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選挙の争点である原発について知っておくべき事実

脱原発、卒原発、2030年代ゼロ、原発がないと経済発展できないなど、
原発が選挙の争点であることは間違いないが、
政治家のいい加減な発言の前に、
原発について国民が知っておくべき事実を確認した上で、
政党の原発政策について考えたい。

1:日本の原発は多重防護システムにより、
万が一トラブルがあっても放射能漏れなど、
重大な事故になることは絶対にない、
というのが2011年3月10日までの常識だったが、
これはまったくのデタラメだった。

2:日本の原発依存度は約30%なので、
原発を動かさなくなったら電気が不足し、
クーラーもつけられないと言われていたが、
猛暑の夏は原発なしでも電力不足に陥らなかった。
大飯原発だけ無理やり動かしたが、
大飯原発を動かさなくても電気は足りていた。
東京電力は猛暑の2012年の夏は、
ほとんどが電力使用率90%以下で余裕だった。

3:原発を動かさない代わりに、
代替エネルギーをどうすべきかという議論が盛んだが、
2030年に日本の人口は1000万人減少すると予想されている。
つまり2030年には1000万人分の電気需要が必要なくなる。

4:原発再稼動するかうんぬんの前に、
原発の敷地内に活断層があったら、
原発は動かしてはならないのがルール。

5:原発は施設の老朽化により、
原則40年で廃炉にすることが目安とされている。
古い原発は40年になったら廃炉にしなければならない。

6:全国の原発50基のうち約6割の33基を数年間稼働させれば、
使用済み核燃料プールが満杯になり、動かせなくなる。
2030年代とか原発再稼働とかいったところで、
燃料プール問題をどうにかしない限り、
数年で問答無用で動かせなくなる。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/nucerror/list/CK2012090402100003.html

7:原発という嫌悪施設を過疎化自治体に押し付けるために、
電力会社は消費者の電気代をピンハネし、
様々な豪華施設をプレゼントしている。
例えば東電は人口4870人しかいない刈羽村に、
40億円かけてサッカー場施設を寄贈している。
http://kasakoblog.exblog.jp/18997625/

8:原発がないと原発立地自治体は経済が衰退する、
といわれているが、
柏崎市は電力会社の寄付金や電源交付金で作りまくった、
無駄な公共施設の維持費のために、財政難に陥っている。
http://kasakoblog.exblog.jp/19004306/

9:「原子力豊かな社会とまちづくり」
「原子力郷土の発展豊かな未来」
「原子力明るい未来のエネルギー」
「原子力正しい理解で豊かなくらし」
との巨大看板が福島県の双葉町は残されているが、
この町は今、死の町となっている。
http://kasakoblog.exblog.jp/18274974/

最低限このぐらいのことは知っておき、
各政党の原発政策がそもそも矛盾していないのか、チェックする必要がある。

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by kasakoblog | 2012-12-06 16:35 | 東日本大震災・原発

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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