2012年 08月 28日
フリーになったおかげでイクメン生活。でも会社員でもできるよね?
会社員時代とやっている仕事はほとんど変わらない。
でも基本はずっと家で働いている。
おかげで8月に生まれた子供の育児を手伝うことができる。

「イクメン」という言葉をはじめて聞いたのは2~3年前。
イクメンの時間仕事術みたいな書籍のリライト仕事をした時のことだった。
正直、その言葉にものすごく反感を覚えた。
「イクメンって何?」
「えっ、イクメンって育児を積極的に手伝う男子のこと?」

略語や短縮語ってすぐ聞いて意味が連想できるものならいいけど、
「イクメン」と聞いてもまったく意味が想像ができなかった。
こういう変な言葉を無理やり作って、
メディアを使って流行らせて、
さも目新しいものやかっこよさそうなものに仕立て上げ、
無駄なものを買わせるマーケティング手法のような、
そんな風に感じたのではじめはイヤな感じがした。

でもすっかり「イクメン」という言葉も定着し始め、
またマーケティングというよりはむしろ、
相変わらずバカの一つ覚えのごとく、
会社に来ることが仕事だ、
長時間会社にいることが会社に貢献しているみたいな、
社員を使い捨ての奴隷にしか思っていない企業に対して、
男性の育児参加をしやすい環境を作っていこう、
という雰囲気で「イクメン」という言葉が浸透している面もあるので、
イクメン生活と題した。

私は子供が生まれる前から、
育児は男性がかかわるべきだと思っていた。
女性の負担を減らすべきとかそんな高尚な理由ではなく、
単に楽しそうだという理由だ。

でもどうだろう?
もし私が今年会社を辞めず仕事をしていたら。
今のようにほとんど育児には携われず、
土日にちょろっと手伝うか、
かわいいねなんていって写真撮るぐらいで終わっていたのではないか。

しかしほんと不思議なのは、
仕事内容は会社員時代とフリーとでほとんど変わっていないこと。
今年2月まで勤めていた編集プロダクションで、
編集、ライター、カメラマンとして仕事をしながら、
個人でライター、カメラマンの仕事をしていた。
そのままだったら育児はほとんど手伝えない。

でもフリーになった今、
なんら仕事内容に変わりはないのに、
昼間でも家にいればおむつかえたり、
ミルクあげたりもするし、
昼食や夕食を家族の分、作ることもできるし、
夜遅くない時間に沐浴させることもできるし、
平日昼間に病院に付き添うこともできる。

また最近はほぼ毎日23時~4時ぐらいまでは私が赤ちゃんをみる担当。
この時間になると騒ぎ出す頻度が高く、
おむつかえ、ミルクかえ、
それでも泣き止まない場合にはずっとだっこするなどしてる。

会社員時代なら7時には起きて8時前には家を出なければならないから、
こんなことやっているともちろん睡眠不足になる。
つまり仕事があるからできなかっただろう。
でも今はフリーだから10時ぐらいまで家で寝てる。
お客さんから電話やメールが入ってくるのは、そのぐらいの時間だからだ。
かわりに妻は別の部屋で安眠できる。

もちろん、私の場合、職種柄、ずっと家で仕事をしているわけではない。
取材や撮影で泊りがけで出かけることもあれば、
日中、出かけることも多い。
でもその後の原稿執筆や写真整理、編集作業、
その他もろもろの事務処理などは、
何も家族がいない会社に行ってやる必要はない。
家でやればいい。その分、家族といる時間が増えるわけだ。

フリーになったからこそ、
こんなに育児にかかわれることを喜びつつ、
でもふと思うわけです。
「これって別に会社員でもできるんじゃない?」

もちろんできない職種はいっぱいあるだろう。
でもパソコンとケータイがあれば何でもできる時代。
多くの会社員は別に育休をとることなく、
在宅勤務という形で、仕事もしながら育児もできるんじゃないか。

