関西は節電意識まるでなし?仰天のJR新大阪駅
2012年 07月 19日
これが日本で唯一今、電力不足のために、
活断層があったら原発そのものを建てちゃいけないのに、
ろくに調査もせずに原発を動かしちゃっているエリアですか??
30度を超える暑さの今日。
14時過ぎは最も電気を使う時間帯の1つ。
にもかかわらず、この電気つけまくりの駅は一体・・・。
JR新大阪駅に着いて驚いた。
これが原発動かさなきゃダメなほど、
電力不足が深刻だと騒いでいる地域なの?
いや、JR新大阪駅が関西電力から電気は買ってなくて、
自家発電なり太陽光発電なりで電気つけてますっていうなら、
お門違いの批判なのだろうが、
JR東海のホームページには、
節電の取り組みの中にしっかり新大阪駅は入っている。
いや、でもこっちは在来線側だから、
正確にはJR西日本になるのかな。
JR西日本の節電の取り組みを見ても、
・ホーム・コンコース照明の一部消灯など
・案内掲示器の消灯
といったことが取り上げられている。
ぜんぜんやってないじゃん。
っていうか原発動かすためにわざと消費電力上げるために、
節電せずに電気の無駄遣いしてる?
っていうか節電って意味がわかってない?
よ~くみるとところどころにやっている風の箇所はあるのだが、
昨年の首都圏での交通機関での徹底した節電を目にしている私には、
まるで節電なんかやっていないようにしか見えない。
真昼間。明るい。
照明、こんなにいらないでしょ?
首都圏では昨年、そもそも2本に1本とか3本に1本ぐらい、
電灯そのものを取り外して節電していて、
かなり通路が暗かった場所も多かった。
こんなに照明つける必要あるの?
しかもホームのはじっこで人通りも少ない。
そしてびっくりしたのが案内板の電気が、
何一つ消えていないこと。
照明こんだけ明るいんだからいらないよね?
昨年の首都圏では駅の案内板の電気はかなり消されていた。
はじめはかなり暗いし、不便にも思えたが、
でも慣れてしまえばぜんぜん平気。
というかむしろ今までが異常に明るすぎたんだなと。
さらに広告の掲示板とか立ち食いソバ屋のメニューの看板とかにも、
ほとんど電気がついている。
いやー、こんなに明るいんだからいらないでしょう。
そして驚くべきはホーム。
真夏の炎天下で明るいです。
でも平然とどこのホームにも電気がついていた。
しかも人が行かないようなかなりはじっこの方まで。
昨年の首都圏では朝のラッシュ時とかは、
さすがに人の利用も多いせいか、
多少明るくてもホームの照明はつけられていたが、
昼間になると結構消しているところも多かった。
そうやって少しでも節電しようと、
消せるところは消す努力が随所に見られ、
むしろ利用者の方が「ここまでやるか」とも思ったぐらい。
もちろん電車内も照明つけてる。
さすがに電車内は昼間でも照明つけないと、
ものすごく暗く感じるんです。
でも昨年、首都圏では、車内照明まで消した電車もあった。
はじめ電車内が暗いから回送か何かと思っていたら人が乗っていた。
ここまで節電やるかと感心したものだ。
でも日本で唯一、原発を動かしている関西の駅がこの状況。
ここまで堂々と節電しないのは、
きっと何か素晴らしいからくりがあるのかもしれないとも思った。
仮説1:JR新大阪駅は自然エネルギーの電気でまかなわれている。
仮説2:これらは電気じゃなくて実は特殊蛍光塗料とかが使われている。
仮説3:最新省エネ技術が使われているので消費電力はものすごい低い。
関西電力は今、唯一、原発を動かしているほど、
電力不足が懸念されている場所。
原発なくても現状では足りるのだが、
自分のところでは電力がまかなえず、
いろんなところから電気を融通してもらっている状況。
それでこの電気のありさま。
昨年の首都圏での徹底した節電ぶりから見ると、
はっきりいって驚愕だ。
なんだろう、お金がなくて死にそうだっていうから、
