2012年 11月 01日
出社・退社時間という概念がなくなる日
会社を辞めてフリーになって約半年が過ぎた。
やっとペースに慣れてきた。
でも15年以上も会社員生活をしていただけに、
未だにとまどったりすることもある。

昨日、新橋で取材があり、
前々からずっと行きたいと思っていた、
ステーキチェーンのフォルクスにランチに行った。
サラダバーとスープバーがおいしくって、
昼だと比較的セットが安いからだ。

昼食を終えて、さてここでちょっと、
のんびりしていこうか、
別のコーヒー屋に入ろうかと思った時のこと。

そうだ、別に昼休みの時間があるわけじゃないから、
時間、気にする必要ないんだと、
なんかとても不思議な感覚と捉われた。

じゃあフリーだからといって、
延々、長い昼休みがとれるかといったら、
別にそういう話ではない。
昼間ゆっくりしたツケは後に回ってくる。

そんなのんびりしたランチを終えて、
家に帰った後、18時過ぎぐらいから、
仕事のメールが集中し、
なんだかんだ24時ぐらいまで仕事してた。
その時、ふと思った。
フリーって退社時間という観念がないんだと。

会社員時代は出社ー退社時間内には仕事をし、
それ以外の時間帯や土日には、
会社のメールはチェックしないし、
基本的にケータイにも出ないようにしていた。
だってメリハリがつかないし、キリがないからだ。

そんな私がフリーになってから、
土日とか平日も遅くまで家で仕事している。
多分、会社員時代にあてていた、
仕事時間の総量は変わらないと思う。
ただ平日とか平日の昼間、
わりと自由になるから、
その時に仕事以外の用事をするようになったからだと思う。
人生の時間割が自由になったのだ。

そういうのがイヤっていう人もいるだろうけど、
私はむしろこっちの方がいい。
前は個人の仕事やプライベートなことは、
基本すべて土日に済まさないといけなかった。
でもそれが平日、しかも昼間にできるようになれば、
仕事の状況を見て自分でやりくりすればいい。

でも思うのだ。
それは私だけの話だろうか?
フリーだけの話だろうか?

今、会社員の人でも、普通に退社後や休日も、
メールチェックしている人いっぱいいるし、
勤務時間なんて概念にとらわれず、
いやでもケータイやメールがあるから、
つかまっちゃうというケースも多い。

一昔前だったら考えられないこと。
だってケータイもなければメールもない。
会社から出てしまえば、
家の固定電話にかけない限り、
つかまることはなかったのだ。
どっか外にいれば、つかまることはない。

でももうそんな時代じゃなくなってしまった。
フリーじゃなくても会社員でも、
休みとか勤務時間関係なく、
働かざるを得なくなっている。
だったらもう一層のこと、
勤務時間なんて概念とっぱらちゃえばいいのに。

その時間にいることが仕事という職種は別にしても、
そうではない仕事多いんだから、
もっとフレキシブルな勤務体系にすればいいのに。
でもみんな変わりたくない。
そんなことすると、
自由度が効く分、責任は重くなる。
つまり、勤務時間にいさえすれば、
サボっていても、ろくに仕事しなくても、
決まった給料もらえることが不可能になり、
すべては結果で判断されるようになるからだ。

でも思う。
どんな仕事だってプロなんだから、
金もらってやっているビジネスなんだから、
結果がすべてでしょ。
逆にろくにサボって仕事してないのに、
いるだけで年が上だからといって、
ポストも上、給料が上なんて、
こんなバカらしい話はない。
だからどんどん社員のやる気が失われていく。

そういえば、日の丸家電メーカーが、
巨額赤字でずたずた決算になっている。
パナソニックは7650億円の赤字、
シャープは4500億円規模の赤字という。

時代はどんどん変わっている。
環境もどんどん変わっている。
家電メーカーがどうかはともかく、
今の日本の大企業の多くは、
過去の成功体験から抜け出せず、
硬直した企業体質や組織体制を変えることもせず、
護送船団のように、
みんなが潰れないよう、右へならへで、
抜け駆けを許さず、前例と慣習にこだわり、
官僚や政治家に働きかけ、
規制や許認可によって、
過去のビジネスモデルを守ることばかりに固執してきた。

でもグローバルな時代になってしまい、
日本だけ鎖国体制を強いていても、
どんどんモノもサービスも情報も入ってきてしまう。
結果、日本企業の商品は時代遅れとなり、
海外企業の製品にシェアを奪われていく。

変わらなきゃダメなんです。
ネットやスマホで環境が変わり、
働き方も組織も給与体系もそれに応じた、
柔軟な体制にしていかなければならない。

会社員とかフリーの区別うんぬんではなく、
会社組織がフリーと同じように、
自由が伴う代わりに結果責任が重い体制に変わらないと、
ぬるま湯に浸かっている方がラクという社員ばかりが増え、
結果より社内政治ばかりに力を注ぐようになり、
グローバル競争に負けて、リストラ、工場閉鎖、倒産、
といった話になってしまう。

すべてを円高のせいにする言い訳はもはや通用しない。
硬直的な組織体制が問題なんだと思う。

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by kasakoblog | 2012-11-01 21:59 | 働き方


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