2013年 02月 08日
ネットの印刷会社に勝てないリアルの印刷会社
えっ?!8万円もするんですか?
プリントパックなら2万円なんですけど・・・。

最近こんな会話が増えてきた。
名刺、パンフレット、ポスター、冊子など、
紙媒体の印刷物を作る際、
今まで付き合っていた従来型の印刷会社より、
プリントパックのようなネット主体の印刷会社の方が、
はるかに安いのだ。
部数やページ数、紙質によっても異なるが、
2~3倍違うことはザラ。
まったく同じものにもかかわらずだ。

つい先日も上記のようなことがあった。
懇意にしている印刷会社Aに見積もりを頼んだところ8万円。
高いなと思って印刷会社Bに見積もりを頼んだところ8万円。
いろんな印刷会社と付き合ってきたが、
この2社はわりに安くて良心的な会社の方である。
それでもネット印刷会社だと3万円だ。
おんなじもので5万円も違うのなら、
そりゃ、みんなネット印刷会社に流れていくだろう。

それでも数年前までは、多少の価格差なら、
細かいオーダーを聞いてくれる営業担当者がいる、
従来型印刷会社の方がいいとも思っていた。

でも今日、注文して思ったが、
ネット印刷会社の方が安いだけでなく、圧倒的に便利なのだ。

便利だなと思ったのは、
いきなり注文(入稿)しても対応できること。
従来の印刷会社の場合なら、
数日前、もしくは数週間前に、
こういう案件があっていつぐらいにデータを入稿しますという、
事前の連絡をしておかなければならない。
期日がずれたらまた連絡して調整してもらう。

こうした連絡を印刷会社の営業マンとしなくてはならないが、
基本的にローテクな人が多い業界のせいか、
スマホを使いこなして迅速にメールの返信がくる担当者は、
未だかつて会ったことはなく、
基本は携帯電話でなんとかつかまえて、要件を伝え、
彼らが夕方ぐらいにオフィスに戻ってから、
その調整や見積もりにとりかかるといった具合だから、
スピード感のない対応が当たり前だ。

ところがこうしたストレスがネット印刷会社には一切ない。
こちらから要望をすべて入力ホーム上に入れていき、
完了すると、すぐに金額がはじきだされ、
決済は先だが、迅速にメールで進捗状況報告がくる。
データの入稿もすべてネットでのやりとり。
印刷会社の営業マンが取りに来るといった、
時間のロスや無駄はない。

またきちんと入力ホームがあるから、
お互いに漏れがない。
印刷会社との担当者とやりとりしていると、
「納品先はどこでしたっけ?」とか、
「納品日聞いてましたっけ?」とか、
お互いに聞き忘れ、伝え忘れが出てきてしまうが、
ネットでの入力時には必要事項が入力されていないと、
先に進めない仕組みになっているので、
そうしたミスがない。

何よりいいのが価格の透明性。
すべてネットにことこまかく料金が掲載されている。
従来型の印刷会社に、1000部で見積もりもらったけど、
1500部だったらどうなりますか?とか、
サイズを変えたらどうなりますか?とたずねたら、
またしてもその見積もりが出てくるのに2~3日はかかってしまう。
でもネット印刷会社を見れば全部のってる。
客が調べられるのだ。

前に懇意にしていた優秀な印刷営業マンがいて、
その人は見積もりを早ければ同日、遅くても翌日に出してくれる、
とてもスピーディーな対応をしてくれる人がいた。
それでもすぐに知りたいこともある。
何より、営業マンにとっては見積もり地獄で、
見積もりを何通りも作らなければならず、
それだけでも大変な仕事そうだったので、その営業マンに、
「ネット印刷会社みたいにホームページ上で、
見積もりとれるような仕組みを作ったら、
営業マンの見積もり仕事が減って、
新規開拓とか込み入った案件の提案とかに、力を入れられるのでは?
顧客もすぐに価格がわかるから便利だし」と言ってみたが、
残念ながらそういう発想の転換をすることは、
会社にとって難しいようだった。
そもそもそんなことしたら、
ネットでできるなら営業マンの数がそんなにいらなくなり、
自分たちの存在があやうくなるから、
そんな提案はのめないと思ったのかもしれない。

