代ゼミ20校閉鎖でわかる日本の衰退原因は原発再稼働しないことじゃなく人口減少
2014年 08月 25日
まるでカルト教団の教祖に頭に手を添えてもらわないと、
病気が治らないみたいな、トンデモ情報を本気で信じている、
信じられないビジネスマンが意外といるわけだが、
日本経済の衰退の原因は電気代の上昇でも原発再稼働しないからではなく、
少子化・人口減少であることが、
大手予備校の代々木ゼミナールが20校舎閉鎖を正式発表し、
400人もの希望退職も募るというニュースを見てもわかると思う。
未だに原発カルト教団が言っていることを、
まともなビジネスマンが信じていることに驚きなのだが、
日本の経済衰退原因のほぼ99%は人口減少にあるといっていい。
企業が海外移転するのは、原発再稼働しないで、
電気代が上がったからなんかではなく、
人口減少で、日本で作っても売れないから。
日本の経済成長率が思わしくないのは、
人口減少で経済規模が縮小しているから。
代ゼミのニュースでわかるように、
人口が減ったら校舎や先生はどんどん不要になり、
リストラしていくしかない。
これは国内で仕事をしている人すべてに言えることだ。
「原発に反対するなら代替電源はどうするんだ!」
という未だにバカが多いのだが、日本の人口は、
2010年 1億2806万人
↓
2030年 1億1662万人(マイナス1144万人)
↓
2048年 9913万人(マイナス2893万人)
↓
2060年 8674万人(マイナス4132万人)
のように減っていくと予想されている。
ということは代ゼミと同じように、
あらゆる商品もサービスも、
毎年どんどん需要が減少していくわけだ。
2030年に1000万人以上も人口が減ったら、
食糧もエネルギーも予備校も自動車もコンビニも居酒屋もスーパーも、
衣服も本も家もマンションもエステサービスも化粧品も冷蔵庫もテレビも、
ネットサービスもすべて2030年には1000万人分の需要が消えてなくなる。
1000万人ですよ。
代ゼミが20校閉鎖し、400人の首切りを決断したように、
今後、人口減少により、ますますこうしたニュースは増えてくる。
すべては人口減少が日本経済の衰退。
だから企業は見切りをつけて海外移転しているだけであって、
電気代が高いからなんかじゃない。
じゃあ原発再稼働すれば、代ゼミは20校も閉鎖しなくていいのか?
そんなわけはない。
原発再稼働したって人口はこの先1000万人減れば、
国内で商売している企業を助けることにはならない。
そしてこの先、代ゼミの校舎と同じように、
人口増加に合わせて作ってしまった無駄なハコモノは、
使わなくても維持費のために金がかかり、若い世代の負担増になってゆく。
全国の空き家率13・5%と過去最高を更新したというニュースがあったが、
使われなくなった施設が増えていき、ゴーストタウン化していく。
今になっても、アホみたいに、
原発再稼働すれば経済が活性化するとか、
政府が消費税増税で召し上げた税金で景気対策と称して、
税金バラまけば景気がよくなると思い込んでいる人が多いが、
すべては将来世代にツケを回しているだけで、何の問題の解決にもならない。
だからこそ代ゼミは先を見越して、早々と大胆な閉鎖を決めたのだろうし、
遊休地でホテル、商業施設、貸会議室を運営し、
人口ピラミッドの変化に合わせて、ハコモノの利用法を変えていっている。
もういい加減、原発カルト教団の洗脳から目を覚まし、
日本の経済が衰退するのは少子高齢化であり、
人口減少であることをちゃんと理解しておいた方がいい。
それがわかれば、電気代が上がったから企業が海外移転したなんていう、
カルト教団の教祖が空中浮遊したみたいなのと同じぐらい、
おかしな話に騙されなくなると思う。
よって今後ますます地方は衰退する。
衰退する地方を助けても税金の無駄。
都市部に人を寄せ集めて、人口密集した効率のよい経済圏を作るのが、
日本の生き残る道になるのではないか。
その意味では、東京だけは今後もますます経済発展するだろう。
なぜなら田舎者がどんどん集まってくるからだ。
いいか悪いかは別にして、
人口が減れば経済が衰退するのは当たり前。
企業が活動規模を縮小したり、
時代に合わせて業態変化をするのは当たり前の話。
それを未だ政治家に頼って、やれ原発だの景気対策だのって、
まがいものにすがって税金で延命措置をするから、余計に問題が深刻化する。
代ゼミを見習い、先を見据えた縮小・業態変化が、
みなさんが勤める企業でも迫られることになると思う。
そしてリストラ。
自分だけは大丈夫だと思っても10年後どうなるかわからない。
だからいつ会社を辞めさせられても、個人で食い扶持が確保できる力を身につける、
セルフブランディングが必要になっている。
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