2012年 07月 25日
恐るべし中国。ブログの更新もできず
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まさかブログも更新できないなんて・・・。
7/20~24まで中国の北京へ撮影旅行に行ってましたが、
ネット環境はあり、hotmailのやりとりもでき、
Yahoo!Japanや日経新聞のサイトも見れるし、
自分のホームページ「かさこワールド」も見れたけど、
私が使っているエキサイトのブログはアクセスできず、
ブログのみならず、エキサイトそのもののにもアクセス禁止で、
現地よりブログの更新がまったくできず、
でも何事もなく無事に北京から帰ってきました。

※エキサイトはまったく表示できなかったが、
アメブロなどは表示できたので、
日本のブログがすべてダメというわけではなさそう。
※ネット環境は宿泊ホテルのWiFiおよび、
日本で借りた中国で使えるモバイル通信データサービスのUSB。

今までヨーロッパやアメリカはもちろん、
ベトナムやネパールなど、
世界のどこからでもわりと更新してきたので、
「ひょっとして何かあったのではないか」と、
心配してくれた方もいたのではないかと思いますが、
とにかく何事もなく普通に撮影旅行はできました。

中国を訪れるのは5年ぶり14回目。北京は13年ぶり3回目。
久しぶりに訪れる中国は、
さらに経済成長が加速し、めざましい発展を遂げていた。
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スタバやケンタッキーや吉野家やSUBWAYなど、
外国のチェーン店もそこら中にあり、
セブンイレブンをはじめコンビニも多くできはじめ、
地下鉄もいっぱい、電車もきれいに、空港や駅も新しくなり、
真新しい高層ビルやマンションもばんばん建設されていた。
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北京の空港
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北京の地下鉄駅

今や世界は中国および中国人抜きにしては語ることはできず、
どんどん近代化されていく様子は、
日本や欧米と変わらない感じがするものの、
やはりとはいえ一党独裁国家。
日欧米のようにさまざまな自由が認められているわけではなく、
少数民族や宗教弾圧ニュースも時折、漏れ伝わり、
ネットもすべてが自由にできるわけではない。

中国でツイッターやフェイスブック、
Youtubeがアクセスできないというのは有名な話なので、
それは更新できないだろうなと思いつつ、
試しに北京でアクセスしたが、
やはりページがまったく表示されない状態に。

日本にいると、たかがツイッター、たかがフェイスブック、
ぐらいにしか思っていない人もいるかもしれないし、
よく使っている人でもそれが国民にとって、
権力に対抗する重要なツールとして、
認識している人は少ないだろう。
でも中国が規制するということは、
ツイッターやフェイスブックやYouTubeやブログなど、
自分の意見が自由に表明でき、
そこで共感した人同士がつながるというのは、
国民を管理する側にとっては、恐るべき手段なのだ。

日本でも311があってツイッターをはじめた人は多いだろう。
大手メディアが圧力かけられているのか、
大手メディアが既得権益の代弁者となり自らが報道しないかわりに、
ツイッターでは原発関連のニュースや情報を中心が飛び交った。
報道されない被災地情報も伝えられた。

311の直後、日本のメディアはチェルノブイリと比べるほどでもない、
メルトダウンなんかしてない、
放射能は大丈夫だといったような、
政府・官僚・電力会社の言い分を、
ただ流していただけだったが、
以前、仕事でつきあいのあった、
ウイーンにいるオーストリア人が、フェイスブック上にて、
福島原発はチェルノブイリと同じぐらい、
ひどい事故で放射能物質が拡散している、
という海外メディアの報道をシェアし、私にメッセージをくれた。

このように国民同士がつながったり、
ボーダレスで人がつながってしまうと、
情報統制ができず、既得権益者にとっては非常に不都合なのだ。

「アラブの春」もそう。
アラブ各国でネットの拡散により、
民主化要求、デモ、抗議活動が高まり、
政権が崩壊した国もある。

中国が目の色変えて規制するのもわかる。
中国人民同士がつながり、
国家への不満を結集されたら、
大変なことになるということを十分知っているからこそ、
規制をするのだろう。

日本でも311で化けの皮がはがれた、
あまりのも国民の命無視の政府・官僚・経団連・学者・マスコミなど、
原子力ムラを中心とした既得権益に、
ツイッターやフェイスブックを通じて、
デモの活動がさかんになり始めている。
たかがデモだと思うかもしれないが、
運動が大きくなったら大変な力を持つ可能性は高い。

ところが日本では国民の中に国家権力の犬が紛れ込んでいるのか、
というより権力の犬でもない普通の国民が、
デモをばかにし、意味がないともっともらしく説き、
デモ参加者の有名人の発言のあげ足をとるなど、
権力に対する貴重な対抗手段を、
自ら放棄しかねない状況に、
追い込もうとしているのが不思議でならない。

ネットは革命ツールですよ。
既得権益にまみれた大手メディアの情報を介さず、
国民同士が自主的・自発的につながることは、
権力者にとってこれほど恐ろしいことはない。
だから中国のような独裁国家では、
ツイッターやフェイスブックを禁止にし、
国家がコントロールできるサイトは許す、
といったことをしている。

日本は自由が当たり前すぎて、
ネットで自由に発言できたり、
人同士がつながったり、
それでデモができることの大切さを、
あまりわかっていないのではないか。

中国では1989年に民主化を求めて、
天安門広場に集まった学生や市民に対し、
軍が発砲し制圧するという事件が起きている。

天安門広場に行ったが、
広場に上がる地下道入口では、
セキュリティチェックが行われている。
広場に行くだけでも監視されるほど、
権力は人が集まり、反権力になることを恐れている。

見た目には近代化・グローバル化・欧米化する中国だが、
ネット規制をはじめ、日欧米とはまったく違う、
信じられない不自由さもある国家なのだな、
ということを今回の旅行で改めて認識した。

そんな国が今、世界の覇権を握ろうとしていて、
特に日本は飛行機でわずか3時間ちょっとで行けるだけあり、
今後はさらに経済的にも密接に関わっていかざるを得ない。

恐るべし中国。

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<これまでの中国旅履歴>
1:1996年:北京・西安・桂林・上海※団体ツアー
2:1998年:ウルムチ・トルファン
3:1999年:アジア90日間旅行(北京、西安、敦煌、ウルムチ、チベットなど)
4:1999年:冬のシルクロード(北京、西安、ウルムチなど)
5:2002年:中国東北地方※取材
6:2003年:上海および水郷村
7:2004年:上海※取材
8:2005年:雲南省大理
9:2005年:チベット
10:2006年:三江、桂林、広州など
11:2007年:チベット
12:2007年:福建土楼
13:2007年:香港、マカオ※取材


by kasakoblog | 2012-07-25 00:29 | ネット


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