2012年 10月 12日
会社員が生き残るには今すぐ副業せよ~大企業退職して生活が一変したという本「クビでも年収1億円」
大きく時代が変わろうとしている。
一言で言うなら、個人が主役の時代。
国家や企業といった組織の役割は、どんどん衰退していく。
でも未だに過去の価値観にとらわれ、
国家や企業にしがみついている人が多いが、
10年後に生き残ることは難しいだろう。

だから今のうちから自分で稼ぐ基盤を作るべき。
副業せよ。
会社に見捨てられた時、
食うための生活費を個人で稼げる基盤を、
会社員時代のうちから作っておきべきだ。

私は会社が潰れるからという理由ではなく、
好きな仕事をするために、この10年以上、
会社の仕事をしながら、個人の仕事を並行して続けてきた。
そのおかげで、今年、社長とケンカして、
急に会社を辞めることになっても、フリーでやっていけている。

ただ「好きを仕事」にするために副業せよ、
という理由より、ここ数年の世界的な流れを見ていると、
いよいよ会社が危うい。
特に日本のような前近代的な大組織会社はほんともうダメだと思う。
先日紹介したおもしろい本「V字回復の経営」で紹介されているように、
安泰だと思っている日本の大企業は、
結構、末期的な症状が多いと思う。
JALや東電なんかはその筆頭だろう。
いよいよ会社員は自衛のために、
副業をしなければならない時代になってきたと思う。

こうした理由から週末副業を説いた「辞めて生きる技術」を、
全会社員必見のおすすめ書として紹介したが、
危機意識を持って副業の準備を始めている人はともかく、
「そうはいっても自分は逃げ切れるんじゃないか」
と甘い考えを持っている人もいるかもしれない。

これからの時代を生き抜くために、
会社員がなぜ副業が必要なのか、
実体験に基づく非常に説得力のあるおすすめ本が、
クビでも年収1億円~人生を好転させる非常識な11のリスト」小玉歩著だ。

タイトルはダサい。
年収1億とか何億稼いだとか、
この手のタイトルを見るとまったく買う気が失せる。
1億円稼いでどうするの?
たまたま何万人に1人かの幸運な人を紹介したところで、
一般人には役に立たないでしょ?と思うからだ。

だたこの情けない時代錯誤なタイトルとは裏腹に、
中身は非常に参考になる内容。
サラリーマン必見の書だ。

この著者の方は、1部上場企業、カメラ大手のキヤノンの販売会社、
キヤノンマーケティングジャパンに勤めていた。
社内では優秀な成績を収めていて、
社長賞まで受賞していたという。

ところが今の価値観には合わない、
あまりにも時代錯誤、モチベーションを減退させる、
大企業病と化した社内に嫌気がさし、
株式投資で一攫千金を狙うも見事に300万円もの損失。
借金を返すために、1部上場企業の社員が、
居酒屋でアルバイトまでしていたという。

しかし居酒屋でアルバイトしていてもなかなか借金は減らない。
サラリーマンとの両立も大変な状況。
お金がないので不用品をヤフオクで売ったところ、
買った値段より高く売れたことに目をつけ、
次々と転売商売をはじめ、儲かるように。
それが本格化し、ついにはネットショップを開くまでになり、
会社員時代、ネットショップの月収が500万円を超えることも。

ここで彼はものすごく当然の疑問を持つようになる。
1部上場企業で正社員としてがんばって働き、
75億円もの売上をたたき出し、社長賞をもらったにもかかわらず、
昇給はほんのわずか。
後に昇進できるといっても上がつまっている。
組織は非効率なことばかりが多く、
がんばっても金銭的にも報われず、
人生の時間の大半を拘束させる。

ところが自分で始めたネットショップは月収500万円。
この先、がんばっても未来のないサラリーマンをするより、
自分のビジネスを真剣に取り組んだ方が、
はるかにいいのではないかと思ったのだ。

ただ彼は副業で稼いでいても、
でもやっぱり1部上場企業会社員は捨てがたいと思っていた。
だから辞めれなかったが、
会社に副業がバレて辞めざるを得なくなった。
辞めざるを得ない状況になり、会社を辞めた。

