2014年 04月 29日
なぜネットワークビジネス(マルチ商法)が怪しまれるのか~時代錯誤なピラミッド報酬方式
ネットで販売しないから。
その製品が素晴らしいのであれば、口コミだけでなくネットで販売すればいい。
直販でもいいし、まともな販売業者(アマゾンなど)に商品をおろせばいい。
それができないなら、そのネットワークビジネス企業は、
怪しい企業という烙印を押されても仕方がない。

年金不安、会社不安を煽ることで、甘い罠に誘い込む手口として、
投資と並んで流行っているのがネットワークビジネス(マルチ商法)だ。

日本司法支援センター「法テラス」によると、マルチ商法とは、

商品・権利の販売形態をとりながら、
販売組織の会員がリクルートを通して組織を自己増殖させ、
下位の会員からの金員のバックマージンを受け取るシステムにより、
ごく少数の上位の人が多大な金銭を手にする組織的な商法。
マルチ・レベル・マーケティング(多階層販売方式)の略です。
ネットワークビジネスともいいますが、マルチ商法です。
ピラミッド型の組織が一般的であり、会員としてのレベルが上がれば、
下のレベルの会員からのマージンが増えていく仕組となっています。

と解説されている。

http://www.houterasu.or.jp/service/shouhishahigai/multi/faq2.html

先日、ネットワークビジネスをしている人にお会いした。
この人はとても「いい人」だった。
というのも私をマルチ商法に誘い込もうということは一切しなかったし、
はじめて会った時にもマルチの誘いはまったくなかった。
していることすら言わなかった。
おもしろい経歴を持っていたので、マルチの人と知らず、取材をしたのだが、
その話の中で今、ネットワークビジネスをしていることを話してくれた。

その中で彼はこんな悩みを抱えていた。
「なぜネットワークビジネスというと、
90%以上の人が怪しいと思うのでしょうか?」と。

彼はまじめにこの企業が販売する商品が素晴らしいと惚れ込んで販売をしている。
でも人から怪しいと思われるのがイヤなので、
強引な勧誘などは一切せず、興味のある人にしか案内していない。
それでも「ネットワークビジネス」という言葉が出た途端、
人でなしのように見られてしまうことに苦慮していたようだ。

本当に製品が素晴らしいのであれば、やるべきことは簡単。
ネットで直販すればいいんです。
それをせずにいつまでも口コミのみのピラミッド式の、
報酬システムになっているから怪しまれる。

インターネットが登場するまでは、
ネットワークビジネスの言い分というのはある意味、一理あった。

世の中にある製品は多額の宣伝費・営業費がかけられているため、
その分、値段が割高になっていたり、質が落ちていたりする。
そこで我々は素晴らしい製品を低価格で販売するために、
口コミのみの販売制度にして、宣伝・広告費を一切かけないと。

しかしインターネットが登場して、この言い分はもろくも崩れ去った。
口コミした人に多額の報酬を払うマルチ商法より、
いい製品ならネットで直販すればいいという話ですべては終わってしまう。

しかし彼らはネット直販したくない。
なぜなら「ネズミたち」に報酬が入らなくなってしまうからだ。
ネットワークビジネスの最大の問題点は、報酬がピラミッド方式(多階層方式)であること。
商品を紹介した人だけに手数料が入るのなら、
どこにでもある真っ当な販売店方式、代理店方式、アフィリエイト方式だが、
紹介した人を紹介した人、さらにはそのまた紹介した人にも、
マージンが入る仕組みになっているのは明らかに無駄なコストだ。

インターネットはあらゆる関係をフラットにし、
かつ意味のない中間業者を排除する力を持っている。
ネットがなくて、流通や情報が不透明な時代には、
その情報を知るために、間に何人もの人間が介在し、
そこに手数料が払われるのが当たり前だった。
でもネットが登場して、誰もが検索すれば、
情報源なり製品元にアクセスできるようになってしまった。

マルチ商法をしている企業の製品がそんなに素晴らしいのであれば、
ネットで直販すればいい。
もしくはネットで商品を紹介した人に手数料を払うアフィリエイト方式にすればいい。
紹介した人だけに手数料を払うのなら怪しくはない。

ところがマルチがマルチたるゆえんは、
ピラミッド組織で余計な人間にもキックバックがあることで、
「みんなが儲かる」「自由な人生を歩める」などと宣伝していることだ。
つまり商品購入者は紹介した人だけでなく、
その先、何人もの人間に手数料を支払うために、その分、割高な値段になっている。
「ネズミたち」の「自由」のために末端の購入者が余計なコストを支払わされているのだ。

「広告宣伝費がかさむから口コミだけにしている」と言いながら、
なぜ何人もの人にアホみたいに手数料を払う仕組みになっているのか。
本当に素晴らしい商品なら、口コミだけでなく、
アマゾンで販売するなり、自社ホームページで直販するなり、
アフィリエイターを募集するなり、ネットでばんばん拡販すればいい。
でもそれができない。
「ネズミたち」の既得権益に関わってしまうからだ。

いつまでも時代錯誤なピラミッド販売方式である限り、
ネットワークビジネスに関わる企業もその商品もそれをやっている人間も、
すべて怪しいと思われて当然だろう。

年金不安や会社不安は確かに存在する。
しかしだからといってその不安を解消するための手段が、
金融機関(胴元)だけがボロ儲けする手数料のバカ高い金融商品や、
ピラミッド方式で何人もの人間に無駄に金を払う、
ネットワークビジネスというのはおかしい。

不安を煽られて変な道に進んでしまい、
なけなしの預金や大事な知人を失わないよう気をつけたい。

<マルチの人の特徴>
・海外旅行や高級車やブランド品をやたら自慢。
・具体的な仕事の中身の話がほとんどない。
・ちょっとテンションのおかしい「仲間たち」の、
セミナーや合宿の集合写真ばかり掲載。

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by kasakoblog | 2014-04-29 20:24 | 働き方


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