好きを仕事にする大人塾「かさこ塾」塾長・カメライター・セルフマガジン編集者かさこのブログ

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2014年 03月 07日

映画「シロウオ~原発立地を断念させた町」見た人からの感想と監督コメント

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原発計画を断念させた和歌山と徳島を舞台にしたドキュメンタリー映画、
「シロウオ~原発立地を断念させた町」が2014年より公開。
1月18日武蔵小金井、1月25日横浜鶴見の上映会を見た方のアンケートから、
主だった感想とそれについてのかさこ監督のコメントを紹介します。
※『奔流』第12号より一部流用
(ネタバレ注意)

<今後の上映情報>
3/15江古田、3/22錦糸町、大阪中津、3/23長野飯山、4/13阿佐ヶ谷で上映!
詳細http://kasakoblog.exblog.jp/21746441/

<アンケート概要>
・武蔵小金井 来場者数284名 アンケート回答者170名
よかった146名 普通13名 つまらなかった1名 未回答10名
・横浜鶴見 来場者数231名 アンケート回答者186名
よかった149名 普通23名 つまらなかった1名 未回答13名

<感想>
●インタビューの積み重ね。語る人の気持ちに同調して、思わず涙が出ていた。40代・女性
→私は100回以上見ていますが、何度見ても涙してしまいます。

●自主映画のドキュメンタリーというと、映像が荒く、音も聞き取りにくく、
一言で言うと「ショボイ」ものが多いですが、これは素晴らしくきれいでした。
40代・女性
→ありがとうございます。監督は映画の素人ですが、
カメラマン、録音はともにプロに頼んで制作しました。

●元教員・鈴木さんの言葉がずしりと響きました。
「もうお上にはだまされない」。平和にのんきに育ってきた私ですが、
しっかりと受け止めて行動に移したいと思います。30代・女性

http://www.youtube.com/watch?v=PEA83PueKDI
→戦争を経験した方の言葉には重みがありますよね。

●シロウオを食べるのがかわいそうだけど、
おいしいと話していた女性が印象的だった。40代・女性
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→シロウオの天ぷらは特においしかったです!
映画の登場人物の中で「食は命の源」という話をしていた方がいましたが、
原発を阻止したからこそ、おどり食いもできるのだと思います。

●3・11以降なら「原発反対」を唱えることは容易である。
しかしそのはるか以前に反対を押し通した地域があったことは尊敬に値する。
60代・男性
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→私も福島原発事故があったから、原発に反対していますが、
事故が起きる30年以上も前に、原発の危険性に気づき、
計画を阻止した住民がいることに何より驚きました。
しかしそれよりも驚くべきことは、福島で事故が起きたにもかかわらず、
まだ原発を推進している人が多いことです(苦笑)。

●小学6年生の中に福島県から来た転校生がいました。
彼女もまた原発の被害者でした。「福島にこの前、行きました。人も何もない。
原発で誰もいなくなってしまった。ただ、ただ涙が出た」。
彼女はそう言っていました。この映画を見て、(原発計画を阻止した町があったので)
彼女のような人が少しでも少なくなったと感じ、とてもうれしかったです。
これからの日本を作っていく身として、このようなこともきちんと考えていきたいと思います。
中学生・女性
→中学生がこんなにしっかりした意見を書いているのに、
今の大人ときたら目先の利益ばかり追い求めて、人によっては原発問題に無関心……。
原発再稼働の是非は、子どもたちにも議論に加わってもらった方が良さそうです。

●せっかくですからクエ鍋も見たかったです。50代・女性
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→クエ鍋も撮影したのですが、おいしくて食べちゃいました。
本編には収録しませんでしたが。
映画パンフレットに写真を載せましたので、それで勘弁いただければ。

●タイトルがなぜ「シロウオ」なのか、全体的に見て少し不明。30代・女性
→「シロウオ」の意味は、監督の私とプロデューサーとでは解釈が違っています(笑)。
見た方それぞれの解釈があっていいと思っています。

●原発賛成者の意見も聞きたかった。60代・男性
→アプローチしましたが、残念ながら登場していただけませんでした。
福島原発事故が起きた今、「私は賛成でした」と堂々と言える人は少ないようです。

●私がカンヌの審査員ならパルムドールを与えます。
素晴らしい作品です。40代・男性
→ぜひカンヌの審査員になっていただけたらありがたいです(笑)。

●もう少し具体的な反対運動の様子を知りたかった。40代・女性
→映画は印象的な話にとどめました。
反対運動の様子は書籍『原発を拒み続けた和歌山の記録』(寿郎社)などをご覧ください。

●原発立地を断念させた町がこんなにたくさんあることに驚きました。30代・女性
→私も34カ所もあるなんて、今までまったく知りませんでした。やればできるんですね。

●盛り上がりのないところがよかった。50代・男性
→終始、淡々とした映画ですが、そこの良さを理解していただき、制作者としてうれしく思います。
「盛り上がりに欠ける」という意見もいくつか頂戴しました。

●多くの人々が登場することで、主人公なき戦いの勝利が浮き彫りになっている。
ただインタビューはいささか長いので、説明的になっているのが少し残念です。
50代・男性
→原発反対運動に関わっている何人かから
「反対運動に英雄はいらない。みんなの力が大切なんだ」という言葉を聞き、
まさにご指摘の通りだと思いました。

●小出先生の「水着ショット」が新鮮でした!50代・女性
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→これが本作品の一番のスクープ映像です(笑)。

●どちらかと言えば、原発推進派ですが、今回の映画を見て、
少し考えが変わったかも知れません。40代・男性
→この映画を見たことで、原発について改めて考えるきっかけになればうれしいです。

