2013年 02月 19日
人生で通勤に費やす時間は2年2カ月~在宅勤務を進めるべき
1年前に会社を辞めて、フリーランスになった。
そのおかげで1日2時間、1週間で10時間、
1カ月で40時間、1年間で480時間、
すなわち合計20日間も会社員時代より自由になる時間が増えた。

不思議なことだ。
仕事内容はほとんど変わっていないが、
私の仕事の場合、会社に通わなくても自宅でできてしまう。
そのおかげで1年に20日も時間が増えるとは、
ものすごいマジックだ。

通勤しなければならない仕事はあるだろうが、
今までの時代と違い、スマホもあるし、
パソコンも安価に買えるし、通信環境も整っているので、
在宅勤務でも十分仕事ができる人はいるだろう。
もしその人たちが通勤いらずで在宅勤務になればどうなるか?

自宅から会社までの通勤を片道1時間とすると、
在宅勤務なら1日2時間、自由になる計算になる。
週5日勤務とすると1週間10時間。1カ月で40時間。
1年で480時間=20日も時間が在宅勤務で浮く計算になる。

仮に40年間、会社員をしていたら、
実に1万9200時間=800日が浮く。
すなわち人生の中で2年2カ月もの時間を、
通勤に費やしていたバカらしい時間がまるまる浮くことになるのだ。

1000年生きるならともかく、
70~80年のうち2年以上も通勤時間に使うって、
むちゃくちゃ効率悪いしバカらしい。
そう思うと、どうしても通勤しなければいけない仕事の人だけ通勤してもらい、
在宅でもできる人はできるだけ在宅勤務にすべきだと思う。
その人たちは1日2時間も有効な時間が生まれるわけだ。

会社にとっても在宅勤務を進めるメリットは大きい。
オフィス賃料を抑えることができ、
通勤にかかる交通費を削減することができる。
これが何百人ともなれば、相当なコスト削減効果だ。

社会全体の資源効率もよくなる。
通勤する人が少なくなれば、
電車本数を削減することができ、
電力需要を抑えることができるだろう。
車通勤が少なくなれば、ガソリンもその分浮く。

通勤しなければならない人にとってもいい。
在宅でもできるのにわざわざ会社に行く人のせいで、
混んでいる電車に乗らなければならないわけだが、
在宅勤務が増えれば、混む電車に乗らずに済み、
電車内で有意義な時間を過ごせるようになる。

誰しもが「時間がない」「時間がない」といいながら、
もし通勤から在宅にかわれば、年間20日もまるまる浮く。
睡眠時間を削るわけでも仕事時間を削るわけでもなくだ。
これはすごいことだと思う。
実際、私もこの1年、
毎日2時間、会社員時代より自由な時間が増え、
この分を仕事にあてたり、プライベートにあてたり、
子育てにあてたりすることができる。

10年前の社会環境では在宅勤務は難しかったと思う。
いや、10年前でもやってやれないことはなかった。
ちょうど10年前、編集プロダクションに勤めていた時のこと。
突如、強烈な腰痛に襲われ、椎間板ヘルニアと診断され、
日帰りレーザー手術で治ると信じて、
60万円の大金はたいたが、治るどころか悪化し、
風呂なしアパートで1カ月間、寝たきり生活を余儀なくされたことがある。

それでもその1カ月間、会社で代わる人がいないというので、
自宅で這いながら仕事をしていた。
パソコンで原稿を書き、電話で仕事の調整を行った。

でもその頃はまだデータをネットで、
大容量送れる時代ではなかったため、
宅急便やバイク便を使って出力紙を動かして、
校正をしたり、その赤字を返送していたりもした。
でも今やそんなやりとりはほとんどメールになった。
もちろん家のプリンタで出力することもあるが、
いちいち紙を動かす必要はなくなったのだ。

この10年でめまぐるしく社会環境が変わった。
その変化の恩恵を会社が十分使いこなせていないから、
バカの1つ覚えのごとく、ただ定時に出勤しろと強制する。

在宅勤務になれば人身事故による電車遅延リスクや、
大雪、台風、地震などの自然災害による電車遅延リスクからも逃れられ、
こうしたトラブルが発生しても、
仕事をつつがなく行えるようになる。
BCP(事業継続計画)的観点からも在宅勤務は有用だ。

ある大手IT企業は、
客にクラウドやテレビ会議システムなど、
場所を選ばずに働けるシステムを売っていながら、
自分たち社員がいざその自社製品を使って、
在宅勤務を進めようとしたら、社員の多くが抵抗したという。
「自宅でなんか仕事ができるわけがない」

ところが東日本大震災が起き、電車が止まって、
自宅で仕事をせざるを得ない状況になってはじめて、
「なんだ、思ったより在宅で仕事ができる」
ということに気づいたという。

大手IT企業ですらこんな現状だ。
だからITを使いこなせず、
未だにネットで買い物するのは、
セキュリティが心配だとかいい、
社員には気合いと根性と忍耐を強い、
時には体罰まがいのパワハラ、セクハラを行うような、
頭の硬いバカな連中が上層部にいる多くの企業では、
在宅勤務を進めようといったところで、
「そんなのできるわけがない」と思い込んでいるのだろう。

こうして仕事のの効率化・コスト削減、
社員のワークライフバランスに役立つ在宅勤務は、
まったく検討しないにもかかわらず、
社員にサービス残業を強いたり、
挙句の果てに給料やボーナスをカットしたり、
かけるべき研究開発や営業経費をカットしてしまったりする。
本末転倒もいいところ。
だから業績はどんどん右肩下がりになっていく。

社員に1日2時間も自由になる時間を与えることができる。
年間で20日分も自由になる時間を与えることができる。
こんな素晴らしいことが在宅勤務でできるのだから、
検討してみてはどうか。

ただ在宅になると「自宅でなんか仕事ができない」
と文句を言う社員が必ずいるだろうが、ようは慣れの問題だし、
そもそもどんな場所だろうが集中して仕事ができない人間は、
会社にいたってネットばかりみたり、
ケータイいじったり、業務の合間にサボっていたりするのだろう。
できる人間はどこだって仕事はできる。
自宅だからできないというのは仕事に対するやる気がないだけだ。

これだけデジタルデバイスや通信環境が発達した時代に、
みんなそろって罰ゲームのごとく、イヤな通勤電車に乗って、
人生の2年以上もの莫大な時間を棒に振る必要はない。

すべての会社員が在宅勤務できるわけではもちろんないが、
在宅勤務の割合はもっと増やせるはず。
そうすることで人生を充実できる人が増えるなら、
これほど素晴らしいことはないと思う。


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by kasakoblog | 2013-02-19 22:39 | 働き方


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