2014年 05月 23日
歌が超下手だったのにカラオケ評論家として仕事をしている人インタビュー~好きこそ仕事にすべき
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好きなことを仕事にできるわけがない。
好きなことがあるけど、下手だから仕事になんかできない。
そんな言い訳を言う人は大勢いるが、
ぜひそういう方に紹介したい人がいるので取材してきた。
カラオケ評論家の唯野奈津実(ゆいのなつみ)さん(38歳)だ。

歌があまりに下手すぎて、周囲のひんしゅくを買い、
カラオケで歌っていると、演奏中止ボタンを押されたことも、
度々あったという唯野さんが、なぜ今カラオケ評論家として仕事ができているのか。話を聞いた。
(取材日:2014年5月22日)

1:歌は大好きだけど下手過ぎた
唯野さんがはじめてカラオケボックスに行ったのは中学3年生の時。
当時大流行していたKANの「愛は勝つ」を歌い始めたのだが、
一番を歌い終わる頃には、部屋中から失笑が巻き起こっていた。
音程めちゃめちゃ、伴奏無視。
とても聞いてはいられないほどの下手さだったという。

でも当の本人はまるで歌手になった気分で気持ちよく歌っていた。
カラオケにすっかりはまったものの、歌が下手過ぎて、
スリッパを投げられたり、演奏中に停止させられたり・・・・・・。
次第にカラオケ仲間もいなくなり、一人カラオケすることも多くなった。

2:大学に二度入り、卒業後はSEとして就職
カラオケは下手だったが数学はできた。
一人暮らしをしたいとの思いから、大学は、
生まれ育った岡山を離れ、大阪の関西大学工学部へ。
ところが大学合格という人生の目標を達してしまい、
喪失感にさいなまれて、引きこもりに。
せっかく大学に入学したのに、目標喪失状態で通うことができなくなり、
2年で大学を辞めてしまった。

その後、1年間、カラオケボックスでアルバイトしてお金をため、
心理学を勉強しようと、筑波大学第二学群人間学類に入学。
ただ大学入学後は、心理学の勉強より、
カラオケスナックでアルバイトをするのが楽しくて仕方がなかったという。
単位を取り終えると、毎日のように一人カラオケに行く日々。
とにかくカラオケが大好きだった。

でももちろんカラオケや歌が仕事になるなんて思いもせず、
2001年にSEとして一般企業に就職した。

3:歌が下手だからこそわかる真の歌の上達法メルマガ発刊!
その後は一般企業に就職するかたわら、
より歌がうまくなりたいと試行錯誤や研究を重ねていた。

そこで唯野さんはあることに気づいた。
「歌のうまい人が教えるカラオケ上達方法や、
ボイストレーニングのプロが教える上達方法はあっても、内容が難しいものばかり。
それに教える人がうますぎるので、下手な人がどこでつまずいてしまうか、わかっていない。
基礎的な情報がまったくない。
自分なら歌が下手だったからこそ、その下手からどうやって、
人並みに歌えるかを教えることができる!」

そう考えて、2005年当時流行っていたメルマガで、
「カラオケ上達実践バイブル」情報発信を始めることに。
自分が歌が超下手だからこそわかる、
かつカラオケ大好きだからこそわかる、
読者に簡単でわかりやすい情報提供を行った結果、
メルマガ部数は7000部にも達したという。

でもこの時、唯野さんは、カラオケ評論家として仕事をするために、
メルマガを始めたわけではなく、
ただただ自分のこれまでやってきたことや、
好きなカラオケの情報発信をしてみたいと思っただけだったという。

4:メルマガをベースに本を出版し、一躍カラオケ評論家に!
その後もカラオケが大好きがゆえに、もっとうまくなりたいという一心で、
様々な研究を重ねた結果、2009年頃にはカラオケ大会で優勝・入賞をするまでになった。
ちなみにカラオケがうまくなるポイントは、
1:自分の歌を録音して聴き直す
2:一人カラオケで練習する
とのこと。

またメルマガのカラオケの情報発信がおもしろいと話題になり、
「カラオケ上達100の裏ワザ」の出版が決まった。

出版を契機に、カラオケに詳しい専門家としてメディア出演依頼が急増。
思えば、中立的な存在でカラオケに詳しい専門家がいない。
カラオケ評論家として本格的に活動を始めることにした。

メディア出演、カラオケ関連の執筆、
カラオケメーカーにユーザー目線でのアドバイス、
メニュー開発やカラオケルームのプロデュース、
カラオケ大会の企画アドバイスなど、カラオケ関連の仕事が増えるになった。
2014年6月8日行われる「東京カラオケグランプリ2014」では、
イベントのプロデュースを手掛けることになった。

