2013年 04月 18日
踏み倒されそうなギャラの回収はネット公開が一番
代金を支払ってくれないお客さんがいるのですが、
元サラ金社員のかさこさんは、
踏み倒されそうなギャラを確実に回収できる、
といったようなつぶやきをしていましたが、
どうしたらいいんでしょうか?

先日、そんな問い合わせのメールをもらったことがあった。

諸刃の剣ではありますが、
ネットで支払わない旨、相手とやりとりを公表することも1つの手ですよ。

とアドバイスした。

今、ネットで話題になっているのが、
実業家・家入一真氏がデザイナー若野桂氏に、
ロゴのデザイン料を支払っていないとの疑惑があり、
若野氏自身がこれまでのやりとりをネットで公表し、
大きな騒動になっていることだ。

どちらが正しいのか、真相はわからないが、
もし仮に家入氏がギャラを踏み倒そうとしたのが事実であれば、
ネット公開によるイメージダウンは大きなものになるし、
このまま支払わないで逃げるということは、
許されない状況に追い込まれるだろう。

仕事とはギャラの代金を確実に回収するまでが仕事だ。
サラリーマンにはピンとこないかもしれないが、
経営者やフリーランス、自営業者になったら、
きちんとお金を払わせるまでが大事な仕事であることは、
いやというほどわかっているはずだ。

何をそんな当たり前のことを、
と思うかもしれないが、
この世の中には仕事を頼んで、
先に制作物を納品させた挙句、
なんくせつけて代金を払わない、
当初よりギャラを安くする、
ギャラの支払いが異様に遅れる、
といったことは普通にある。

ただ金を払わない輩に金を払わせるのは大変なこと。
そこで代金回収を専門に請け負う、
サービサー(債権回収会社)なんてのもあり、
私は元サラ金社員だったこともあったせいか、
以前、日経新聞のサービサー会社の広告企画特集を、
何年か担当したことがある。

ただこうした会社に頼めるのは、よっぽどもの大きな企業。
フリーランスや自営業者、個人の代金回収を行うようなところではない。
それで真っ先に思い浮かぶのが、弁護士かもしれないが、
弁護士に依頼し、弁護士から内容証明の郵便物送って、
脅しをかけたところで、
もともと踏み倒そうとするような悪質な取引先、
もしくは金のない取引先は、
弁護士なんか怖くないと思っているから平然と無視するわけだ。

私がサラ金で取り立てをやっていた時のこと。
支払いが遅れている客で、
サラ金にまだあまり借りなれていない人なら、
「明日までに支払わなければ弁護士介入しますがよろしいですか?」
というと、「弁護士」という言葉だけでビビる人なら、
これまでの態度とはうってかわって、
支払うようになったりする。

しかし毎月のように平然と遅れており、
あちこちのサラ金や取引先から、
支払い督促の電話がかかってくるような、
支払い意志のないだらしない輩は、
弁護士介入なんて屁でもない感じだ。
むしろ「おまえ、これ以上、騒ぐと、
店にやくざを押しかけさせるぞ!」
とこちらを脅す債務者までいる。

ギャラを踏み倒そうとする取引先は、
このようなどうしようもない債務者と同じレベルにある。
だからちょっとやそっとのことでは、
とてもじゃないが支払ってくれない。
そこで今の時代だからこそ有効なのが、
ネットでやりとりを公開し、
その取引先を名指しで批判することだ。

今や何をするにもまずはネットで検索する時代。
検索した時に、代金踏み倒すような取引先であることがわかれば、
大きなダメージとなる。
ましてや今やネットで個人の記事が、
内容によってはあっという間に拡散される時代。
特に不正義に対する怒りはうずまいており、
ギャラを踏み倒そうとしているのが事実であれば、
そこに対して様々な人からクレームがくるだろう。
内容証明なんかより、はるかにネット公開の方が効力を持つ。
そういう時代になったのだ。

そんなことを思ったのは、
私がフリーランスになって1年が過ぎ、
はじめて原稿料を踏み倒されそうな案件が1つあるから。
まだ踏み倒されたわけではないが、
支払いがなく、直接交渉でもらちがあかない場合は、
そういう手段も考えている。

サラ金の取り立てでもそう。
別にサラ金に限った話ではなく、
プロ=すなわちビジネスとして、
仕事をしているなら、
ギャラの安い・高いに関係なく、
自分がした仕事に対しては、
きっちり当初決められた報酬を回収すべきだ。

「まあ安い金額だからいいか・・・」
「この人やっかいそうだからもう関わるのはやめておこう」
とギャラの回収をあきらめるのも1つの手だが、
できれば安易にあきらめず、支払わせるよう、
最善の努力は尽くしたい。
なぜなら、安易に踏み倒すことを容認してしまうと、
このふざけた取引先はまた別な相手に、
平然とそういうことをするから。
社会全体として、踏み倒してもいいという風潮を作らせるべきではない。
だから何が何でも支払わせるようにさせたい。

また簡単に踏み倒しても平気な人だと思われると、
今後もそういうような取引先が出てこないとも限らない。
毅然とした態度でのぞむのは自分の今後のためでもある。

もちろんない金は払えないわけで、
分割にして支払ってもらうとか、
支払期日をのばすとか、
やむをえずギャラの減免とか、
相手の懐事情に合わせて臨機応変な対応は必要だ。
しかし踏み倒そうとする輩の一部には、
金がないわけじゃなく、
いろいろあることないことクレームつけて、
支払いを踏み倒そうとする腐った輩もいる。

こういうねじまがった根性を持つ輩は許してはならない。
甘やかせば、また勘違いしてつけあがる。
社会全体にとっても害悪だし、
本人のためにもならない。

ただネット公開で注意したいのは、
こちら側にきちんとした言い分なり証拠がないと、
逆噴射して公開した側が炎上する可能性もあることだ。
特に相手がたちがわるい場合、
あることないことネットで反撃してくる恐れがあり、
その反撃がたとえ嘘だったとしても、
その嘘を信じてしまうネット世論が加勢し、
逆にバッシングされ、自分の評判を落としてしまう可能性もある。

また、やりとりを公開するといっても、
メール文面など相手の許可なく、勝手に公開した場合は、
その行為自体が問題になる可能性もあるので注意したい。

ネットは誰もが自由に発信でき、
多くの人に見てもらえる便利なツール。
特に最近では実名SNSも普及し、
ネットでの評判というのは非常に重要だ。
もしギャラを踏み倒すような悪質な取引先がいたら、
ネットで公開するのも新しい債権回収手段となるだろう。

まただからこそ事前の契約が重要。
電話の口約束は要注意。
言った言わないになったら圧倒的に不利だ。
できるだけメールをさせて、
やりとりの履歴をしっかり残しておきたい。

・ちなみにちょっと前に家入一真著「お金が教えてくれること」を途中まで読んでいて、
すごくおもしろいなと思う反面、この人はちょっと一般の感覚とずれていて、
ものすごいコンプレックスがあるのが突飛な行動になりやすく、
一歩間違うとやばいかもとも思ったりもした。
本自体はおもしろいです。

・なんでこうなった、ペパボ創業者家入一真さんの発注踏み倒し疑惑にデザイナー若野桂さんブチギレ
http://kabumatome.doorblog.jp/archives/65743496.html

・ギャラが振り込まれるまでが仕事
http://kasakoblog.exblog.jp/16242890/

・ギャラを言わずに仕事を頼む会社は要注意
http://kasakoblog.exblog.jp/15191248/

・サラ金トップセールスマン物語

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by kasakoblog | 2013-04-18 18:43 | 働き方


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