ワークライフバランスという言葉が言われて久しいが、
最近はワークライフバランスどころか、奴隷労働復活で、
80年前のカニ漁船の過酷な労働を描いた「蟹工船」が、
近年に大ヒットしたように、
社員やアルバイトを使い捨てにし、
利益をむさぼりとることばかり考える、
ブラック企業が増えているような時代だ。

でも取り巻く労働環境は大きく変わった。
パソコンもケータイもある。
そのせいで勤務時間外でも、
24時間365日働くことを強いられる可能性がある反面、
別にどこで働いてもいいよねっていうノマドワークが可能になった。
(ノマドワーク=フリーランスではない。
ノマドワーク=場所を選ばずどこでも働ける人)

ってことは、別に在宅勤務でもいいんじゃない?
フリーにならなくたって育児しながら仕事できるんじゃない?
完全在宅勤務じゃなくたって、
週に1~2回ぐらい、社員と顔合わせして、
意味のない会議ではなく中身の濃い会議を短時間ですれば、
それで事足りるんじゃない?と思うわけです。

先日読んだおもしろい本の「加速成功」に確かこんなような話があった。
社長相手の営業仕事で、勤務時間内にアポをとろうとしても、
みんな忙しくてまともに取り合ってくれない。
でもトップセールスの人はそれを知っているから、
平日の昼間は遊んで、むしろ平日の夜や土日に営業をかける。
するとアポもとりやすく、話も聞いてもらいやすく、
営業成績が上がったという話だ。

思うんだけど、
1:なぜ定時の決められた時間に、
2:会社に来て、
働く必要があるのか?

お店とか警備員とか病院とか、
その時間にそこにいることが仕事の人は別にして、
パソコンに向かっているような仕事って、
締め切りを守れば別に平日昼間にやる必要はない。
会社にいてやる必要はない。
ならば、働く時間も働く場所も自由裁量にして、
その代わり、責任もって期日までに決められた仕事をやってもらう、
そういう方がワークライフバランスもとれて、
時間効率もいいし、無駄な電力使う必要もなくなるし、
よっぽどもいいんじゃないか。

ただそういうことに反発する人が多いのは、
ようは自己管理できないから。
学校で例えるなら怖い先生がいれば勉強するが、
自習の時間になると遊んでしまうような生徒。

でもそんな社会人なんていらない。
大人なんだから自分の時間ぐらい自分できちんとマネジメントしろよ。
自分で時間管理ができ、時間割が作れれば、
働く場所や時間は問われない。

ただ自己管理できない人が会社にすがりつき、
労働効率より根性論ばかり重視する、
前近代的な上司や経営者が多いせいで、
テクノロジーがあるのにそれを利用せず、
会社に来ることを強いている。

もうそんなのやめようよ。
フリーに限らず会社員だって、
ワークライフバランスをうまくする働き方ができる。

そういえばあるIT企業を取材した時のこと。
そのIT企業は在宅勤務ができるアプリケーションとか機器を、
客先の企業に売っているにもかかわらず、
いざ自分たちが在宅勤務になったら抵抗したそうだ。
「そんなのできるわけがない」と。

ところが2011.3.11が起き、電車本数が激減して、
在宅勤務をやむなくやらざるを得なくなったら、
「なんだ、意外とできるじゃん」
「こっちの方が効率いいね」って話になり、
在宅勤務する人が増えたそうだ。

できないんじゃない。
できないと思い込んでいるだけ。

ワークライフバランスのためにも、
イクメン生活したい人のためにも、
企業のコスト削減にもなる、
ノマドワーカーや在宅勤務を推奨する時代になってほしいと思う。

というわけで毎晩、泣き叫ぶ赤ちゃんとの格闘をしております(笑)。
でもそんなことができるのも今だけ。
今しかできないことをしたい。
それが人生の幸せじゃないですか?

・・・・・
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by kasakoblog | 2012-08-28 23:48 | 働き方


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