こうして歌が超下手だったけど、歌が、カラオケが大好きだった唯野さんは、
カラオケ評論家として好きが仕事になっているのだ。

<好きなことを情報発信すべき>
唯野さんは今までの経歴を振り返ってこんな風に言う。
「下手でも好きなことってものすごいパワーが出るんです。
我慢して嫌なことをしていたら仕事のパフォーマンスは落ちると思う。
だから多くの人に好きなことを仕事にしてほしい」

その方法はズバリ、好きなことをテーマに評論家と名乗り、
ネットで情報発信すること。
「私の場合は当時流行っていたメルマガがきっかけでした。
今ならブログでとりあえず100記事アップすることを目標に情報発信したらいい。
また好きを仕事にしたいのなら、ホームページを作成して、
ちゃんと顔写真も出し、連絡先も明記すればいい。
意外とそういう当たり前のことをしていない人が多いんですよね」

「私は特別なことは何もしていない。
誰もができる手段で情報発信をしただけ。
私の場合は好きなことがカラオケだったけど、
他の人もそれぞれ自分の好きなことで情報発信をすればいい。
やるか、やらないか。
人生たったそれだけで、人生が楽しくなるかどうかが決まる」

好きなことを仕事にする唯野さん流のノウハウについては
「スキマ評論家入門」に詳しく書かれており、
この本の内容は素晴らしく、私がかさこ塾で教えていることとも、
共通することが多いので、詳しく知りたい方はぜひこの本を読むといいと思う。

「多くの人が好きなことを仕事にして、それぞれが発揮したら、
社会はすごいことになるのに」と唯野さんが言っていったが、まさに私も同じ思いだ。

つい最近、こんな意見が私に寄せられた。
自分には特別な才能なんかない。いや多くの人がそう。
だから、かさこさんがブログで書いているように、
好きを仕事にするとか無理なんじゃないか。
かさこさんが取り上げている人は、もともと才能や能力があったからではないか。
普通の人にはそんなことできるわけがないと

はっきりいってそれは言い訳だ。
自分自身と向き合わず、現状のラクな生活に安住し、
他人は特別で私は普通と思い込むことによる逃げの生き方だと思う。
それで人生楽しいならそれでいいけど、
もしそうでないなら、真剣に人生と自分と向き合い、
好きなことで情報発信してみたらいい。
ブログで100記事書いてみたらいい。

唯野さんの事例を見ればわかる通り、
歌やカラオケは好きだったけど、めちゃくちゃ下手だった人が好きを仕事にしている。
しかも謙遜とかではなく、普通レベルでもなく、かなりの下手なレベルだった。
それでも好きだからこそうまくなりたいと続けた結果、それが仕事になっている。
「才能とは持続する情熱」。
先天的な才能の有無なんて関係ない。
ただそれを言い訳にして、知りもしないのに、
勝手に自分に自分は才能はないと決めつけ、
自分の人生の選択肢を狭めているだけだ。

社会や会社に不満があるなら、
好きなことでネットで情報発信してみればいい。
お金もかからない。誰もができる。難しいことは何もない。
それで自分の好きなことを仕事にしている人がいる。
唯野さんの言うように「やるか、やらないか」。
ただそれだけだと思う。

好きなことならすさまじいパワーを発揮できる。
イヤイヤ仕事している人間からサービスを受けたくないし、
そんな人間の会社の商品なんて買いたくもない。
イヤイヤ仕事をしている人間が多いから、机上の空論で、
ユーザーからかい離した商品やサービスが横行しているんだと思う。

自分に言い訳している人って、自分が不老不死とでも思い込んでいるんじゃないか。
人生いつまでも続くと勘違いしているんじゃないか。

自然災害や戦争やテロや事故などで、
人生がいきなり終わってしまう可能性がある時代。
生きている貴重な時間を大切にして、
「死を想え」の気持ちで、自分の人生に真正面に向き合えば、
「才能がないから」なんて自分に言い訳しないと思う。

いつ死ぬかもわからない、たった一度の人生を楽しみたいのなら、
好きなことで情報発信をしよう。
好きなことをすればいい。
誰の人生でもない。あなた自身の人生なのだから。

・唯野さんの著書「スキマ評論家入門」

・唯野さんのホームページ
http://enjoysing.com/

・生き方・働き方コンテンツ(かさこワールド)
http://www.kasako.com/life.html

<お知らせ>
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by kasakoblog | 2014-05-23 00:46 | 生き方


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