●まったく入ってこない。ただ長い。前半は特にだるい。
2つのエリアをいったりきたり。40代・男性
→エリアはいったりきたりせず、前半は徳島で後半は和歌山だったのですが、
いったりきたりと見えてしまったのですね。そのためにテロップも入れたのですが……。

●気負うことなく、現地の方の声を淡々と紹介するだけのシンプルな構成でしたけど、
それがかえって心に響きました。年齢不明・女性
→住民の生の声を聞いてもらいたいとの思い、技巧にこだわることなく構成を心掛けました。

●映画全体の流れをもう少しなめらかにするために、
ナレーションや発言を補うテロップなどをもう少し加えると、
より全体がわかりやすくなると思いました。40代・男性
→ナレーションやテロップが少ないのがよかったとの意見もありましたし、
テロップをもっと減らした方がいいという意見もいただきました。
逆にもっとテロップがあった方がいいとの意見もいただきました。
今回は私の一存でナレーション、テロップを少なくする方がよいとの判断をさせていただきました。
好みの問題もあるので難しいですね。

●福島の人には見せられないと思いました。60代・男性
→福島の人にはつらい話かもしれませんが、
福島の方で見てくださった人も多く、感想もいただいています。

●故郷・富岡町に建設前に原発を止めることができていれば、との思いをぬぐえない。
私自身、被害当事者となった今、我が子たちへの贖罪の意味も込め、
正面から取り組みたいと思いを新たにする機会をいただき、感謝いたします。
40代・男性
→つらい立場だと思いますが、被害者だからこそ国や企業に言えることもあると思います。

●原発がなければ、私にも安心して帰れる場所があったと心底思いました。
もう過去は変えることはできない事実を受け止めなくてはならないのです。
30代・女性
→当たり前にあるはずの故郷を失ってしまう恐ろしさ。
自然豊かな日本という故郷を守るために、3・11後、
私たちは何をすべきなのか、考えていきたいと思います。

●初監督作品とは思えないくらい見事な構成だったと思います。
40代・女性
→ほめていただき、うれしく思います。構成がダメだという人もいましたので(笑)。

●紀伊の海の輝きがまぶしく、阿南・日高のみなさまの堂々と誇り高い姿は素晴らしいです。
比べるのはあまりにつらいですが、福島の海はみじめで、あわれで、悲しすぎる現状です。
人々の顔にはぬぐえないかげりが、はがしようもなくはりついてしまっていて、
原発を権力と金力に売り渡してしまったものの大きさ、
取りかえしのつかなさを改めて痛感します。50代・女性
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→福島の過ちを繰り返してはならない。そんな想いで、この映画を作りました。
今も原発立地地域では、再稼働に賛成する住民も多いと聞きます。
この映画を見て、本当に原発を動かすことが地域の幸せになるのか、
考えてほしいと思っています。

●豊かな自然、その自然とともにある生活。故郷と子孫を愛する心。
これらが原発立地を止めた力になったと思った。
60代・女性
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→和歌山、徳島の人たちはこの気持ちが人一倍強かったんだと思います。

●感動的な映画でした。再稼働賛成の人たちに見てもらいたいと思いました。
60代・女性
→どうしたら賛成派の人たちに見てもらえるかが悩ましい問題です。

●監督はほんとに映画を撮りたかったのだろうか。
映画として表現したいのであれば、もっと映像の勉強をすべきではないだろうか。
40代・女性
→鋭い指摘に感服いたします。私は映画を撮りたいと思ったことは一度もありません。
なぜこの映画を撮ったのか。原発問題を多くの人に考え直してほしいと思ったからです。
映像の勉強をしていては原発再稼働されてしまいます。

●すべて現地市民の声を集める形で、大変説得力がありました。
スローな名曲を聴いているようで、話の一つ一つにしっかり向き合えました。
60代・男性
→派手さはないですが、名曲と評価していただき、うれしく思います。

●福島原発の被害のドキュメンタリーなどは時々見かけますが、こうして随分前から原発に反対し、
実際に原発建設を阻止してきた人々がたくさんいたことに感動し、励まされました。
40代・男性
→福島をテーマにした映画は多いのですが、
原発立地を断念させた町をテーマにした映画は2つしかありません。

●反対運動=敗北というイメージが刷り込まれている日本の人々にとって、
一つの正しい励ましとして広がってほしい映画だと思います。
30代・女性
→原発に反対して勝利した住民がいたということがあまり知られていないので、
多くの人に見てもらいたいと思います。

●原発だけの問題ではないのですが、ありふれた日常が本当にありがたく、
貴重なものになってしまったことを痛感させられます。
30代・男性
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→原発に限らず、目先の利益のために大切なものを壊しているような気がします。
でも人の力によって守ることもできるのだという励みになればと思います。

●当たり前のことをわかってもらうことは本当に難しいことですね。
よくここまで完成させたと思います。終わりの音楽は素晴らしいです。
70代・男性
→エンディングテーマ曲は日本を代表する作曲家である岩代太郎氏によるものです。
東日本大震災復興プロジェクト『魂の歌』というCDアルバムに収録されています。

●もっと多数の人が見れるよう、上映機会を多くしてください。
70代・男性
→ぜひ自主上映会を開催していただければと思います。

・・・・・・
いかがでしたでしょうか。
原発再稼働が焦点となる今、過去に原発計画を阻止した住民の声を収録した映画を、
ぜひご覧いただければと思います。(監督かさこ)

2014/1/18武蔵小金井での映画「シロウオ~原発立地を断念させた町」上映会を
見ていただいたお客様より感想をブログに書いていただきました。
もらい泣きしてしまうほどの感想でしたので、よかったらお読みください。
http://teizanne.exblog.jp/21868000/

・映画公式ホームページ
http://www.kasako.com/eiga1.html


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by kasakoblog | 2014-03-07 22:48 | 東日本大震災・原発


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