お金貸してあげたら、高級車乗り回して、
昼間から働かず、酒飲んで遊んでいる人を見たみたいな、
そんな悪夢を見ている感覚だ。
昨年の首都圏での照明節電努力を見た私からすると。
JR大阪駅は新大阪駅より節電やってます感のある場所はいくつか見た。
でも昨年の首都圏のあの暗さを考えると、生ぬるい。
地下道も多少照明は間引きしたり消されているようだったが、
それでも相当明るいのに驚いた。
やはりというか希薄というより、
節電という言葉を多分理解してないのではと思ったほど。
もちろん関西だって電力不足懸念や、
原発再稼働に反対している人とかが、
家庭でも企業でも涙ぐましい節電をしているところもあるはずだ。
私は数時間しか大阪にいなかったから、
たまたまこの日は原発再稼働を記念して、
電気の大盤振る舞いが行われていた日だったのかもしれない。
もしくは先にあげた何らかの仮説が正しく、
実は明るく見えるけどぜんぜん電気を使ってないのかもしれない。
東日本と西日本の311に対する温度差っていうのは、
想像以上にあるのかもしれない。
私は311後の3連休、たまたま旅行で西日本に行ったが、
心底、町の様子が平穏でほっとしたものだ。
3月の東京はなんか雰囲気的におかしかった。
みな地に足着いた感はなく、実際に余震もめちゃくちゃ多かったし、
そもそもこの頃、関東は相当な放射線量だったはずだし、
西日本とは比べ物にならないぐらい非常事態だった。
原発を廃炉にさせないための無計画停電も行われ、
首都圏は異様な状況だった。
そして何よりも福島原発がクラッシュしたのだから、
首都圏は相当な節電をしないと、
夏はクーラーもつけられないとも一時は思われていた。
でも1年後の結果はこの通り。
原発ゼロの東電エリアは節電しなくても余裕。
というか家庭でも企業でも昨年の経験を活かし、
節電をきっちりやっているからなのかもしれない。
ところが関西は原発がないと電力が足りないことにされ、
でも町の様子にその危機感は感じられない。
節電しなきゃ計画停電が行われるかもしれない予定だが、
「どうせそんなもん、起きやしない」と思っているのか、
節電努力はまるで感じられなかった。
でももし大飯原発の下に活断層があったとなれば、
問答無用で原発は止めなくてはならない。
だって活断層の上に原発作っちゃいけないのは決まりなんだから。
つまり「違法建築」なんだから。
そうならないと節電なんかしないのかな。
関西は節電意識が希薄なのか、
それとも私がたまたま見た光景がおかしかっただけで、
しっかり節電しているのか。
原発止めたら不足する代替エネルギーはどうするんだ!
と原発推進派は必ず言うが、
電気供給力を増やす前に、
真昼間のホームの電気消すとか、
案内板の照明消すとか、
そういう最低限のことをやってから、
エネルギー政策は考えるべきであって、
今までの電気供給力ありきで考えるのは間違っていると思う。
それは借金まみれなのに無駄遣いをやめず、
命があやうい高金利の金貸しから金を借りて、
生活レベルをまったく落とそうとしない、
どうしようもない多重債務者の典型だと、
元サラ金トップセールスマンの私には見えてくる。
増やすんじゃなくまずは減らす努力。
何十万人のデモをしようが、原発の危険性を専門家が指摘しようが、
必要な電気ではなく、無駄な電気を使う人間がいる限り、
原発はなくせず、やがて第二、第三のフクシマが起きるだろう。
・クーラーはガマンするな!その前にやるべき10のこと
http://kasakoblog.exblog.jp/18395776/
・原発がないと電力不足?東電は原発依存度0%ですが何か?
http://kasakoblog.exblog.jp/18359346/
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