2013年 01月 30日
勝利至上主義と短期利益至上主義が国民を殺す日本社会~犯罪者に厳罰を
柔道女子日本代表・園田隆二監督が暴力行為で選手15人から告発。
JTBのグループ会社に勤務していた40歳の男性が、
2011年に自殺したのは自殺前の1ヶ月間で、
251時間もの残業が原因で、過労自殺に認定。

で、15人もの選手から暴力行為で告発された園田監督は、
今のところ監督は続行で、戒告処分のみ。
で、251時間も残業させて、社員を殺したJTBの広報室は、
「適正な労務管理に努めたい」。

桜宮高校では30~40発殴るなど、
顧問が体罰を加えたことが原因で、
高校生が自殺するという痛ましい事件が起きているが、
未だ顧問の実名すら発表されない状況だ。

この国はどうも暴力をふるったもん勝ち、
過酷な労働を強いたもん勝ちで、
被害者も死人も泣き寝入りするのが当たり前のようだ。

高校のバカな顧問の体罰だけならまだしも、
日本代表の監督が暴力ふるっていたなんて、
はっきりいってどうしようもないほど、
日本のスポーツ界が腐っているとしかいいようがない。

もちろん暴力をふるっていたのは、
この柔道の監督だけなのかもしれないが、
2007年には大相撲の時津風部屋で、
17歳の力士に稽古と称して暴行を行い、
さらには集団リンチして死んだという、
とんでもない事件が起きた。
あの時もスポーツ界における暴力的指導が問題になったはずだが、
結局、相撲界だけの問題であって、
うちには関係ないといわんばかりに、
高校でも日本代表でも、
平然と暴力犯罪行為が行われていたわけだ。

企業の暴力犯罪行為ともいうべき過労死の問題もしかり。
あり得ないほどの残業時間を押し付け、
社員を自殺させたり、過労死させたりする事件は、
もう何年も前から起きている。
しかし一向になくならない。
過労死が問題になっているのに残業251時間させて、
「適正な労務管理に努めたい」で済まされていいのだろうか。

結局、スポーツ界に横行する暴力行為も、
企業が社員に行う暴力行為も、
その時々、マスコミが騒げばわっと盛り上がり、
特定の組織や特定の個人だけが叩かれるが、
かといってたいした処分や刑罰はなく、
結局、被害者が泣き寝入りみたいな状況で終わってしまい、
しばらくするとメディアが取り上げられなくなるので、
また他のところで平然と暴力行為が行われる。
だから犯罪がなくならない。

思うに日本は組織の上下関係を利用した、
非合理的な暴力行為について甘すぎる。
人が死んだって構いはしない。
マスコミに見つからなければいい。
上の指導に従わない下が悪い。
気合と根性と忍耐がない奴が悪い。

他にも暴行したけどみんな死んだわけじゃないから、
死んだ奴が根性がなかっただけだ。
他にも長時間残業している人もいるけど、
みんな死んだわけじゃないから、
死んだ奴がたまたま運が悪かっただけ。
そういう根強い意識があるからこそ、
事件が起きて大きな問題になっても、
他の組織で同様なことをしていてもまったく辞める気配もなく、
マスコミにさえ見つからなければ、
今まで通り、上の人間が下の人間に暴力行為をするのは当然という、
根強い風潮があるように思える。

なぜそれが許容されてしまうのかといえば、
スポーツ界でいえば勝利至上主義であり、
企業でいえば短期利益至上主義である。

スポーツでの強豪校になり、
全国大会でそれなりの成績を残すことだけが、
すべての評価基準になり、
金メダルをいくつとったかだけが、
すべての評価基準になり、
結果を出さないと指導者が悪いせいにされ、
ややもすると首をすげかえられかねないから、
選手の人間的成長や長期的な選手生命なんて関係なく、
ともかく強豪校に育て上げれば、
暴力ふるって生徒が死んでも構わないという風潮だ。

企業もそう。
たった四半期で結果=数字を求められ、
短期的な成果を上げないと問題になるから、
社員をリストラしまくり、
残った数少ない社員を奴隷のように、
ぞうきんのように絞れるだけ絞りとり、
過労死で何人か死んでしまおうが、
人件費のコストが安く上がり、
それで目先の利益が稼げればそれでいい。
マスコミがかぎつけたって、適当にその場で謝罪し、
遺族に金払えばそれでいいぐらいにしか思っていないのだろう。

だからこうした犯罪が何年かに1度、
大きな問題として取り上げられ続けているのではないか。

一層のこと、暴力行為をした指導者は死刑とか、
過労死させた社員を出した企業の経営者は死刑とか、
死刑は大げさにしてもそのぐらい厳罰に処さない限り、
体罰という名の暴行も過労死というなの社員殺人も絶対になくならない。
だってその方がトクなんだもん。
暴力ふるって部員を怖がらせて、
短期的に成績を上げる方がトク。
少ない社員を奴隷のように働かせて、
短期的な数字を作った方がトク。
万が一、マスコミにばれたところで、
ちょろっと謝罪し適当に処分し、
マスコミが次の話題に飛びつけば、もうこっちのもの。
しばらくしたらまた悪しき習慣が復活する。

結果、次なる悲劇が起き、犠牲者が出る。
問題が大きく取り上げられた時、
犯罪防止策をしっかししておけば、
次なる被害者が出ずに済んだのに。

犯罪行為する組織や企業への刑罰が甘すぎる。
たいした刑罰にされないから、
遺族に金払うぐらいなら安いもんだから、
犯罪行為をなくす気がない。

暴力ふるった監督は一生スポーツ界から追放とか、
一生刑務所で奴隷刑とか、
過労死社員を出した企業経営者は死刑とか、
その企業は1年間の業務停止とか、
そのぐらい厳しい処置にしたら、
まず間違いなく、こうした犯罪行為は減るだろう。
もちろん厳罰にすることで隠蔽行為が増える可能性があるが、
それこそ隠蔽したらさらなる重罪に処せばいい。

暴力振るうようなバカが暴力やめないのは、
自分が痛い目にあわないから。
過労死を平然とさせる企業が横行するのは、
社員を過労死させても業務が継続してできるから。
こういうバカどもは痛い目にあわないとわからない。
もしそんなことしたら死刑にでもなると思えば、
自分が痛い目にあいたくないからすぐさまやめるだろう。

なぜ被害者が泣き寝入りしなければならないのか。
暴力監督や過労死企業に厳罰を。

・ダメな企業はダメ。厳罰に処さないから悲劇が繰り返される
http://kasakoblog.exblog.jp/19175290/

・体罰横行の体育会系部活とブラック企業の類似性~未だに気合いと根性と忍耐の日本社会
http://kasakoblog.exblog.jp/19509280

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by kasakoblog | 2013-01-30 23:33 | 一般


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