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子供がジャマだと思う時

あ~、子供がいるせいで、あれもできない、これもできない。
自分の時間がない!
そんな風に思う人も多いのではないか。
中にはそれでノイローゼになってしまう人もいるだろう。

私には1歳過ぎた子供がいる。
死産、流産のあとの「3度目の子供」で、
もはや子供は無理だとあきらめかけてきた時にできた子供なので、
さすがにジャマだとまでは思わない。

でも、仕事もやることいっぱい。
映画関連で編集作業、宣伝動画作成、チラシ作成、
パンフレット作成、映画ホームページの更新作業に加え、
自分で自主上映会開催することになったもんだから、
もうやることいっぱいで発狂しそうな時に、
まして家で仕事をしているので、そんな時に、
子供の面倒を見ざるをえない場面に度々遭遇すると、
ああ、困ったなと思うことはある。

ましてやまだ1歳だから意志表示がしっかりできるわけでもなく、
一人で遊ぶといっても限界があり、そばで見ていなくてはならないし、
場合によってはずっとだっこしてなきゃならない。

でも、思うんです。
こんな風にして子供と一緒にいられる時間ってどれだけあるんだろう?
こんな風にだっこしてって甘えてくれるのはあとどのぐらいなんだろう?

半年前に子供を撮った写真を見た。
今とはぜんぜん違う。
さらに小さいし、顔つきもちょっと違う。
そんな写真を見ると、永遠にも思える手間のかかる子育てが、
実はあっという間に終わってしまうんじゃないかと思えてくる。
半年前までは意味不明な夜中の泣き叫びとかあったけど、
今はもうほとんどない。
つい最近まで当たり前だったことが、あっという間に変わってきてる。
もう二度と訪れることのない時間を過ごしているんだなと。

「かさこマガジン3」を希望した人にメール便を出すため、
ヤマト運輸の人に来てもらった。
子供が泣き叫ぶので、だっこで出迎えた。
するとヤマトの人がこんなことを言う。
「いいですね!このぐらいが一番かわいいんですよ!
うちなんかもう小学校4年生で生意気なんですから」

ああ、小学校なんかに行くようになったら、
こんな風に相手にすることも少なくなるんだろうなと思ったら、
目先の仕事や目先のやることだけに追われて、子供がジャマだなんて、
そんな情けないこと思っている場合じゃないなって思ったりもする。

熱海城の清掃のおばちゃんが、子供を連れているのを見て、
「子供は手のかかる時が大変だけど一番かわいいんですよ。
手がかからなくなったらね・・・」と、
とってもさみしそうな表情をしていたのが印象的だった。
今は早く大きくなって、一人で何でもできるようになってくれ!
そしたら自分の時間が増えるのに、なんて思っているけど、
逆にそんな時期になったら、
「ああ、子供が小さい頃にもっと一緒にいてあげればよかった」
なんて後悔するかもしれないと。

ついついアマゾンで子供向けのおもちゃを買ってしまう。
店で買うより安いし、品ぞろえが充実しているし、翌日にはすぐ届くからだ。
それは子供に喜んでほしいという思いもあるが、
心のどこかに「おもちゃで一人で遊んでくれれば、自分が構わなくてすむ」
という気持ちがあったのではないかと、
子供がおもちゃに興味を示さず、構ってくれとせがんでいるのを見て、
気づいてしまったりもする。

子供はジャマかもしれない。
そのせいで時間がないかもしれない。
でももう二度と経験できることのない時間を過ごしていると思えば、
子供に接する気持ちが変わるのではないだろうか。

またむちゃくちゃおすすめするという感じではないけど、
子育てママで時間がないのに苦しんでいたけど、
うまく時間をやりくりしたという本
「「時間がない」から、なんでもできる!」吉田穂波著を参考にしてもいいかもしれない。
あまりマネできる感じではないし、具体的なアドバイスというより、
心構え的な多い内容だけど、子育てに追われるママさんには、
少しの参考材料になるかもしれない。

時間は戻らない。
そして人生の時間もそう長くはない。
だから今を嘆くより、今しかできないことを大切にしたい。

「「時間がない」から、なんでもできる!」吉田穂波著

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by kasakoblog | 2013-11-04 22:42 | 生き方

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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