そして会社を辞めて気づいてしまうのだ。

「もっと早くに辞めるべきだった!」
「こっちの生活の方がはるかにいい!」

子供が生まれて妻と子供とも、
一緒にいられる時間を持ちながら、
会社員時代よりはるかに稼ぐこともできる。
アホみたいに通勤電車に乗らなくていい。
それでいて会社員時代の数十倍の収入を手に入れ、
でも会社員時代みたいに奴隷のごとく、
意味もない会議だの仕事だのに時間を奪われることもなく、
効率的に働いて、時間にも余裕ができた。

この本を読んで思った。
こういう人が今どんどん出てきている。
年収1億円はちょっと無理だと思うし、
またそこまで収入がある必要はないと思うが、
会社を辞めて独立したことで、
家族との時間をしっかりとることができたり、
会社員時代より収入が上がったり、
好きなことを仕事にできたりする人が、
ほんとここ数年で急激に増えているように思う。

会社員って時間を束縛される代わりに、
60歳まで終身で面倒を見てくれることと、
年齢が上がると必ず給料が上がる年功序列であることの、
この2つのメリットによって支えられていた、
素晴らしい制度だったと思う。

でも今、若い人ほど損をする仕組みに変わってしまった。
会社にいればいるほど損をする。
がんばって働いた給料は、
たしいた実力もないのに、
会社を辞めないで居続ける老害社員の給料に変わり、
でも全体的に右肩下がりの情勢だから、
たいした昇進昇級もない。

せっかく懸命に働いていたのに、
ずさんな経営で思わぬ事態が発覚し、
大リストラしたり、倒産したりしてしまう。
そこで放り出されても、社内政治力しかついていないサラリーマンは、
いざ転職しようにも独立しようにもできず、
せいぜいブラックまがいの企業で、
死に物狂いで働くしかないというのが現状だろう。

この先、どんどん企業は衰退していく。
アホみたいな通勤電車に乗る対価に見合った価値は、
得られなくなっていく。
会社がいつ潰れてもおかしくない時代になった。

そんな今、会社員は自衛しなければならない。
自分で稼げる能力を身に付けなければならない。
でもいきなり独立なんかできるわけない。
だから会社員時代から副業をしておくべきなのだ。

今、読んでいるおもしろい本、
スーパー フリーエージェント スタイル 21世紀型ビジネスの成功条件
与沢翼著にも、
「副業を禁止する会社の趣旨がわからない。
社員が豊かになることがなぜいけないのか?
副業以上に魅力的な事業を提案するのが会社であると思う」
と書かれている。

ほんとサラリーマンはヤバイと思う。
今の会社が潰れたらどうするか?
転職できなかったらどうするか?
真剣に考え、リスクヘッジのために、
何でもいい、少額でもいいから、
副業または副業になるような基盤づくりに、
今すぐ取り組んだ方がいい。
(その具体的な方法は「辞めて生きる技術」が詳しい)

今年、元Jリーガー林一章さんと、
「フリーエージェント社会」についての対談を行ったりもしたが、
これからの10年、社会構造は大きく変わると思う。

一言で言うなら、国家や企業といった組織が衰退し、
個人が主役になる時代。
聞こえはいいが、実力のない個人は淘汰されるということだ。

まずは会社員であることの危機意識を、
きちんと持てるかどうか。
ぜひこの本を読んでみるといいと思います。

・「クビでも年収1億円」小玉歩著

※ただみなさんに気をつけていただきたいのは、
会社が頼りないから副業すべしといったところで、
自分では価値を生めない単なるネットの転売ビジネスとか、
絶対に大損する投資とか、
先にやったものしか成功できない、
いかがわしいネットワークビジネスなどには、
くれぐれも手を出さないように。
そんな虚業に手を出しても、
はじめは金を稼げるかもしれないが、
この先、何十年続けるのは不可能、
幸せな人生にはならないと思います。

「好きを仕事に」。
これがこれからの厳しい時代を生き抜くヒントです。
もう1つ、おすすめ本。
残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」橘玲著。


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by kasakoblog | 2012-10-12 21:46 | 働き方


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