金」おすすめです。
昨日、たまたま本屋で発見し、
数時間で一挙に読んでしまいました。

・拝金


by kasakoblog | 2012-04-03 17:30 | 書評・映画評


<< 一生、家に帰れない帰宅難民イン...      台風並みの暴風なのに出社?昨年... >>