2012年 11月 02日
育児ノイローゼ
母親が子供を虐待して殺してしまうといった、
とんでもないニュースが時々ある。
なんでそんな鬼畜なことをと思う反面、
育児って相当大変だから、
心に余裕がある大人でないと、
一歩間違えるとこうした悲劇にまで、
発展しかねないというのは紙一重だななんて思ったりもする。

特に母親の育児ストレスというのは相当なものだと思う。
男性はほとんど家にいないから、
想像ができないだろうが、
私は家で仕事をしているので、
育児って想像以上に大変だなということがよくわかる。

でも社会的には女性が育児をして当たり前。
ちょっとでも育児や家事を「手抜き」しようものなら、
何事だみたいな騒ぎになったり、
ちょっとでも気分転換しようものなら、
何様だみたいなことにもなりかねない。

今、生まれて3ヵ月だけど、
赤ちゃんはほんと大変。
むちゃくちゃかわいいんですよ。
でもむちゃくちゃ大変でもある。
何が大変って24時間、
すべての優先順位は赤ちゃんになってしまう。
トイレも食事もままならない、
といったこともある。

たまたま生まれたタイミングで、
私が家にいるから、時々変われるからいいけど、
ずっと家で母親と子供だけだったら、
相当しんどいだろうなと思う。

今日はほとんど寝てくれず、
ベッドに置いた途端、泣き叫び、
でもだっこすると泣き止むので、
えんえん交代交代でだっこしているんだけど、
筋トレか!っていうぐらい、
かなりの長時間、だっこを強いられる。

たまにだっこするならこんなにかわいいものはない。
でも仕事やプライベートや家事など、
やることがたんまりある中で、
こうした状況が長く続くとかなりしんどくなってくる。

でもそんな文句をもし女性が言おうものなら、
批判されかねない。
理解がない。育児の大変さがわからない。
育児は女性の義務だと世間一般の常識になっている。
だから女性は文句もいえず、理解もされず、
不満をどんどんためていき、
極端なケースになると、
信じられない虐待事件にまで発展してしまう。

一昔前なら3世代で住んでから、
おじいちゃん、おばあちゃんに頼めるとか、
地域コミュニティがしっかりしていたから、
近所の人に頼めるとか、
そういうのがあったかもしれないが、
今はそういうのがないため、余計に苦しいのだろう。

逆に今の時代なら一昔前より、
金を払えばなんでもやってくれるサービスはあるから、
お金がある家は育児を「アウトソース(外注)」
することもできるかもしれないが、
でもそうでなはい家庭も多いだろう。

ふと思うのは、もし今も私が会社勤めだったら、
育児の大変さってどこまで理解できただろうか?ということ。
平日は朝8時前には出て夜21時過ぎに帰ってくる。
子供に会うのはほんとわずかな時間だから、
かわいくてかわいくて仕方がないだろうけど、
逆に大変だってことの想像は、
あんまりできなかったんじゃないかなと。
そういうところから夫と妻の意識の差が生まれ、
ケンカになったりするんだろうなと。

ワークライフバランスなんていわれて久しいけど、
未だに高度成長期の成功モデルを妄信している、
一部のおかしな人たちが国を支配しているため、
経済成長することがすべてで、
四半期決算の業績をいかに素晴らしいものにするかがすべてで、
働く人たちのことを使い捨てにしか思っていない。

一方、働く側の人たちも、
自分で努力する気がなく、
今の会社にこびへつらっていれば、
最低限のお金は保証されると思っているから、
「奴隷」労働であったとしても文句は決して言わない。
そんなこと言って、会社を放り出されたら、
生きていく能力がないからだ。

でももう経済成長率がどうのとか、
売上が前年比に対してどうだとか、
そんなことに人生の大半を投げ打っても、
過去のように幸せな人生を歩めないことが明らかになった。

社会全体がワークライフバランスを考え、
男性も育児に協力しやすい環境を作ることの方が、
長期的全体的に見て、国は「発展」し、
国民も「幸せ」なんじゃないか。

母親は育児ノイローゼでぼろぼろで、
父親は仕事ノイローゼでぼろぼろ。
そんな人たちばかりだから、
人間が壊れていき、
とんでもない事件が起きてしまうのだと思う。

※私自身は育児ノイローゼなわけではなく、
むしろ会社をやめて育児に携われることを、
心からよかったと思っています。

かさこマガジン広告募集中!
http://kasakoblog.exblog.jp/19014801/

Amazonで買い物する際、下記よりお願いできればありがたいです。
Amazon
(有料メルマガに頼らない私の方法 http://kasakoblog.exblog.jp/18718552/

かさこツイッター(お気軽にフォローどうぞ。基本フォロー返しします)
http://twitter.com/kasakoworld


by kasakoblog | 2012-11-02 23:07 | 働き方


<< 国民の教科書にすべき素晴らしい...      ありのままの世界を見る >>