2013年 12月 15日
コスト削減のためにプロに頼まないから後で出費がかさむ~プロに頼むのは転ばぬ先の杖
デジタルカメラの普及で、誰もが簡単にそれなりの写真を撮れるようになった。
そのため紙媒体の冊子の制作をしていると、コストを削減するため、
「撮影(カメラマン)は不要です。社内で撮影しますから」なんてところも結構ある。

写真によってはわざわざプロのカメラマンなんか頼まず、
別に一眼レフでもある必要もなく、
一般の人がスマホで撮影した写真でも十分なこともあるが、
いくらデジタルになったからといって、
被写体によっては素人では撮影が難しいものもあり、
また表紙とかそれなりに大きなサイズで使う場合には、
やはりプロの力を活用した方がよい。

数か月前のこと。
ある冊子の制作をしていたのだが、
イベント開催情報を載せたいというので、
「カメラマン手配した方がよいですよ」とアドバイスして、見積もりも出したのだが、
「そんなもん、社内の人間でも簡単に撮れるよ!」と思ったのか、
カメラマンは不要と断られた。
大丈夫かな、別にこっちに頼まなくても、
ちゃんとしたカメラマンを頼んでくれればいいんだけどと思ったのだが、
社内で撮影したらしく、上がってきた写真がひどかった。

構図がひどくてもトリミングすればなんとかなるのだが、
会場が暗かったせいかブレブレなのだ。
これではどうやってもごまかしようがない。
しかもイベントだから撮り直しというわけにもいかない。
せっかくお金をかけて冊子を作るのに、
読者のアイキャッチとなる写真がひどいと、
いくらそこに書いてある文章が素晴らしくても、
読まれなくなってしまったり、冊子自体のクオリティを疑われてしまう。
あの時、数万円の金をけちらず、ちゃんとカメラマン頼んでおけばよかったのに、
と思ったところで後の祭りだ。

一番怖いのは自分には何ができて、何ができないかをわかっていないこと。
今回の件でいえば、暗い会場でのイベント撮影は難しいけど、
屋外で晴れた日に景色を撮影するぐらいだったら、
よほど変な撮り方をしない限り、誰だってそれなりに撮影できる。
何ができて、何ができないのかをわかっていれば、
これは自分でやって、これはプロに頼もうと判断できるのだが、
それがわからないのに、「このぐらいの写真だったら撮れる」と勝手に判断してしまうと、
後で面倒なことになり、結果、追加で費用を払わなくてはならなかったりとか、
質が下がってしまったりだとかになってしまう。

別に予算が第一でクオリティはどうでもいいというならそれでいい。
自分で撮影したらへぼいのはわかっているけど、
プロに頼む費用はどうやっても出せないから仕方がないと、
理解しているなら何の問題もない。
でもそうじゃない場合がやっかいだ。

私なんかもわりとなんでもやろうとしてしまう。
でも後で面倒なことになるなら、
ここはちゃんとデザイナーに頼んだ方がいいとか、
今回はカメライターではなく、ライターに集中して、
撮影はカメラマンを手配して任せようとかするようにしている。

パソコンとデジタル機器とソフトがあれば、
素人でも何でもできるような錯覚をしてしまいがちだが、
ある程度まではできても、やはりプロとアマには境界があって、
ここまでのものを作るならちゃんとプロに頼んだ方がいいという線がある。
その点をプロのアドバイスを聞いて判断できるかどうか。

外注に出せば金がかかるけど、
プロに頼めば、その分、自分の時間を節約できたり、
自分がやる以上の質でできたり、
現場で予想される問題に事前に対処してくれたりする。
プロに頼むことはいわば転ばぬ先の杖なのだ。

少しでもコスト削減すると担当者が評価されるような、
社風がよくないのかもしれないが、
名目のコストでは測れない損失も考えて、
社内でやるのかプロに頼むのか考えた方がよいと思う。

ちなみに「かさこマガジン」は編集・撮影・執筆すべて私ですが、
デザインは毎回プロのデザイナーにお願いしてます。
自分でパワポでかなり精緻なラフを作っているので、
「ひょっとして自分でやれるんじゃないか。
その分、コストが浮くんじゃないか」なんて思ったこともあるけど、
そこをケチるのは本末転倒だし、
何より実作業をプロに任せて、自分の時間が浮く分、
その間に別の仕事ができる方がいいよなと思っています。

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by kasakoblog | 2013-12-15 22:49 | 働き方


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