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「いつか使うかも」は二度と使わない~断捨離のススメ

「いつか使うかも」「念のためとっておこう」と思うのは、
今すぐ捨てなさい。
捨てて家がスッキリすれば、人生好転、
生活の流れがよくなるだろう。

家でもオフィスでも、
収納スペースや押し入れや引き出しの奥をのぞいてみたらいい。
出るわ、出るわ、こんなものあったのか!
こんなところにあったのか!といったものが。

「トヨタの片づけ」という本では、
「引き出しのいちばん奥にあるモノが何かを即答できない」
のはダメだと書かれていて、
いくらなんでもそれは言いすぎだろ、
みんなあてはまるんじゃないかなんて思ったけど、
考えてみれば、何があるかわからないということは、
必要な時に使えない、もしくは、
もともとそんなもの、いらなかったということに他ならない。

でも貧乏性というかなんというか、
「いやきっといつか使うはず」
「もったいないから取っておこう」
「万が一の時のために置いておいた方がいい」と考え、
整理しようと思ったのに、結局、奥の方にそのまま放置。
また何年かたって整理をしている時に、
また同じ「言い訳」を繰り返し、
結局、何年も使わないまま、
場所を陣取り続け、
いつまでたっても家やオフィスが片付かず、
必要なものがすぐに取り出せず、
新しいものを置くスペースがなく、
生活、仕事、人生を台無しにする結果になっている。

私も何年か前に断捨離にめざして相当捨てた。
愛読書だったグインサーガ全150巻あまりを捨てたり、
藤原新也全作品のうち2/3は捨てたりとかして、
明らかにいらないものではなく、
捨てがたい、また読むかもと思っていたものを、
結構思い切って捨ててきたつもりでいた。

でも昨晩、思い立って断捨離をはじめたところ、
ごみ袋が5袋になり、いらない本は段ボール6箱になった。

なぜこんなことになってしまうのか。
やっぱり「もしかしたらいつか使うかも」
と捨てられなかったものが大半だった。

かなりスペースをとり、たまるととんでもない「害悪」になるのが本や資料。
「この本は仕事でいつか資料として使うかも」と思うと、
いつまでたっても捨てられない。
いつか使うかもなんていいつつ、多分5~6年放置している。
そもそもどうしても必要になれば、
簡単にアマゾンなどですぐ手に入る。
ならば必要な時にまた買えばいいだけの話で、
いつかなんて二度とこない可能性の方が高いから、
捨ててしまった方がよっぽどスッキリする。

私がこの10年ぐらい、
「いつか使うかも」といって保管し続けて、
今回思い切って捨てたものは、
国内外の旅行先でもらったパンフレット類や、
海外で買った写真資料集など。
特に海外のものは現地でしか手に入らないから、
「これは貴重だからとっておこう」と、
チベットやらネパールやらインドやら、
英語や中国語で書かれた資料を結構ためこんでいたが、
結局、今の今まで一度も使うことはなかった。
何かあったらネットで調べてしまうし、
そもそも英語や中国語で書いてあるので、
理解するのに時間がかかるし、
いや根本的にこれらの資料があること自体、
忘れてしまっているからだ。
いらないじゃないか。

ミスチル桜井氏の雑誌インタビュー記事を集めていた時期もあり、
これも膨大な量だったが今回捨てた。
以前、あまりにも多いので、
該当するインタビューページ部分だけ切り抜いて、あとは捨てたが、
それでもかなりの量だった。
でもそれを読み返すことなくもう何年も過ぎた。
キリがない。
捨てた。

古いものだけでなく新しい本も。
興味があって買っておいたけど、
はじめの数ページ読んだら、なんかおもしろくない。
でもいつかは読まなければと放置してあった数十冊。

でもその「いつか」は二度と訪れる気配はなく、
「いつか読まなきゃ」と思いながら、
どんどん新しい本を買っては読んでおくからたまる一方。
そう、いつか読もうなんて本はまず読まないのだ。
読む必要性があった時に買えばいい。
ということでブックオフに引き取りにきてもらって売った。

マンガのドラゴンボール全巻売ったのもこれで2回目になる。
以前、自分で全巻買い集めた。
大事にずっととっておいたが、読み返すことはないので売った。
その数年後になってまた読みたくなったので、
弟からゆずってもらった。
全部読み返した後、ずっととっておいたが、
もう何年も読み返すことはないので売った。

読みたいと思ったらマンガ喫茶でもいけばいいし、
誰かから借りてもいいし、買えばいいのだ。
「そんなのもったいないじゃないか!」と思うかもしれないが、
何年も先に読み返したくなるかもしれないという、
非常に確率の低い事象のために、
狭い家の中にそれだけのスペースを割く方がどれだけもったいないことか。
そのスペースを空けて、大地震頻発の今、
備蓄の水や食料でも置いておくスペースにした方がはるかにいい。

本はルールを決めておいた方がいい。
たとえば3カ月放置した本は売るとか、
すごく気に入った愛読書でも1年、読み返さなかったら売るとか。

あとこれだけ私の中でゴミが出たのは、
やはり仕事関係のもの。
私の仕事は紙物の制作物が多いので、
自分がかかわった制作物が全部とっておくと、
どんどん永遠にたまり続けていく。

でも仕事関係のもの、ましてや自分がかかわったものって、
なかなか捨てられないじゃないですか。
そういってとっておいたら、膨大な量になって、
しかも1部だけじゃなく念のためとかいって、
2部とか3部とかとっておくと、荷物も倍になってしまう。
そこでだいぶ処分することにした。

とっておいたところで古い制作物を見返すことも、
見せることもまずない。
最近のものはゲラではなくPDFでのやりとりなので、
データとして残っている。
だったらいらないんじゃない?
直近のものと、自分の著書以外はほとんど捨てた。
でないとこの先も仕事をしている限り、
増え続けてしまうから。

そんなわけでものすごくスッキリした。
スッキリすると気分がいいだけでなく、
必要なものがすぐ取り出せ、
探す時間のロスがなくなるので、
日々の仕事効率もよくなりストレスも少なくなる。

また物を捨てることで新しい物を入れることができる。
昨年子供が生まれたので、
子供関係のものがどんどん増えていくけど、
自分の不要なものを捨てない限り、
家がごちゃごちゃになってしまう。

じゃあ広い家に引っ越すかなんて、
そんなのあまりに金銭面で現実的ではない。
見返せばいらないものがいっぱい。
それを捨てれば十分対処できるのだ。

何度もブログで勧めてますが、
うっかりするとすぐ物はたまってしまいがち。
ぜひみなさんも「いつか使うかも」「念のためとっておこう」
というものは思い切って捨ててください。
捨てて後悔するのは100個のうち1個あるかないかの世界だから。

もったいないのは不要なものに取り囲まれたあなたの人生。
必要なものは昔と違って簡単に手に入る。
日本でも世界でも地震が頻発しており、
いつ訪れてもおかしくはない大地震への備蓄を、
しっかりしておくためにも、
また地震によりいらないものが雪崩をうって落ちてきて、
凶器にならないよう、
できる限り物を捨てるのが人生好転の秘訣かと思います。

そんなこといっても捨てられない!
という方は、このどちらかの本を読むことをおすすめします。

・「人生がときめく片づけの魔法」近藤 麻理恵著

・「トヨタの片づけ」OJTソリューションズ著

・大地震に備えたチェックリスト
http://kasakoblog.exblog.jp/15296828

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by kasakoblog | 2013-04-20 12:24 | 生き方

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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