2013年 03月 17日
この本はすごい!オフィス版・断捨離の決定版「トヨタの片づけ」
ぜひ会社勤めの方に読んでほしい素晴らしい本!
「トヨタの片づけ」OJTソリューションズ著。
この本の内容を全会社員が実践できたら、
日本の経済成長率は1%上がるのではないかと思うほど、
素晴らしい内容の本です。

「トヨタ」と名が付く本は正直読みたいと思わない。
トヨタ式がもてはやされているけど、
効率至上主義過ぎて、非人間的なイメージもするし、
そんな細かいこと実践できるかよ!と思ってしまう。
だからこの本もまったく買う気はなかったのだが、
テレビで紹介していて、「これはすごい本かも」
と思って、読んでみたが、これはすごいです。
サラリーマンの教科書にすべき本だ。

冒頭から、まさに!という内容に驚かされる。

・必要な書類を探すのに10秒以上かかる
・1週間以上使っていない文房具がある
・引き出しのいちばん奥にあるモノが何かを即答できない
・デスクの上にありながら、1カ月以上触れていない書類がある

ああ・・・全部あてはまる・・・。
この壮大なる無駄を省く、
素晴らしい片づけ方法を紹介しているのが本書の内容だ。
まさにオフィス版「断捨離」本といってもいい。

しかもこの本の素晴らしいことは、
「片づけはキレイに整列することではない」と断言していること。
前の会社では、帰社する際は机の上に何も置くな!と言われていたが、
ほとんどの人は実践していなかったし、
私も毛頭そんなことする気はなかった。
なぜなら無意味だからだ。

理由があるならやる。
例えば見られてはまずい機密情報があるとか。
でもそんなものはほとんどないし、
もし盗みに入られたら、鍵をつけた引き出しの方に、
目をつけ、こじあけてとっていくだろう。
机を片付けろというのは、
単に見た目のキレイさにこだわっているだけのように思えて、
その目的がわからなかったから、
だからやる気が失せたのだ。

この点を本書はしっかりわかっている。
片づけとはキレイに整頓することではない。
必要なものを必要な時にすぐさま取り出せるようにするため、
片づけをするのだと。

毎日書類を探すのに1分ぐらいかかり、
毎日文房具を探すのに1分ぐらいかかり、
毎日共用で使っているものを探すのに、
1分ぐらいかかっていたとしたら、
年間にしたら相当な無駄な時間を費やしていることになる。
ちゃんと整理してすぐに取り出せば、
その分、仕事を早く終わらせられるし、
何より気持よくミスも少なく仕事ができる。
なるほど、そのためなら片づけるべきだと、
目的がはっきりしているから、すんなり読んでいける。

整理されていないと時間の無駄だけでなく、
スペースも無駄だし、その分、コストも無駄だし、
ミスする可能性も高まる。
実に最もだと思う。

だからまず清掃する時間を雑務ではなく業務として位置づけ、
毎日時間をとりなさいという。
毎日メールをチェックするのと同じように、
毎日清掃する時間をとれば、あとで大そうじする手間が省ける。

本当にこの本に指摘してあるように、
私も会社員時代もフリーになってからもそうだけど、
書類の山から「あれどこいったっけかな」と探したり、
引き出しの中でホッチキスの芯をやカッターを探すのに苦労したりする。

この本でおもしろいエピソードが書かれている。
カッターを登録制にしようと、
ある部署で社員が持っているカッターを出させたところ、
なんと100本以上も出てきたという。
1人5本もカッターを持っていた社員もいたという。

私にも身に覚えがある。
前の会社ではカッター探しが結構大変だった。
はじめは自分のところに1本あったのに、
人に貸したら返ってこない。
それでもう1本カッターを引き出しにしまったら、
いつもまにか人から帰ってきて2本に。
なんかそういうことを繰り返しているうちに、
いざ自分が使いたい時にカッターが引き出しの中になかったり、
2本も3本も入っていて、
どれを使おうか一瞬迷ったりとか、
そういう意味のない作業ってほんと多い。

書類も文具もそう。
ここではいらないものはどんどん捨てていき、
必要最低限のものさえ残しておけば、
さっと取り出せるから効率がいいと説く。
まさにそれだ!と思って感心した。

あとはオフィスならではの片づけという意味では、
自分だけが使うものじゃなく、社員共用で使うもの。
そういうものってほんとなくなるんです。
探すのに大騒ぎするみたいな。

これは「モノの住所を決める」と本書で書かれいるように、
「超整理法」でいうところの「ポケット1つの原則」だ。
なくなるのはあちこちの場所に置くから。
しまう場所を決めておく。
そうすればなくならない。
これは家庭でのリモコンどこやった騒動とよく似ている。
共用のものは必ず決まった場所にしまう。
そうすれば探す手間は省けるわけだ。

そしてまたこの本がいいのは、
片づけができないことを上司がただ怒るだけではだめだ、
といっている点。
「人を責めるのではなく仕組みを責めろ!」。
ほんと素晴らしいこというなと思う。

例えば置き場所を決めてもみんなもとの場所に置かない。
それを怒るんじゃなく、
置き場所にシールをはって、
「カッター」とか「セロテープ」とか、書いておく。
こうすれば、違う場所に置いてしまう人は少なくなる。
人を責めるのではなく仕組みを考え、
見える化することが重要というのはうなずける。

私もこの本を読んで、散乱している仕事の書類や文具を、
ばっさり片づけられるようになった。
実践的な片づけ方法が書いてあって、目からウロコです。

もしこの本を全会社員が読んで実践できれば、
それだけで経済成長率は上がると思う。
いかに我々が無駄なことに時間やお金を使って、
仕事の効率や質を悪くしているかがよくわかる。

おすすめの本です。
ぜひ読んでみて実践してください。

・「トヨタの片づけ」OJTソリューションズ著

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by kasakoblog | 2013-03-17 00:02 | 書評・映画評


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