2013年 05月 07日
横浜待機児童ゼロは嘘でなかった話とノマドだからできるイクメン生活
「かさこさんは自宅で自営で働いているんですか?
それじゃあランクは下がるんで、保育所入所は難しいかもしれません」といわれ、
ならば形式上、東京都内にでも事務所を借りてることにすれば、
ランクが上がって保育所に入れられるのかとか思ったりもしたが、
そんないかさまをしなくても、
0歳児のわが子の保育所入所が決まって驚いた。

「横浜市待機児童ゼロ」というニュースを見た時、
「うちは無理みたいですけど、
そういうのはカウントされないんですか?」と思ったが、
どうやらマジで横浜市はすごいみたい。
自宅で自営=ノマドをしている私ですら、
入れてもらえたのだから。

妻は職場に5月から復帰した。
そこで世間的にも表面的にも、
家で平日からぷらぷら遊んでいるとみられがちな、
暇なんでしょと思われがちなフリーランスの私に、
保育所の送り迎えの役回りが回ってきた。

今日も送り迎えに行けて、
ほんと会社を辞めてフリーになってよかったなと思った。
なぜなら会社に勤めていたら絶対にできないからだ。

でも不思議に思う。
私の仕事は会社員時代と何ら変わりはない。
やっている仕事の内容はまったく変わっていないのに、
会社員勤めを続けていたら、平日子供に接する時間は皆無なのに、
同じ仕事をしているのにフリーなら、送り迎えもできるし、
かなり一緒にいれる時間も多い。

もちろん100%在宅勤務なわけではなく、
仕事柄、打ち合わせや取材、出張なども多いので、
送り迎えができない日もあるが、
会社員だったら問答無用で不可能だったことに比べたら格段の差だ。
それにフリーになってから、
朝一のアポイントは極力入れないようにしている。
なぜなら朝は電車遅延リスクが多いからだ。
できるビジネスマンは朝一のアポイントを入れない。
通勤電車が朝、遅れるのは、確率としてかなり高い、
想定内のリスクだからだ。

ただ正社員時代とは異なり、働く時間帯は異なっている。
お迎えに行き、食事をさせ、お風呂に入れ、寝かしつけるまでの、
かなり難儀な夕方から夜にかけての時間帯は、
子供から手が離せなくて、仕事がしにくくなる。
21時ぐらいにやっと寝た後、
21時~24時ぐらいまで一仕事するスタイルに変わった。

でもそのおかげで子供が小さい頃に、
父親として育児にかかわれる(=イクメン)のはとてもうれしいことだ。
もし正社員のままなら、家を7時半過ぎに出て、
どんなに早くても帰ってくるのは20時か21時だから、
ほとんど子供と接する時間がない。

本来なら、フリーランスなんかじゃなくても、
正社員なら男性の育児休暇は認められている。
しかし2011年度の男性育休取得率は前年度の倍増で過去最高!
なんて騒いだところで、たったの2.63%。
制度の形がい化もいいところだ。
実際に今、正社員の男性が育休制度があったところで、
取得することは難しいだろう。

憲法違反している政治家が憲法改正を論じているように、
日本には契約観念や権利観念がまるでない。
法律や制度はお飾りに過ぎない。
制度があったところで実務上、
とても取れる雰囲気ではないのは、
現状の取得率低さをみればよくわかる。
というか有給休暇すらまともに消化させない日本企業が、
都合のいい時だけグローバルスタンダードを持ち出すくせに、
企業にとって都合の悪いことは欧米とは比較しない。

いや、もちろん「イクメン」なんて言ったところで、
母親に比べたら父親なんて手伝い程度に過ぎず、育児負担は少ないし、
母親の役割は圧倒的に父親よりも重要だと、個人的には思っているが、
だからといって母親だけに全部丸投げし、
父親がかかわる余地がないというのとは大きく違うかなと。

そういえば、紙幣をバラまいたから株価が上がって、
浮かれている安倍政権は、
正社員切りをするのが本当の目的なのに、
建前上はワークライフバランスを優先するためにと称して、
限定正社員なる名ばかり正社員、
実態は派遣社員を普及させようと画策しているらしい。

でもワークライフバランスうんぬんというなら、
正社員の在宅勤務化(ノマド化)を奨励すべきだ。
通信環境の発展やデジタル機器の高度化で、
家にいながら仕事ができる環境が十分整っている。
限定正社員とか限定じゃない正社員とか言っていないで、
スマホ普及時代に無意味な正社員の定時しばり、オフィスしばりなんかやめ、
在宅勤務を進めればいい。
そしたら無駄な通勤ラッシュも減るし、
男性も育児にかかわる時間もとりやすくなる。
男性の育児参加ができれば、
女性も育児か仕事かの二者択一を迫られることなく、
もっと選択肢が増えるのではないか。

そもそも「限定正社員」なる言葉が出てくる背景には、
いかに今の正社員が無限定に拘束されているかということに他ならない。
私のような職種の場合、
営業時間が決まっているリアル店舗の販売員でもないし、
時間拘束が重要な仕事の1つである警備員的な仕事でもないわけで、
別に正社員だろうがフリーだろうが、
定時しばりなんてまったく意味がないわけだ。
定時しばり無意味な職種から、
どんどん在宅勤務を進めていくことこそ、
ワークライフバランスの改善とか、
女性の社会進出支援とか、
待機児童問題の解消とかにつながるのではないか。

ただ在宅勤務に強烈な拒否反応をしている人がいるのはわかる。
なぜなら在宅勤務にすると、仕事内容の成果が、
露骨にわかってしまうからだ。
定時しばりなら、仕事をろくにしなくても会社に出社することが仕事になる。
仕事ができないせいで仕事が遅くても、
そのおかげで残業代が稼げたりもする。
会社にいさえすれば、仕事ができる人間に仕事を押しつけ、
さぼっていてもそれほど目立たない。

ところが在宅勤務になるとそうはいかなくなる。
会社にいる拘束時間で評価がされるのではなく、
仕事内容や仕事量そのもので評価されるようになってしまう。
だから仕事ができない人間やさぼっている人間にとって、
在宅勤務とは何が何でも阻止したい制度だろう。
台風だろうが原発事故が起きていようが、
けなげに定時に出社することが仕事という方が、
よっぽどラクだからだ。

だから日本って生産性が低いんだと思う。
本当の意味での成果で仕事を評価していない。
シビアに仕事内容で評価せず、
社内の受けの良さとか付き合いの良さみたいなことで評価しがち。
結果、無駄な社内調整、社内政治が増え、
成果物はたいしたことがないという悪循環を繰り返している。

中学生や高校生レベルと同じ話で、
教室に先生がいないと勉強ができずさぼってしまうような、
自己管理がきちんとできない人間にとって、
仕事の成果が客観的にわかってしまう在宅勤務は、
正社員切りされかねない材料を提供してしまうことになりかねない。

仕事の生産性という意味でも、いろんな意味でも、
できる職種から在宅勤務を進めたらいい。

※ただ女性陣に気をつけていただきたいのは、
他の家庭の夫と比べて、
「だれだれさん家の旦那さんはあんなに育児手伝ってるのに!」
みたいな比較によって怒り、夫に育児を強制させるように促すのは、
はっきりいって百害あって一利なし、
まったくの逆効果なので、やめた方がいいです。

育児に非協力的な男性をパートナーに選んでしまった、
自分の選球眼のなさを恨むしかないと思います。
自発的に育児に参加しない男性に、
無理やりさせても何もいいことはない。

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by kasakoblog | 2013-05-07 23:02 | 働き方


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