2012年 11月 03日
間違いを認めないからより間違える~世紀の大誤審
信じられない大誤審があった。
読売ジャイアンツが日本一になったプロ野球の日本シリーズだ。
日本シリーズ第5戦。
ビデオで見れば紛れもなくボールは体に当たっていないのに死球。
さらに打者にボールを当てていない投手を、
危険球として退場にまでしてした。

際どい判定ならともかく、
テレビで試合を見ていれば、
すぐにビデオが流され、
明らかな誤審であることが誰が見てもわかる。
でも日本一を決める最高のプロ集団の舞台は、
大誤審が正しいという判断のもと強行突破した。

本当に世の中って不思議だなと思う。
警察が犯罪者でもないのに、
自白強要させて犯罪者に仕立て上げたり、
検察が犯罪を犯していないのに、
狙い撃ちで気に食わない特定の人を狙って、
冤罪に仕立て上げたり、
いじめがあったのにいじめではないと、
学校や教育委員会が言い張ったり、
活断層があったら原発作っちゃいけないのに、
一度ないといって作っちゃったもんだから、
何度調査しようが「活断層ではない」と言い張る電力会社だったり、
明らかに犯罪を犯しているのに、
死刑を免れるために儀式などと弁護士が詭弁を弄したり。

結局、世の中がおかしいのは目的と手段を混同しているからだ。
一番大事なのは目的であり手段ではない。
でも手段が肥大化し、既得権益化するに連れ、
本来、世の中を幸せにするために生み出された手段自体が目的化され、
人々が不幸になろうが、時代のテクノロジーが変わろうが、
手段を守るために、間違いを間違いと認めず、余計に間違う。
結果、多くの人が不幸になる。

なぜビデオ判定しないのだろうか?
もう10年も前からそんな議論があったはずだ。
原発もそう、審判もそう。
間違わない。絶対だというところからスタートしているから間違う。
だから間違っても意地でも間違いを認めない。

でも人間である以上、完璧な人なんていないし、
誰だって間違いをするに決まっている。
だからこそシステムは間違うことを前提に、
そのバックアップやサポートを考えることが重要だ。

審判が万能じゃないなんて誰だってわかっている。
審判だって間違うことはある。
それは審判が悪いわけではない。
人間だから間違うに決まっているのだ。

だから判定で問題になったらビデオを見ればいい。
それで白黒はっきりさせた方が、
審判も両チームもファンもみんなハッピーだ。

ロンドンオリンピックでは柔道にビデオ判定が登場した。
批判する人も多いがどうだろう?
明らかな誤審で日本人が負けたら、
みんな怒るのではないか。
ビデオで見てわかるならビデオを見ればいい。
ただそれだけの話だ。
間違わないツールがあるのだから、それを使えばいい。

真のプロフェッショナルとは、
自分にできないことは何かを知っていること。
自分にできないことは積極的に、
外部の力や新しい技術を使うこと。
それがプロの仕事だ。
昔のやり方に固執することはプロではない。

例えばプロ野球で1球1球、
ストライクやボールの判定に、
ビデオを使って試合を止めていたら、
試合ができなくなってしまう。
でも別にそういうことをしようというのではなく、
おかしな判定があって抗議があったら、
ビデオを見て正しい判断を下す。
それが素晴らしい審判ではないのか。

誤審があれば負けた方はもちろん、
勝った方だって釈然としないだろう。
堂々と実力で勝ったとしても、
大きな誤審があれば、その勲章に傷がつく。
せっかく優勝したのに、
読売誤審軍などと言われてもつまらない。

技術があるのにそれを使わない。
それは怠慢だ。
ケータイ、スマホ、インターネット、メールがある。
ならば家で仕事ができる職種もあるだろうが、
無能な上司や前近代的な経営者が、
自分がその技術を使えないから、
また新しい技術を使った部下の管理ができないから、
「会社に来ることが仕事だ!」なんていって、
社員のモチベーションを下げ、効率性・生産性を下げ、
オフィスや通勤コストを増大させ、
結果、利益を減らして給料減らすという、
愚かなことをしているが、
それはビデオがあるのに、大誤審のまま、
試合を続行するプロ野球と何ら変わりない。

そういえばめっきりプロ野球を見なくなった。
小、中、高、大学ぐらいまで、
毎日のようにプロ野球の結果をスポーツニュースで楽しみにし、
時にはテレビで観戦し、
翌朝、新聞やネットニュースで結果をチェックしていた。
でももうすっかりプロ野球を見なくなった。

釈然としない大誤審のまま、
堂々と日本一を決めてしまう、
そんな古臭い体制が時代の流れに対応できず、
多くの人から興味を失わせてしまったのだろう。

ビデオ判定を導入すると審判の権威がなくなる?
審判の権威のために野球は行われているのだろうか?
そもそも大誤審した時点で審判の権威なんか地に落ちている。
ビデオ判定導入すると試合が中断しておもしろくなくなる?
あれだけ抗議があれば、ビデオ判定に関係なく、
試合がつまらなくなっているじゃないか。

大事なのは目的であり手段ではない。
目的は1つ。
正しい判定を迅速にすること。
そのために今ある技術を組み合わせて最善を尽くす。

プロ野球の審判に限った話だけではない。
あらゆる場面で手段が目的化していないか確認したい。

大誤審の動画
http://www.youtube.com/watch?v=U4UwoDtTAD4

かさこマガジン広告募集中!
http://kasakoblog.exblog.jp/19014801/

Amazonで買い物する際、下記よりお願いできればありがたいです。
Amazon
(有料メルマガに頼らない私の方法 http://kasakoblog.exblog.jp/18718552/

かさこツイッター(お気軽にフォローどうぞ。基本フォロー返しします)
http://twitter.com/kasakoworld


by kasakoblog | 2012-11-03 22:14 | 働き方


<< 4年ぶり駅ビル再オープンで気づ...      国民の教科書にすべき素晴らしい... >>