2013年 06月 05日
ブラック企業でもこれならまだ「許せる」2つの条件
1:給料が著しく高いこと
2:独立起業に結びつくこと
この2つのどちらかを満たしているなら、
ブラック企業でも働く選択肢としてはありかなと思う。

でも、今、問題になっているブラック企業って、
この2つのどちらも満たしていないところが多い。

例えば離職率がむちゃくちゃ高く、
拘束時間も長く、労働が過酷であっても、
営業成績がよければ、年功なんてまったく関係なく、
給与が平均より1.5倍から2倍ぐらいもらえるなら、
そういう働き方を選ぶのはありえる。

ブラック企業ではないといったワタミの渡邉美樹氏は、
短期間で大金稼いで独立資金をためるために、
佐川急便で1年働き、300万円の資本金を用意したという。

佐川急便といえば、サラ金の債務者にもいた。
サラ金の借金が山ほどあって、まともに働いたのでは返せないので、
「ブラック」であっても大金稼ごうと必死になって働き、
年収は1000万円を超えていた人がいた。

もちろん過酷労働・長時間拘束のため、
こんな働き方はまず3年ももたないし、体を壊すのがオチだが、
でもブラックなのに平均よりちょっと上ぐらいしか給与をくれない、
社員使い捨てブラック企業なんかで働くより意味がある。

もう1つは独立起業に結びつくこと。
例えば私が働いていた編集プロダクション業界は、
まさにブラックだらけだった。
過酷労働・長時間拘束・安月給の三拍子がそろっていた。

私がかつて働いていた編プロでは、
忙しい時には始発電車で帰宅し、定時に出社するという生活を、
2週間続けたことがあった。

言っている意味わかります?
定時は9時半。そこから翌朝の5時まで働く。
で、電車が動き出したので、家に帰ってシャワー浴びて2時間ぐらい寝て、
また9時半にくる。
仕事が忙しいから終電逃してタクシーで帰るなんて、
そんなこと自慢しているのはよほどの甘ちゃんだ。
ほんとに忙しかったら終電なんかで帰れないし、
そもそも自宅までタクシーで帰る経費を認めてくれる企業なんて、
どんだけ甘いかという話だ。

編プロはほんとしんどかったけど、
でもすべては自分のスキルになった。
昨年、フリーランスとして独立し、
いろんな仕事をして食べていけるのも、
過酷だったが編プロ時代の修行があったからだ。

次のキャリアのステップにつながるとか、
会社に頼らず独立して稼げるようになるとか、
そういうスキルやノウハウが学べるのなら、
ブラック企業であっても意味があると思う。

でもそういうブラック企業ばかりじゃない。
ブランド力のあるチェーン店で過酷勤務して、
独立したり、キャリアアップできる転職のスキルになるのだろうか?
大いに疑問だ。

そういえば昨晩から今朝にかけて和歌山の漁船に乗って、
漁師取材をしていた。
漁師って職種は企業ではなくても、
ものすごく「ブラック」な勤務環境なわけです。
過酷、長時間労働、深夜勤務、
漁船や漁具に莫大な投資も必要になる。
私含め取材班は5時間ぐらいまでは平気だったが、
その後は船酔いで完全ノックアウトだったが、
漁師は1人、漁を徹夜で続けていた。

この時しみじみ思ったわけです。
揺れる漁船という職場に比べたら、
通勤ラッシュの苦なんて屁でもないなと。

この漁師さんのお父さん、おじいちゃんは、
かつて町に原発計画が持ち込まれた際、
断固として反対し、計画を白紙に追いやった人たち。
原発に反対したある漁師さんは、
「漁師は確かにしんどいけん、
自分の腕次第で、自分のやった分だけ金になりよる。
それに短期間でばっと稼げば、遊んで暮らせる期間も長い」
と話していた。

勤務環境が「ブラック」だったとしても、
それに見合った対価があり、
かつがんばればがんばった分だけ自分の技術や経験になるなら、
「ブラック」でも働く選択肢にはなりえる。
しかも会社から命令されてやらされているわけではなく、
自分が好きで望んでやっているのだから。

さて今のブラック企業で働いて、
平均より1.5倍~2倍もの給与がもらえるといった、
金銭的インセンティブがあるのか。
安月給でもそれが独立するスキルになる経験になるのか。
この2つのどちらもないブラック企業って、
人間を使い捨てのゴミとしか思っていないってことだろう。
いくらでも代わりはいる。
いらなければ捨て、代わりを雇えばいいという。

でもそんな企業でも働いてしまう人がいる。
どうせ過酷労働するなら、金になるか、独立スキルが得られるか、
そのどちらかが得られる企業で働くべきだと思う。

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by kasakoblog | 2013-06-05 08:12 | 働き方


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