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2013年 01月 07日

経済ニュースがよくわかる良書「日本経済・円の真実」榊原英資著

安倍政権誕生で、インフレがどうの、円安がどうの、
金融緩和がどうの、製造業支援がどうのと、
いろんな経済ニュースが飛び込んでくる。
しかしなんとなくわかったようでいてわからないという方や、
本当にそうなのか?と疑問に思っている方は、
ぜひ「日本経済の円の真相」榊原英資著を読むといいです。

世界経済・日本経済の概略を非常に簡単に解説しており、
でもマスコミの刷り込み的見方ではない説明もあるので、
日々流れてくる経済ニュースを、
鵜呑みにせずに聞けるようになる。

マスコミが作り上げた国民への洗脳とは、
日本経済においてほんの一部にしか過ぎない、
輸出産業、製造業の連中に、有利になるよう誘導している。
これは自民・公明政権も同じで、
こんなことやっているから、日本は20年が失われ、
景気対策だの円高是正だのと騒ぎ立てられ、
たいした効果もないのに税金を無駄に使われ続けている。
家電エコポイントという家電業界を潤わすためでの政策が行わたのに、
家電メーカーが軒並み大赤字で苦しんでいるのを見れば明らかだ。

この本はこうした輸出産業・製造業よりの、
マスコミ洗脳型経済ニュース解説とは180度違う。

著者はかつて大蔵省の国際金融局長時代、
1995年に1ドル=80円に割り込んだ超円高になった際、
為替介入を行い、1ドル=100円に戻したことから、
「ミスター円」と呼ばれた人だが、
そんな彼がこんなことを書いている。

・今、為替介入をやっても意味はない。
・金融緩和しても円安にはできない。
・実体経済が悪いのは金融政策のせいではない。
金融緩和をしても企業に資金需要がないから無意味。
・円高のせいで輸出企業が不振というのは言い訳。
・デフレではなく物価が安定しているに過ぎない。
・景気回復なら増税ではなく減税。
・成長戦略はもういらない。

どうだろう?
ここ10年、20年、経団連をもとにした、
日本のマスコミの大本営発表とは、
真逆と感じることが多いのではないか。
彼が本書で語っていることがすべて正しいとは思わないが、
輸出企業と製造業だけの利益を代弁する、
政治家・官僚・マスコミの偏った提案により、
日本は景気回復できたのか?税収は増えたのか?
といえなノー。
つまり今まで言ってきたことが間違っていたのに、
未だに自民党を再選させてしまうように、
既得権益を守るための組織票が強い、
輸出企業と製造業だけの利益を誘導する、
政策が行われようとしている。

ニュースで日々聞く経済ニュースを読み解くために、
本書を読むと非常にわかりやすいと思う。
経済の本というと難しそうだけど、
極めて平易に書いてあり、サクッと短時間で読めます。

ただもしこの著者の本を、
今まで読んだことがある人がいれば、
今までの主張の繰り返しが多いので、
読む必要はないとは思いますが、
読んだことのない方はぜひ読んでみるといいと思います。
経済の見方が変わるはず。

・「日本経済・円の真実」榊原英資著

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by kasakoblog | 2013-01-07 21:32 | 書評・映画評


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