好きを仕事にする大人塾「かさこ塾」塾長・カメライター・セルフマガジン編集者かさこのブログ

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2013年 04月 19日

働き方を考える良書「冒険に出よう」安藤美冬

生き方、働き方を考える上で、
非常にいい本があったので紹介します。
「冒険に出よう」安藤美冬著。
ぜひ読んでみてください。

実は「安藤美冬」はなんとなく毛嫌いして、
まったく読もうとは思っていなかった。

理由は2つ。
1つは出演していた「情熱大陸」の番組の作り方がひどかったこと。
これは本人の問題ではなく制作側の問題だと思うが、
ノマドやフリーランスの実態を誤認させ、
いかにも表層的で、
かっこよさそうなスタイルばかりに注目していたからだ。

ネットなどで未だにノマド批判が多いのは、
この情熱大陸のノマドの取り上げ方がひどいからだと思う。

2つ目は、ネットワークビジネス(ねずみ講)との関与疑惑が出たこと。
私はネットワークビジネスはまがいものだから、
関わるべきではないと思っている。
ねずみ関係をしている人は正直信用ならないので、
注目すべき人ではないなと考えていたからだ。

ただいろんな人から安藤美冬さんの名前が出てきて、
そんなに悪いイメージで語られないことや、
ねずみ講については、本人が自らのブログで、
一部については認め、その他の部分については否定し、
短期間のみでその後はかかわっていないと、
きちんと報告していることなどもあり、
また私自身、ブログや講演などを通じて、
健全なるセルフブランディングやノマドを普及させたいと考えているので、
とりあえず本だけは目を通しておこうと思って、
「冒険に出よう」安藤美冬著を読んだのだが、
ちまたの批判とは違い、ものすごくいい内容のでおすすめしたい。

私なんかはこの表紙見ただけで、正直イヤになっちゃう。
いかにも中身の薄い軽そうな本ではないか。
まあ本をあまり読まない若者にも、
絵本感覚で手に取ってもらって読みやすくする、
という趣旨なのかもしれないので、仕方がないとは思うが、
軽薄な表紙に比べて、内容自体はものすごくいいです。

まず何より驚いたのが、
大学卒業後、集英社に働いていたはじめの3年間は、
ダメダメ社員だったこと。
空回り、周囲に迷惑をかける、大きなミスをし、
挙句の果てに入社3年目にうつ病と診断され、
半年間、休職している。

このダメダメな社員だったにもかかわらず、
今のように自分ブランドをしっかり作り、
大手企業を退職して独立してやっていけるプロセスがとても役立つ。

慶応大学→集英社→社長賞受賞→フリーランス、
というストーリーだけだったら、
「なんだ、もともとできる人だったのね。
そりゃ成功するだろうけど、一般人にはムリだわ」
と思ってしまう。
ところがそうではないダメな部分があった。
そこからどう這い上がって路線を変更し、
今の自分を築き上げているかというのは、
多くの人に参考になる内容だと思う。
また会社がイヤで独立したわけでないというのもいい。

また随所随所に実践的に役立つ内容もあった。
私が読んでなるほどなと思ったのは、
・専門領域を決めない
・一日1つ小さなことでいいので新しい提案・改善をする
・スーツは着ない。スーツを着なくてはいけない仕事はしない
・挑戦の分母を増やす
・週末ひとり合宿をする
・スケジュールの3割はあける
・やらないことを明確にする
あたり。
その他にも「じゃあ今日から自分もこうしてみようかな」
と実践できるアドバイスが結構多い。

文章量もそう多くなく、サクッと読めるのもいい。
でもさらっと書いてあるけど、中身は結構濃くてしっかりしている。

ぜひ生き方・働き方を考える上で、
読んでおいた方がいい本だと思います。

安藤さんとは会ったことはありませんが、
本を読んでいろんなことがよくわかっている方だなと思ったので、
今度ぜひ一度取材をしたいと思います。

・「冒険に出よう」安藤美冬

※ちなみに私の書評はどの本でもそうですが、
あくまで純粋な本の中身の評価。
よく勘違いされている方がいて、
本の内容以外の部分でその人が気に食わないとか、
何かスキャンダルやトラブルがあったら、
本の中身と関係ないのにそこを叩く人がいるが、それは書評ではない。
また本を絶賛しているからといって、
著者の行動すべてを絶賛しているわけではないし、
本を酷評したとしても著者の行動や人格を酷評しているわけではない。
その辺、書評を勘違いしないようお願いできればと思います。

だから知り合いから勧められた本だろうが、
著者本人を知っていようが、
本の中身がひどければ本の中身を叩きます。
まあだからこそ本音レビューを書いちゃったせいで、
会社を辞めることになったわけだけど(笑)

ですので私の書評は、
リアルな知人だからおすすめするというような、
宣伝まがいのことは一切していませんので。

・アマゾンレビューの「ステマ」を強要された話
http://kasakoblog.exblog.jp/17361713/

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by kasakoblog | 2013-04-19 11:48 | 書評・映画評


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