またその営業マンが言うには、
顧客によって相当価格差をつけているため、
一律の見積もりは出せないという理由もあるらしい。
懇意にしているお客さんには、
安い金額を提示することもある。
一回限りで支払いが悪そうな客には高めに。
新規で優良顧客になりそうなら安めに。
といった具合に、案件ごとに価格を調整しているらしい。
でもそれこそが価格の不透明感、不信感につながるし、
出した見積もりから「もっと安くしてよ」「はいわかりました!」
みたいな、値引きが当たり前といった、
自分たちを苦しめる風潮を作っているのではないかとも思う。

さらにネット印刷会社がいいのは、
いらないオプションが削ぎ落とされていること。
印刷物に限った話ではないが、
「こんな余計な機能いらないから、
その分、価格を安くしてよ」と思うことって結構ある。
それが収益の源泉なのか、過剰サービスがはじめからついていて、
外せなかったりする。

ネット印刷会社の場合、提示されている金額は単なる印刷代のみ。
仕上がり確認のための校正代は頼まければない。
校正なんていらないという人には料金は安いまま。
校正をとる人にはオプションで料金が上乗せされる仕組みになっていて、
それを顧客が選ぶことができる。

安いし、早いし、自分で選べるし、
ネットで完結できるって、
そりゃネット印刷会社にどんどん仕事が流れていくのもうなづける。

「いや~、ネット印刷会社さんとよく値段比べられるんですけど、
うちは営業マンいますから、そこまでの金額は無理です」
と印刷担当者が苦々しく言っていた。
もちろん、特殊な紙質、特殊な形、特殊なオーダーなら、
営業マンがいる印刷会社の存在価値があるんだろうけど、
一般的なものなら営業マンが介在する意味は微妙だ。

しかもネット印刷会社なんかでも、
年々取り扱い商品を増やしている。
「かさこマガジン2」のような横型のものは今までなかったが、
つい最近見たら、それも対応できるようになっていたし。

小ロットのもので印刷物が手軽に安く作れるようになれば、
私の「かさこマガジン」のように、
各個人がセルフマガジンを作りやすくなる。

まだ「かさこマガジン」はページ数も多く、
部数も数千部単位なので、
人が介在する従来型印刷会社の方が安心だとは思っているが、
名刺なんかはネット印刷会社で何度か作っているが、極めてスムーズ。
家のプリンターなんかで刷るより、
はるかにきれいではるかに割安だ。

今のデフレって決して安かろう悪かろうとは限らない。
今までのあまりの工程の無駄さ加減を、
ネットなどを駆使して合理化した結果、
品質は同じでも料金は安くできました、
ということも多い。

印刷業界は斜陽産業だが、
皮肉なことにネット印刷会社にはどんどん仕事が増え、
しかも小ロットで安い料金でできるなら、
個人でも作ってみようと思う人が増えれば、
より需要は増える結果になる。

不景気なのは業界とか時代の問題じゃなく、
やり方を見直さないことが問題なんだと思う。

そういえばネット印刷会社は驚くべきことに、
お問い合わせの電話受付をしていて、
この前電話したら丁寧に教えてくれた。
従来型印刷会社でリストラされた社員が、
ネット印刷会社に転職して、
コールセンターで問い合わせをやっているみたいなことに、
なっているのかもしれないなと思った。

いつまでも同じやり方ではダメ。
やり方を変えれば同じ業種でも商売繁盛は可能だと思う。

・セルフブランディングならセルフマガジンを作るべき
http://kasakoblog.exblog.jp/19670447

・私が使っているネット印刷会社「プリントパック」
http://www.printpac.co.jp/

・「かさこマガジン3」無料配布中。
欲しい方は、郵便番号、住所(マンション名など省かず)、
お名前、希望部数をメールください。
kasakotaka@hotmail.com

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by kasakoblog | 2013-02-08 22:28 | 働き方


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